【鎌倉 ショップレポ】鎌倉オルゴール堂 - ゆったりとした時間が流れる、音色に癒されるオルゴールの世界
江ノ電・長谷駅から徒歩約5分。長谷寺へ向かう道の手前に、大きなからくり時計と、蔵のような趣のある三角屋根の建物が現れます。ここが「鎌倉オルゴール堂」です。
北海道・小樽のオルゴール堂は聞いたことがある方も多いかもしれませんが、実は鎌倉にも店舗があります。今回は、その鎌倉オルゴール堂を実際に訪れてきたので、店内の様子をレポートします。
オルゴール堂の歩み
オルゴール堂は、北海道・小樽からスタートしました。
前身となる企業は、もともと家具店として営業しており、「音(オルゴール)」「光(ランプ)」「香り(アロマ)」の3つをコンセプトに商品を展開していました。その中でもオルゴールが特に人気を集めたことから、1989年にオルゴール専門店「小樽オルゴール堂」を開業します。
その後、認知度の向上とともに、「より多くの人にオルゴールの魅力を届けたい」という思いから道外への出店を検討。
歴史的建造物や寺院が立ち並び、どこか“古き良き雰囲気”を持つ鎌倉の街並みが小樽と通じるものがあることから、2009年に「鎌倉オルゴール堂」がオープンしました。
現在、オルゴール堂は北海道を中心に展開し、関東圏では鎌倉と横浜に店舗を構えています。地域限定の商品も多く、各地でオルゴールの魅力を届け続けています。
洗練されたオルゴールの世界
店内に一歩足を踏み入れると、ノスタルジックな空気に包まれます。高い天井には心地よいオルゴールの音色が響き、まるで博物館のような空間が広がっています。
シンプルな定番オルゴールをはじめ、ぬいぐるみタイプ、木彫り、壁掛けなど、さまざまなデザインがずらり。まさに専門店ならではの品ぞろえです。
その数は、約1,000種類・6,000点ほどにもなるそう。
中には鎌倉店限定の商品も多く、長谷寺にちなんだ紫陽花モチーフや、大仏をかたどったオルゴールなど、鎌倉土産にもぴったりなアイテムが並びます。
中でも定番商品は、中の機構が見えるシンプルなタイプ。曲のバリエーションが豊富なこともあり、選ぶ人が多いそうです。
気になった商品をいくつかご紹介
観覧車のオルゴールは、音楽に合わせてゴンドラが回転する仕掛け付き。見ているだけで楽しい一品です。
万華鏡オルゴールは、覗いている間だけ音楽が流れる仕組み。中のスパンコールがきらきらと輝き、思わず何度も覗きたくなります。
鎌倉の伝統工芸「鎌倉彫」を用いたオルゴールもあり、落ち着いた佇まいが印象的でした。
本物の花を使った壁掛けオルゴールは、紐を引くと音楽が流れるタイプ。インテリアとしても映えるデザインでした。
ぬいぐるみシリーズは見るからに目を引きます!特に小さめなキーホルダータイプは、小さなお子さんや学生さんに人気が高いそうです。筆者自身も、幼い頃に買ってもらった記憶がよみがえりました。
また、これ以外にも、サンリオやジブリ、ディズニーなど、さまざまなキャラクターオルゴールがありました。大きさやデザインも非常に豊富で、幅広い世代が楽しめるため、誰と訪れてもお気に入りが見つかりそうです。
オルゴールの歴史や種類
オルゴールは大きく分けて「シリンダー型」と「ディスク型」の2種類があります。
こちらがディスク型オルゴールです。ディスク表面に付いた突起が回転しながら櫛歯を弾き、音楽を奏でます。円盤を交換することで曲を変えられる仕組みは、まさにレコードのようです。
続いてこちらがシリンダー型オルゴール。櫛のように並んだ櫛歯が、筒状のシリンダーに付いた突起に当たることで音が生まれます。
これまでまじまじとオルゴールを見たことがなかった筆者ですが、音が鳴る仕組みを初めて知り、ワクワクが止まりませんでした。
もともとオルゴールは、貴族が音楽を楽しむための装置として誕生しましたが、蓄音機の普及により一時は存在感を薄めました。
その後、技術の進歩によってシリンダー型は量産が可能となり、ディスク型は次第に姿を消し、現在では貴重な存在となっています。当時はシリンダー型が貴重だったものの、現在はその立場が逆転しているというのは、なんとも不思議です。
さらに、オルゴールに記載されている数字にも意味があります。これはオルゴールのメカを示すもので、「18N」は鍵盤にあたる櫛歯が18本あることを表しています。一般的なオルゴールの多くは、この18Nのメカが使われているそうです。
櫛歯の本数が増えるほど、演奏できる音の幅が広がり、鳴奏時間も長くなります。その分、音質にも厚みが増し、より豊かで豪華な音色になるとか。
音声でお届けできないのが残念ですが、実際に音を聴いてみると、素人の筆者でもはっきりと分かる音質の違いがありました。オルゴールの奥深さに、思わず引き込まれてしまいました。
博物館のような店内と心配り
店内には商品だけでなく、アンティークのオルゴールも随所に展示されており、見応えがあります。どれも大変貴重なものだそう。小さなお子さんをお連れの際にはくれぐれもお気を付けくださいね。
また、奥には電話ボックスのような試聴スペースが設けられており、混雑時でも音色をしっかり楽しめる工夫がされていました。
その昔は、駅などの屋外にこういったボックスが設置されており、その中で音楽を聴いていたそうですよ。時代を感じさせますね。
オルゴール手作り体験とオーダーメイド
店内では、席が空いていれば予約不要でオルゴールの手作り体験ができます。
曲や本体を選び、好みのパーツを組み合わせる工程で、3,000〜4,000円ほど。旅の思い出作りにもぴったりです。
長期休みには、オルゴール作りをしに、ご家族で来店される方も多いそうですよ。
さらに、オルゴールはフルオーダーでの制作も可能。リストに掲載されている曲はもちろん、希望すればリスト外の楽曲も対応できる場合があるそうです(別途料金)。
関連商品も充実
オルゴールCDや、音符モチーフのアクセサリーなど、関連商品も豊富。ちょっとしたギフト選びにも重宝しそうです。
まとめ
可愛らしいものから重厚感のあるボックス型まで、種類豊富なオルゴールが揃う鎌倉オルゴール堂。自分用にもプレゼントやお土産用にも最適です。
専門店ならではの品ぞろえで、年齢を問わず楽しめ、思わず時間を忘れてしまいそうな空間が広がっています。
長谷寺観光の合間に立ち寄るのはもちろん、オルゴール作り体験を通して、心に残る時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。ぜひ実際に足を運び、音色と世界観を体感してみてください。
鎌倉オルゴール堂
営業時間
9:00~18:00
定休日
なし
電話番号
0467‐61‐1885
支払い方法
現金、カード、電子マネー、QR決済
アクセス
JR・江ノ電長谷駅より徒歩5分
住所:〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷3-10-33
駐車場:なし