【立ち食いそば放浪記366】渋谷本家しぶそば「オールスター天丼」に本家のプライドを感じる理由
古今東西、復活というのは熱いもの。先月、渋谷に不死鳥のごとく舞い戻ってきたのが『本家しぶそば』である。再開発に伴う閉店から5年……長かった。もう戻ってこないのかと思うほどに。
渋谷住みの私(中澤)としては通える渋谷外食店リスト入りをしているわけだけど、そんな本家しぶそばで本家のプライドを感じるメニューがあった。オールスター天丼である。
・かつての名物メニュー
本家しぶそばには閉店前から「本家オールスターズ」というそばメニューがあった。これはいわゆる天ぷらなどがオールスターで盛られたトッピングマシマシメニュー。池袋店とかでもやっているので、しぶそばを知る者にはお馴染みのメニューと言えるだろう。
今回の復活でもちろんこの本家オールスターそばが復活しているわけだが、メニュー下のご飯もののコーナーに天丼バージョンもあるではないか。天ぷら盛り盛りだけにご飯も合うに違いない。そんなわけで「オールスター天丼(1280円)」を注文してみた。
・実は本家ならではのオールスター
しぶそばのタレが染み染みの天丼。入っているタネは、いか天、海老天、かき揚げ天、かぼちゃ天、温玉、そして……
さばコロッケだ。
しぶそばのコロッケは基本普通のコロッケだけど、本家しぶそばだけ和歌山県日高町のご当地コロッケであるさばコロッケとなっている。このさばコロッケがオールスター天丼にも入っているのだ。オールスターは他店にもあれど、これはまさしく本家限定の一品。
・さばコロッケ?と思ったけど
味の方はどうなのかというと、香り立つさばの風味とジューシーさがしぶそばのコク深いタレやご飯と合っている。最初聞いた時は「さばコロッケ?」と思ったけど、食べてみるとさばである意義が感じられる癖になる味。
単品でも美味しいけど、他の天ぷらと並んでも味の方向性が違うから飽きが来ないところがグッド。天ぷら盛り盛りって最後の方飽きがちだけど、さばコロッケがワンクッションになることで最後まで味の訴求力が落ちないのだ。
・強くなって帰ってきた
店舗限定という言葉だけではなく、味にも本家のプライドが垣間見えた本家オールスター。復活したら強くなるというのは少年マンガの定番だけど、今の本家オールスターには不死鳥の炎すら感じられる。
そんなわけで、しぶそばの中でも特別なオールスターと言えるので、他店でオールスターを食べたことがある人も本家しぶそばに行った際はぜひ1度食べてみて欲しい。
・今回紹介した店舗の情報
店名 本家しぶそば 渋谷道玄坂店
住所 東京都渋谷区道玄坂2-9-10
営業時間 月~金8:00~23:00 / 土・日・祝9:00~22:00
定休日 無休
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.