引き出しに眠る「過去のスコアカード」は宝の山! 伸び悩む100切りゴルファーが今すぐやるべき“メンタルバイアス分析”
スコアカードをただの「結果発表」で終わらせていませんか?
ラウンドが終わった後、スコアカードをゴルフバッグの底や引き出しに投げ入れたままにしていませんか?
もしそうなら、あなたは上達の最大のチャンスをドブに捨てています。
ハンデ18のカンちゃんは、1年間に回った18ラウンドのスコアカードをすべてきれいに保存していました。
そしてある日、それらを見返していたときに「ゴルフの不思議な秘密(バイアス)」に気がついたのです。
今回は、『ゴルフは気持ち』(いけうち誠一著)の第16話「うぬぼれは禁物」の中から、過去のスコアカードから「自分の技術」ではなく「自分の心の癖(メンタルのバイアス)」を暴き出す、目から鱗の分析術を紹介します。
1. カードを見返して浮き彫りになる「不都合な真実」
カンちゃんが18枚 of スコアカードを丁寧に分析して発見した秘密、それは驚くべきものでした。
絶好調で臨んだコンペ(ロイヤルCC):自信満々だったのに「102」の大叩き半月も練習なしで臨んだコンペ(松下TCC):不安だったのに自己ベスト「85」シングルの上級者と同組で緊張したラウンド(玉造CC):去年2番目の「88」
つまり、「やる前の調子が良い・悪いなんて全く当てにならない」「不安や不調を感じていた日のほうがスコアが良い」という明確なパターンがあったのです。
これは単なるカンちゃんの偶然ではなく、多くのアマチュアに共通する「メンタルバイアス」を証明しています。
2. あなたのカードから読み解く「2つの自滅サイン」
あなたも手元にある過去のスコアカードを集めて、以下の2つのポイントをチェックしてみてください。
①「パーやバーディーの直後」に大叩き(トリプルボギー以上)していないか?
ナイスショットやナイスパットの快感は、脳に「自分は上手い」といううぬぼれ(ドーパミン)を発生させます。
スコアカード上で、良いホールの直後に突然崩れている場合、それは「技術の欠如」ではなく、「うぬぼれによってハザードやOBが見えなくなり、強引に攻めた結果の自滅」です。
②「練習不足の日や天候不良の日」のスコアが意外とまとまっていないか?
「今日はハーフ50叩いても仕方ない」と諦めていた日のほうが、結果的に大崩れせず40台前半で回れているようなケースです。
これは「期待値(うぬぼれ)」が低いため、自然と安全なルートを選び、欲張らずに距離を合わせるパッティングに徹することができている証拠です。
まとめ:技術の練習よりも「自分の心の癖」を知るほうが先
多くのゴルファーは、スコアが悪いと「スイングの調子が悪かった」「ドライバーが曲がった」と技術のせいにしがちです。
しかし、スコアカードを複数枚並べて俯瞰すると、「自分がどのような精神状態のときに大叩きし、どのようなときに好スコアを出しているか」という精神的なバイアスがはっきりと見えてきます。
ゴルフはやってみなければ何が起こるか分からないゲームだからこそ、まずは自分の「うぬぼれのパターン」をスコアカードから客観的に把握すること。
スイングを改造する前に、引き出しの奥にあるスコアカードを取り出して、自分自身のゴルフメンタルと対話してみませんか?