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【まるでウユニ塩湖】スイデンテラスは目からととのう絶景サウナだった

おでかけ体験型メディア「SPOT」

サウナで暮らしたことがあるタカヤマ(

@takayamasauna

)です。

サウナブームの火付け役である、ドラマサ道2021の放映が始まりますね!その熱が広がるかのように連日、凄まじいサウナが日本の各地で誕生しています。

サウナでセルフロウリュが出来るのは常識になりつつあり、

水風呂や外気浴も大満足なスペックを備えるところが増え、

コワーキングや娯楽も天国か!と思えるほど充実している…

これはもう、大サウナ時代到来ですよ!そして日本はいずれフィンランドに追いつき、日本独自の”THE JAPANESE SAUNA” が増え、サウナ大国=日本と呼ばれる日が近いかもしれません。

そんな ”THE JAPANESE SAUNA” の走りとなりうる施設が、山形に誕生しました!田んぼの上に浮かぶホテルというコンセプトとのことで、水鏡に建物が反射する様は、まるで日本のウユニ塩湖とも言える美しさ。

いかがでしょう?写真を眺めているだけでも、息を飲むような美しさが伝わってくるかもしれません!実際に筆者がこの目で確かめてきましたので、「ショウナイホテル スイデンテラス(以下、スイデンテラス)」の現地レポートをお届けします。

自然と建築が織りなすアート空間

山形県鶴岡市にあるスイデンテラスは、東京から飛行機で1時間。庄内空港から連絡バス直通で20分の場所にあり、JR鶴岡駅からもタクシーを利用すると、10分ほどで到着します。

こちらがエントランス。取材当日はとても天気がよく、スイデンテラスの看板がまるで写し鏡のように、青空を照らしているところに目を惹かれました。

エントランスから館内に入ると、まずフロントにたどりつきます。この時点で思わず、筆者は天を仰いでしまいました。建物の合間から差し込む光が神々しくて、天候もさることながら、とても神秘的な光景に心を奪われてしまったのです。

スイデンテラスは世界的な建築家である坂 茂(ばん しげる)氏が手掛けられた建築物ですが、自然光を活かす構造や設計も相まって、目に入るものすべてがアート作品のように感じられました。

視覚からの情報量が、これでもかというほど押し寄せてきて、感動という感情の波が、びしびしと揺れるのを感じます。

かつて筆者はアートの島として名高い、香川県・直島を訪れたことがあるのですが、その時と似たような感情をここスイデンテラスで感じました。

しかしスイデンテラスが突き抜けているのは、この施設が水田の真上にドーンと立っているところです。田んぼの上に建築物を建てるという発想が凄まじい…。

館内のどこを歩いても、この建物が水田の上に立っているのだということに気付かされるばかりです。窓越しからうっすら見える青空と山々、そして水田地帯のグラデーションと鮮やかなグリーンがきらびやかに映ります。

館内には程良くウッドデッキがあり、椅子に腰掛けながら、眼前に広がる景色をぼぅーっと眺めます。自動車が小さな点となって、地平線の合間を行き交う様を眺めつつ、自然に耳を傾けると、それだけで心が豊かになれた気がするから不思議なものです。

視覚からととのうサウナ体験

すみません、あまりにうっとりしすぎて、己の本分を忘れかけてしまいました…。気を取り直して、今年4月に新設されたばかりのサウナでひと汗流すことにします!

チェックイン後に、スパ棟へ向かう身支度をします。部屋のタイプはいくつか種類があり、プライベートデッキの有無を予約時に選ぶことができます。ちなみに筆者が宿泊したのはデッキ有タイプの部屋で、1泊なんと8500円。や、安すぎませんかね…?

スパ棟はホテル棟と同じく、水田に浮かぶ建物として作られています。浴室は男女日替わり制で、浴室1種類(天色の湯)と、浴室2種類(月白の湯+朱鷺色の湯)でそれぞれの空間を楽しむことができる仕組み。

まず1つ目の浴室(天色の湯)はこちら。奥の扉がサウナで、真ん中の段差になっているところが水風呂、そしてブルーのタイルのところで外気浴を行います。導線完璧すぎる!

そして気になるサウナ(天色の湯)がコチラ!あまりに突飛な構造だったので、ちょっと頭の中がバグりかけました。こんなデザイン、他のどのサウナ施設でも見たことないぞ…。ただ、良さげなサウナであることは直感的に間違いなさそうでした。

おそるおそるロウリュを試みる筆者。ジュワァァ…。するとヒノキの香りがほのかに香り、室内が木のぬくもりに包まれます。うわ、これはヤバい!全身の穴という穴が、木のやさしさに埋め尽くされるかのようだ…!

