お酒とおつまみで異なる⁉ダイエットを始める人が知っておくべき2つの脂肪肝とは?【痩せるお酒の飲み方】
毎日の飲酒は肝臓を脂肪肝へ導いていた!
肪肝には大きく分けて2つの種類があります。1つはお酒の飲みすぎ(アルコールの過剰摂取)による脂肪肝、もう1つはおつまみの食べすぎ(糖質の過剰摂取)による脂肪肝です。おつまみの食べすぎ、つまり糖質のとりすぎでなる脂肪肝を「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)」といいます。脂肪肝というとお酒の飲みすぎだけが原因だと思われがちですが、日本人は圧倒的にこのタイプが多いと言われています。
非アルコール性脂肪性肝疾患にも2通りあって、症状が軽くて改善しやすい「「単純性脂肪肝(NAFL)」と、肝硬変や肝臓がんに進行する可能性がある「非アルコール性脂肪肝炎(NASH)」があります。
後者の重症タイプは糖質が原因の脂肪肝のうち1~2割程度ですが、放っておくと深刻な病に発展します。アルコールのとりすぎでなる脂肪肝にも、同様に軽症タイプと重要タイプの「アルコール性脂肪肝炎(NASH)」があるので、いずれにしても脂肪肝は早期発見・早期治療が大切です。
また、アルコールが原因か糖質が原因かを見分けるには飲酒量が診断基準に。1日のアルコール摂取量が男性なら30g未満、女性なら20g未満だったら非アルコール性の脂肪肝の可能性が高くなります。ALT,ASTなどの数値もあわせて比較すると、アルコール性か非アルコール性かがかなり正確に判断できます。
出典:『内臓脂肪の名医が教える痩せるお酒の飲み方』