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防災への関心を高めて!熱血防災士 山本純一さん(印西市在住)

チイコミ!

防災への関心を高めて!熱血防災士 山本純一さん(印西市在住)

印西市在住の防災士、山本純一さんは、東日本大震災の被災地を何度も巡ったことをきっかけに、伝承・教育・自助や共助の重要性を肌で感じ、日本中の皆さんに防災リテラシーを持ってもらいたいと活動しています。

全ての命が助かるための防災啓発を

活動では、特に若年層やファミリー層の防災への関心を高めたいとさまざまな取り組みに挑戦している山本さん。

活動内容は学校や企業、自治体などで行われる講座やセミナーをメインに、ペット災害対策、物品の設置、インクルーシブ防災(障害者や高齢者を含むあらゆる命を取り残さない考え方)を意識したイベント出店など多岐にわたります。

白井市のイベントにて防災ショップの出店
山武市の産業まつりにてインクルーシブ防災をテーマとした出店

昨年、山本さんは印西市立木刈中学校で「DIG」という学習方法(地図を使い防災対策を生徒同士で検討する訓練)を用いて授業を行いました。

木刈中学校での授業風景
木刈中学校でのDIGを用いた授業風景

学区内で災害時の危険箇所を、地図上で探し、学校付近の交通網や避難時に助けが必要な施設を記すグループワークを通して、町の防災のあり方を見える化するなどしました。

また防災啓発のため、自らデザインした防災自販機を印西市戸神地区に設置。

鮮やかな緑色のフォルムに漢字で大きく「防災自販機」と書かれ、振り仮名がつけられているのは、親子で防災に関心を持ち学ぶきっかけにしてほしいからとのこと。

軽量ライトや2年間保存できるパウチの保存水、人気のパン屋さん戸神ベーカリーの商品も販売しています。

防災自販機

印西市はペットと同居している人も多く、山本さんも犬と暮らし、ペット災害危機管理士でもあることから、ペット防災の重要性をSNS上で発信。

3月には対面での講座を実施予定で、将来的には飼い主と共に寝泊り可能な専用避難所の設置を目指し、他県の防災士と連携して署名活動をしています。

印西社会福祉協議会での防災講習

防災意識を日常化 今すぐできる防災

1月の能登地震を受けて、今すぐできる防災を山本さんに教えてもらいました。

外出時は、大きめのウォーターボトルやプラスチック製のドリンク用ボトルなどに「えいようかん」(5年保存可能な羊羹)、モバイルバッテリー、ホイッスルの3点セットを入れて、携帯する。

ウォーターボトルに3点セットをいれて携帯しよう

就寝時の枕元にスニーカーとライトを置くこと。

と同時に山本さんは「家具の固定や備蓄も大切ですが、予想できない災害に直面した時に人はパニックに陥るため、発災時に生き抜くための判断力と行動力を鍛え習慣化することが一番大切。『もしも』の時にこそ『いつも』が生かされます」と力強く話しました。(取材・執筆/紫みゆき)

山本純一さん

電話番号/090-1979-4276 メール/jeycore.bosai@gmail.com 山本 LINE/https://line.me/R/ti/p/@563wtoqm Instagram/@jey_core_bosai

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