札幌の大雪 12秒に1台ダンプが押し寄せた…!「次の冬までとけない」量をどうしている?
今年もたくさん降った雪。この雪、どこに行ったのか?調査しました。
多くの車がスタックし、高い雪の壁で見通しが悪くなる道もありました。
この冬も雪に悩まされた札幌市民ですが、札幌市雪対策室に聞いてみました。
「札幌市内から運ぶ雪につきましては、市内で排雪した雪の9割が雪堆積場に運ばれていまして、それ以外の1割は融雪施設に運ばれている状況になっています」と説明します。
排雪された雪の9割は雪堆積場に運ばれているとのことですが、2026年にどれだけの雪をダンプで運んだのでしょうか。
「イメージしにくいと思うんですが、大和ハウスプレミストドーム(札幌ドーム)12杯分の雪を運びました」
札幌市内の雪堆積場は81か所。
その中でも受け入れ量が1、2番となっているのが上篠路地区雪堆積場です。
札幌でも有数の巨大雪堆積場・上篠路雪堆積場へ向かいました。
30メートルの山!1日4100台のダンプ!
迎えてくれたのは、上篠路雪堆積場統括主任(丸彦渡辺建設)の井田智樹さんです。
「現在高さが30mあります。それでは早速行ってみましょうか」という井田さんの案内で、高さ30メートルの雪山の上へ特別に向かいました。
百聞は一見にしかず。
あたり一面が見渡せるほどの高さで、なんと18キロ先のプレミストドームも見えます。
2026年の雪山の高さについて井田さんは、「例年と同じくらいの高さになっているが、1月の大雪のときにダンプが押し寄せて非常に苦労しました」と振り返ります。
ダンプの往来は最大で1時間300台!12秒に1台の計算です…!
1日で4100台が来たのだといいます。
現在の体積は136万立方メートル。
「3月末までだと150万~160万立方メートル、札幌ドーム1杯分ぐらいの容量となります」と教えてくれました。
夏までかかってようやくとかす
そんな30メートルを超える雪山、この後はどうするのでしょうか。
4月から雪を溶かす作業が始まるといいますが…
井田さんは「このまま雪を置いておくと次の冬までにとけきらないので、ブルドーザーやバックホー等でかき混ぜながら、7月いっぱいまでかけてとかします」と説明します。
こうして降り積もった雪は除雪、排雪され、雪堆積場へと運ばれ、熱き思いの職人たちによってとかされていました。
なかには粗大ごみも
しかし、そんな雪堆積場で困った問題があります。
それが雪どけ後に出てくるゴミ。
ペットボトルだけでなく、タイヤや冷蔵庫が出てくることもあるそうです。
意外なルーツ
現在81か所ある雪堆積場ですが、札幌市内で初めて公認となった雪捨て場は実は大通公園だったってご存じですか?
1888年(明治21年)頃、札幌の街づくりが進む中で、馬ソリなどで運ばれた雪を捨てる公認の場所となったんです。
さらに、さっぽろ雪まつりも、かつて雪捨て場だった大通公園7丁目広場から始まったそうです。
やっかい者が観光資源に…雪まつりはそんなスタートを切っていたのですね。
取材・文:HBC報道部
編集:編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は、HBC「今日ドキッ!」放送時(2026年3月6日)の情報に基づきます。