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潮紗理菜(日向坂46)「日向坂に何かひとつでもいいものを持って帰ることができたら」~『フラガール - dance for smile -』公開稽古レポート

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『フラガール - dance for smile -』に初主演する潮紗理菜(左から2番目)とメンバー

日向坂46の⼀期生・潮紗理菜が舞台単独初主演する、『フラガール - dance for smile -』の公開稽古が29日、東京都内で行われ、潮、矢島舞美、太田夢莉、兒玉遥、ほか出演者たちが登壇した。

公開稽古で踊るフラガールたち

フラガールのリーダー谷川紀美子を演じる潮は「グループを離れて活動するのは初めて。1カ月くらい会っていないメンバーもいて、時々心細くなる」と心境を告白。「仲間の存在やグループへの愛を感じています。(舞台で)ご一緒してくださる方は温かい人ばかり。ココで頑張って、日向坂に何かひとつでもいいものを持って帰ることができたら」と目を輝かせていた。

公開稽古で踊るフラガールたち

公開稽古で踊るフラガールたち

潮が初主演する作品は、「第30回日本アカデミー賞」で最優秀作品賞などを受賞した人気映画『フラガール』(2006年公開)の舞台版。昭和40年の福島県いわき市の炭鉱町を背景に、町おこしの新事業としてハワイの雰囲気を持ったリゾート施設「常磐ハワイアンセンター」が設立されるまでが描かれている。施設の中にある舞台でハワイアンダンスのショーを披露しようと奮闘する少女たちの姿は、多くの感動を呼んだ。

公開稽古で踊るフラガールたち

舞台のためにハワイアンダンスやタヒチアンダンスを猛練習中という潮は「普段使わない筋肉を使って踊るので苦戦しています。日向坂の“46”にちなんで、46キログラムの汗をかくぐらい頑張っています」と意気込み。共演者から「リットルじゃない?」と突っ込まれると、「そうです。リットル!」と訂正し、顔を赤らめていた。

公開稽古で決めポーズを見せる潮紗理菜

公開稽古で踊るフラガールたち

公開稽古で踊るフラガールたち

稽古では息がぴったりと合ったダンスを披露。潮は「作品はもちろん、ダンスの魅力も伝えていきたい。もやもやとした気持ちを抱えている人の背中をダンスで押すことができたら」と思いを込めていた。


公開稽古後に行われた記者会見

会見で笑顔を見せる(左から)兒玉遥、潮紗理菜



【ものがたり】
昭和40年、福島県いわき市、かつて炭鉱の町として栄えた⽯炭の町も、⽯油という新しい燃料の台頭によって斜陽産業と化していた。⼈員削減のため毎⽉リストラが発表され、何千⼈もの労働者のクビがきられていく。そんな状況の中で、町おこしの新事業として常磐ハワイアンセンター建設の話が持ち上がる。常磐の地の温泉を利⽤して、ハワイの雰囲気を持ったリゾート施設を作ろうというのだ。そしてハワイアンダンスのショーで盛り上げたいという計画だ。もちろん労働者たちは反対の声をあげた。「なにがハワイだ!」

この町に⽣まれ育った早苗(太⽥夢莉)は、毎⽇泥まみれの⽣活から抜け出すチャンスではないかと考えて友達の紀美⼦(潮紗理菜(⽇向坂46))を誘ってダンサー募集に応募することを決意する。しかし、和美(兒⽟遥)を中⼼に集まった⼥の⼦達は「裸躍りさせるつもりか?」と、ほとんどの者が消えてゆき、残ったのは、紀美⼦と早苗の数⼈だけ、本当にフラダンスのチームなど作れるのか不安になる。

そんな⽥舎町にハワイアンセンターの企画部⻑は元SKD のダンサー平⼭まどか(⽮島舞美)を連れてくる。紀美⼦たちは、サングラスをかけ⽥舎者を下に⾒るまどかに、最初は不信感を持つが、その卓越したダンスの技術とその魅⼒に、やがて引き込まれていく。
炭鉱の組合員の反対運動が激しくなる中で、紀美⼦は炭鉱で働く⺟親千代(有森也実)に反対されながらも、家を出てフラガールになることを決意する。「復興は少⼥たちの笑顔が作る!」そんなフラガールたちの奮闘を描いた物語である。
共演者コメント

■炭鉱で暮らす少女たちにフラダンスを指導する、平山まどか役の矢島舞美

会見で語る矢島舞美

3回目の出演になります。これまで教え子たちを見送って来て、また新しい教え子と出会いました。舞台は実際の出来事がもとになっています。コロナ禍のいま、(舞台で描かれているように)社会的に苦しい思いをしている人もいらっしゃると思います。作品を通じて元気を届けたい。前回よりもパワーアップしているダンスに注目してほしい。

■紀美子の親友でフラガールを目指す、木村早苗役の太田夢莉

公開稽古で踊る太田夢莉

仕事などで、『疲れちゃったな』と感じる人が多い時代だと思います。フラガールたちが頑張っている姿は、疲れている人にしみると思います。作品に出て来るどの登場人物にも共感できると思うので、私たちのダンスで疲れている人たちの背中を押したいです。

■舞台版のオリジナルキャラクター和美を演じる、兒玉遥

公開稽古で踊る兒玉遥

私は舞台版のオリジナル役・和美を演じます。一人だけ恋愛の要素も絡んでいるので、『愛はパワーだよ』ということをお芝居で届けたいです。フラダンスはめちゃくちゃ難しいので、いまあせって練習をしています。本番は胸を張って立てるように頑張りたいです。

本公演の総合演出は河毛俊作、構成演出は岡村俊一が務める。出演者は、潮、矢島、太田、児玉に加え、鈴木くるみ(AKB48)、道枝咲(AKB48)、岡田帆乃佳(劇団4ドル50セント)、本西彩希帆(劇団4ドル50セント)、立野沙紀(劇団4ドル50セント)、久道成光(劇団4ドル50セント)、細貝圭、有森也実ら。

舞台は、2022年5月14日(土)に東京・新国立劇場 中劇場で幕開け。23日(月)まで上演される。

公開稽古では息がぴったり合ったダンスを見せた

取材・文・撮影=翡翠

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