万博シンボル“大屋根リング”が六本木に ― 森美術館で「藤本壮介の建築」
森美術館「藤本壮介の建築:原初・未来・森」
「2025年大阪・関西万博」の会場デザインプロデューサーを務め、いま、最も注目される日本の建築家の一人である藤本壮介(1971-)を紹介する展覧会が、東京ではじまる。
東京・パリ・深圳に設計事務所を構え、個人住宅から商業施設、ホテル、複合施設まで、さまざまなプロジェクトを展開している藤本は、2000年の《青森県立美術館設計競技案》で一躍注目の存在となった。
その後、《武蔵野美術大学美術館・図書館》(2010年)や《サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン2013》(ロンドン)、《白井屋ホテル》(2020年)、音楽複合施設《ハンガリー音楽の家》(2021年)など、代表作を次々に手がけてきた。
展覧会では、活動初期から現在進行中のプロジェクトまで、藤本の四半世紀にわたる建築の軌跡をたどる。
会場では模型や設計図の展示のほか、設計した空間を体感できる大型模型や藤本の創作の源である「森」をコンセプトにした新作の大型インスタレーションも展開。
また、「2025年大阪・関西万博」の象徴ともいえる「大屋根リング」のプロジェクトについても、展示室内の各所でさまざまな角度から紹介していく。
「藤本壮介の建築:原初・未来・森」は森美術館で、2025年7月2日(水)〜11月9日(日)に開催。料金は、一般 平日2,300円、土・日・休日2,500円など。
森美術館「藤本壮介の建築:原初・未来・森」
森美術館「藤本壮介の建築:原初・未来・森」
森美術館「藤本壮介の建築:原初・未来・森」
森美術館「藤本壮介の建築:原初・未来・森」