USAを代表するキング・オブ・ライダースジャケット「LANGLITZ LEATHERS」とは? 代表モデルも紹介!
アメリカのレザーブランドの中でも異彩を放つ「ラングリッツ・レザーズ」。ブランドの成り立ちと世界中のバイク乗りを虜にするその魅力に迫る!
カスタムメイドが生み出す乗り手専用の機能美
「ラングリッツ・レザーズ」の圧倒的なオリジナリティの根源は、何よりも創業者であるロス・ラングリッツにある。
ロスが47年に小さなレザーショップ『ザ・レザーガーメントショップ』をオープンさせたことが歴史の始まり。小さなカスタムメイドのショップだからこそ、一人一人のバイク乗りの細かいオーダーに対応し、生産効率を無視したハイクオリティなレザープロダクツを造り続けていた。いまもファミリービジネスを継続することによって、ロスのスピリッツ、手法を頑なに守り続けている。
そして、ラングリッのプロダクツは一貫して“バイク乗りに特化したギア”であることにも注目したい。カスタムオーダーで乗り手の体に合わせたギアは動きやすく、疲れにくい。既製品にはない機能美がラングリッツの魅力なのだ。
「ときの流れに合わせて己を変えることなく、あくまでも一人一人のバイク乗りにとって機能的なレザージャケットであること」。
それこそが創業時から変わらないラングリッツのオリジナリティの真髄といえるだろう。
「ラングリッツ・レザーズ」創業者・ロス・ラングリッツ|創業者でありデザイナー。「フライング15MC」のプレジデントを務めるポートランドの顔役でもあった。写真で着用するジャケットは「レーシングK9」。当時オー ダーで誕生したモデルがいまも数多くラインアップされている。
オレゴン州ポートランドで熟練の職人によるハンドメイド
ラングリッツ・レザーズのモノ造りは、創業者のスピリッツを頑なに守りながら、創業時から変わらずポートランドの自社工場のみで生産し続けている。サイズオーダーやカスタムオーダーなど、1着1着がそれぞれ異なるため、同じモデルであっても微細な変化を具現化する技術が必要であり、ラングリッツ社が誇る熟練職人たちによって丁寧に生産されている。
裁断から縫製まで、生産の全工程を手作業で行う。キング・オブ・モーターサイクルジャケットのクオリティは職人の技術に支えられている。
体格や好みのパーツでカスタムが可能
ラングリッツでは基本設定のサイズオーダーに加え、オプションでパデッドや着脱式ボア、ポケットなどの装備の変更が可能。自分だけの一着を造ることができる。
Padded Pocket Columbia with Back Panel Pad
肩・肘・背中のパデッド、着脱式ボア、ベルトの装備を加えた、フルコースカスタムのコロンビア。重厚感の強い唯一無二のスタイルにアップデートされている。
ここからは代表的なモデルを紹介していいく。
創業時から続くダブルブレストライダース「Columbia」
肉厚なキドニーパッドがライダーのポジションをサポートするダブルライダース。奇を衒うことのない王道のスタイルは、創業時から現代まで大きく変更することなく、当時既にラングリッツのライダースが完成していたことを物語っている。
1947年に製造されたモデルを完全復刻「1947 Columbia」
創業時のコロンビアを再現したモデル。 ロングポイントのエリやナローなキドニーバン ド、アクションプリーツなしの背中の仕様など、スタンダードのコロンビアとはひと味異なるクラシカルな雰囲気が魅力だ。
ブランド設立前に造られたジャケットを復刻「Death’s Head Cascade」
創業前の45年、ロスがレース仲間に5着のみ製作した希少モデルがベース。オフセットしたフロントやセンタープリーツ、ダブルポイントのバックヨークなど、ほかに類を見ない独創性にあふれている。
レースをバックボーンにしたラングリッツの原点「Speedway Cascade」
写真に映るロスのレース仲間が着用したキャスケードを忠実に復刻。キャスケードのシンプルなデザインとパデッドの無骨なイメージをミックスした、ギアとしての機能美を追求した秀逸なデザイン。
オーダーから生まれたアヴィエータースタイル「Comstock」
1948年、写真のユーザーのデザインオーダーによって製作されたアビエイタースタイル。フロントの8ボタンが最大の特徴で、フロントの合わせが大きいため走行中の防風性が高い仕様となっている。
創業者が60年代に愛用した一着を再現「Ross’s 60’s Style Cascade」
ロスが着用し現存が確認される60sのキャスケードを復刻。ラングリッツ社が保管していたデットストックの部材を使用することで、ロスが捻り上げた当時の意匠を正確に再現している。
【問い合わせ】
ラングリッツ・ジャパン
TEL052-734-6918