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【糸島・川付】史跡や広場が充実、時間をかけて楽しみたい神社「宇美八幡宮」

meets糸島

糸島の川付(かわつき)にある、宇美(うみ)八幡宮。

付近には「長野宮ノ前支石墓」と「奥の院古墳(長嶽山1号墳)」という2つの史跡があります。

境内社もいくつかあり、本殿のある広場や上宮につながる道などを探検していたらいつの間にか時間が過ぎていくような、充実した神社です。

今回筆者はこちらの宇美八幡宮を訪れ、1時間以上かけて存分にその魅力を堪能してきました!

2つの史跡を擁し、境内に見どころが満載の「宇美(うみ)八幡宮」

アクセス

宇美(うみ)八幡宮は、西九州自動車道の前原ICから車で約24分の場所にあります。

長野川のそばにある、とても静かな神社です。

長野川の目の前には、「長野宮ノ前支石墓」という史跡があります。付近の情報板によると、古代における朝鮮半島の人々との活発な交流を物語る貴重な資料であるようです。

一瞬ベンチかと思い、座りそうになりました…(笑)。

鳥居をくぐり、中へ

長野宮ノ前支石墓から道を1本渡ったところに、このように大きな鳥居があります。このまままっすぐ進み、宇美八幡宮の本殿を目指しましょう。

この神社には2つの手水舎がありますが、こちらは1つ目。ちなみに2つ目は本殿前の広場にあります。

この1つ目の手水舎の近くに、生目神社、和多積神社、宮地嶽神社、風神神社などの境内社がずらりと並んでいます。

境内社が充実しているので、宇美八幡宮はけっこう規模が大きい神社なのかもしれません。

ひと通り参拝し終えたら、こちらの石段を上り、本殿へ進みます。

風にそよぐ木々の葉が、心地よいです♪

本殿

本殿のある広場に到着しました。

狛犬は2対、すなわち4体鎮座しているようです。狛犬の数からしても、中規模以上の神社であると言えます。

手前に鎮座している狛犬は、こんな感じ。行儀よく、まっすぐ座っているのが印象的です。

目が大きいですね~。

向かい合っている狛犬も見てみると…。あれ、どちらも口を閉じていますね。どうしたんでしょう。

なかなか珍しい組み合わせですが、しっかり見ると一方の狛犬は明らかにあごの辺りが細すぎます。おそらく開いた口の下半分が取れてしまったのでしょう。

そしてこちらが、宇美八幡宮の本殿の様子。本殿はけっこう広いです。

本殿のすぐそばに鎮座している方の狛犬も見てみましょう。こちらの狛犬はかなり低姿勢ですね。口はしっかり閉じています。

こちらは口が開いています。笑っているように見えますね。

最後に見た狛犬の横には、台の上に砂と鳥の置物が乗っている不思議なオブジェがありました。付近に刻まれた文字を読むと、明治39年に数名の軍人によって奉献されたとのこと。

調べてみると、砂の方は厄除けの効果があるようです。鳥はおそらくハトで、平和や身の安全を願ったものであると思われます。

かわいらしいハトですね~♪ しばらく見つめてしまいました。

嬉しいおみくじ

ハトの置物を愛でながら周囲を見渡していると、おみくじが「初穂料100円」とあったので引いてみることに。

すると第1番の大吉が出ました!!

もしかしたら筆者は今、かなり運勢が良いのかもしれません。

面白かったのが「恋愛 積極的にせよ」という内容。こんなお告げが出たのは、今回が初めてです(笑)。

おみくじの内容でもっとも感銘を受けたのは、運勢が書かれている面の裏にある「神の教」にあった「心の幸福は感謝の念から湧き出でて、身の幸福は祈りによって益々光り輝きます。」という部分。

本当にその通りですよね。これからは、どんなときも感謝と祈りの心を大切に生きようと思いました。

上の写真は、本殿のある広場から見える景色です。山が近くて、とても心が落ち着きます。

奥を探検しよう

本殿ある広場からは、いくつかの方向に進むことができます。

まずは本殿の脇を抜けて、奥に行ってみましょう!

気持ちの良い木立をしばらく歩いていると、やがて下り坂になり、こちらの出入り口につながっていました。やや足場が悪いので、あまり鳥居側に進まない方が無難です。

今度は、本殿の裏を通って、奥に見える道へ進んでみます♪

こちらは少し進むと、行き止まりになっていました。木や竹に光が差し込み、幻想的な風景が生まれる瞬間もあるので、ここに来たらしばらく佇んでみるのもアリです◎

こちらの写真をご覧ください。とっても美しい風景だと思いませんか?

行き止まりはただの行き止まりではなく、素敵な穴場であったようです。

上宮へ

さて、本殿の周りをあちこち探検したら、今度は上宮へ行ってみましょう。

こちらのしめ縄をくぐって奥に進むと、上宮につながっています。

上宮まで少し距離がありますが、楽しい散歩道です。

上宮に到着しました。小山の上に社殿があり、周囲には結界が張られている様子。

上宮のある一帯は「奥の院古墳(長嶽山1号墳)」と呼ばれ、全長38メートルの前方後円墳であるようです。

古墳の詳細な調査は行われていませんが、宇美八幡宮の縁起によればこちらの古墳は神功皇后が仲哀天皇の棺を安置した場所であるようです。

筆者はこれまで糸島の山や神社をいくつも訪れてきましたが、糸島には神功皇后や仲哀天皇にまつわる場所が驚くほどたくさんあります

静かな山中で1000年以上前の糸島に思いを馳せた筆者は、「ここもまた、伝説の地の1つなのか」と、しばらく感慨にふけっていました。

公園もある

上宮から引き返すと、目の前にこのような道があります。来たときのように石段を使っても良いですが、こちらの方が早いので筆者はこの道から麓まで下りました。

道を下っていくと、公園が見えました。ドッジボールやサッカーを楽しむのに十分な広さがありますね。しかも、地面は整備されています。

本殿のある広場といい、こちらの公園といい、宇美八幡宮は色々スケールが大きいなと感じました。

おわりに

今回は宇美八幡宮の様子をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

個人的には、訪れる前のイメージの数倍は充実していたので、驚きました。

川沿いの支石墓、山中の前方後円墳と2つも史跡を巡ることができたり、おみくじで大吉を引いたり。

また、木や竹の隙間に光が差し込んで幻想的な風景を楽しめるなど、盛りだくさんの神社でした。

充実していたことと、純粋に境内の清浄な空気が心地よかったことから、筆者は宇美八幡宮に1時間以上も滞在していました◎

筆者がこれまで訪れた中で1、2を争うくらいオススメの神社です。ぜひ訪れてみてください!

INFORMATION

店名:

宇美(うみ)八幡宮

住所:

福岡県糸島市川付787

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

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