サウナに入るとは、木と戯れるという行為でもあるのだな…」そんな当たり前すぎることに思いを馳せつつ、深い水風呂に身体を沈めます。体感15度のシャキッと冷えた水温のおかげか、目の前に広がる日本の原風景がクリアに、くっきりと映ります。

続いて2つ目の浴室(月白の湯)をご紹介!こちらは圧倒的に広い水田が特徴で、まるでインフィニティプールに入っているかのような感覚で、水風呂と外気浴を楽しむことができます。

こちらのサウナ(月白の湯)は水風呂のすぐ裏手にあり、男湯側よりも景色を楽しむ空間となっていました。サウナ室内の温度も控えめになっており、アートさながらの景色を眺めながら、ゆったり楽しむスタイルに仕上がっていますね。

男湯と同じく、ヒノキのアロマ水でロウリュをします。ジュワァ…。温度が高いか低いよりも、まるで風景画のような景色をただ眺めているだけで、心身がととのう感覚がかすかにある。つまりそれは、視覚からととのうサウナ体験なのかもしれない。

そして視覚からととのう体験は、水風呂と外気浴でより鮮明に感じることができます。空と大地と、身体が溶け合う感覚。水田がウユニ塩湖のように映し鏡となり、世界そのものを照らします。もう言葉は要らない。目に映るものすべてが、真実だ。

ただし一応屋外ではあるので、小さな虫が数多く飛んでいる可能性があります…!せっかくうっとりしかけた景色を台無しにしないために、朱鷺色の湯では立派な内風呂もありますので、そちらで身も心もさっぱりしてから上がりましょう!

サウナから上がった後も超充実

サウナで視覚からととのった後は、スイデンテラスの館内で思い思いの時間を過ごすことにしましょうか……!サウナ入って仕事して、ぼーっとして、またサウナ入って仕事するのも良いですが、ここは敢えて読書に励むことにします。

パブリックスペースに広がる立派な本棚。「オトナもコドモ コドモもオトナ」をコンセプトに、約1000冊の本が並ぶそうです。これらの本は宿泊している部屋に持ち帰り、ゆっくり読むこともできます。

また、宿泊者のみ利用可能なライブラリもあります。こちらにも約1000冊の本が並び、7つのテーマで本が並んでいるそうです。気になるテーマの棚から、ピンとくる1冊を手に取ることができるかも…!

こちらの棚は「不確かな時代を生きるための本」というテーマで本が選書されています。このご時世だからこそ読んでおきたい、深く考えさせられるような本が並んでいますね。

個人的に興味深いと感じたのがこちらの棚。「農場から食卓へ」というテーマが書かれており、農場で食物が出来てから、料理として食卓に並ぶまでのプロセスが分解されていて、食文化そのものに対する関心がとても湧きました!

そしてサウナファンにはおなじみの「整える」という棚も用意されています!サウナ好きにはたまらないサウナ本の数々から、温浴という文化やマインドフルネスに至るまで、サウナの可能性を広げるきっかけになるような本もありました。

宿泊棟ライブラリでは、水田を眺めながら本を嗜むことができるスペースが用意されていました。水田の風景を眺めつつ、読書に耽っていると時間が経つことすら忘れてしまいます。

読書の後に身体を動かしたくなったら、スパ棟併設のフィットネスジムでリフレッシュ!バイクやランニングなどの持久系マシンや、全身運動を軸とした最新鋭のマシンを取り揃えています。(その後にまたサウナに入るのも最高の贅沢ですね!)

1日の〆にはお酒タイム!宿泊者限定で、SAKE LOUNGEとSAKE BARが設けられています。こちらのスペースはライブラリに隣接しており、お酒片手に本を読むもよし、カウンターに腰かけてお酒とおつまみでまったりするのも一興です。

SAKE LOUNGEは無人なのですが、山形庄内の地酒と県産ワインがセルフで楽しめるマシンが置いてあります。このマシンからお酒を注いで飲み比べをするだけでも楽しい…!こちらはプリペイドカード方式で2杯1000円から購入可能です。

そして筆者が美味しいと感じたのは、スイデンテラスのオリジナルクラフトビール「SUIDEN BEER」。庄内地方で名高い月山の名水とドイツ産の厳選素材をブレンドしたもので、サウナ上がりのビールにぴったりでした!

中の人にお話を聞いてみた

このように施設全体を通して、身も心もととのう環境がスイデンテラスには揃っているのです。スイデンテラスの魅力について、運営主体であるヤマガタデザインリゾート株式会社の丹羽さんにもお話を伺いました!

中の人からみて、あらためてスイデンテラスの魅力を伺ってもよろしいでしょうか?

スイデンテラスは、どこにいても水田を感じられるところが最大の魅力ですね。ホテルとしては悠々自適、お客様自身が好きな時間を過ごせることがコンセプトになっておりますが、もともと水田だったところに建築物がお邪魔する形になったことがはじまりですので、やはり水田抜きには語れないと考えております。

たしかに!読書もお酒も楽しんだのですが、実は水田を眺めていた時間が最も多かったかもしれないです。

あと、建物自体が窓が多く、光が入る構造になっていますので、どこにいても時間の移り変わりを感じられるところも魅力かもしれません。館内では時計を持ち歩かなくとも、お日様の光と位置が、そのときの時刻を教えてくれるのです。

言われてみれば、普段あまり使わない体内時計が、お日様によって活性化されている気がしました!

おぉ、それは良かったですね!館内に滞在していると、時計を手にすることなく行動できるようになりますよ。それから、お日様は時間を教えてくれるだけでなく、水田をまるでアートのように照らしてくれるのも魅力ですよ。

まさに、アートそのものだと思います。実際に行ったことはないですが、まるでウユニ塩湖を訪れたような感動がありました…!

最高の誉め言葉を有難うございます。お日様のお話をしましたが、夜も特別な光景がみられるのでオススメですよ。お客様の中には、水田に浮かぶ建築物が幻想的で、日中よりも夜の水田の方が好きだとお話しくださる方もいらっしゃいますね。

夜もすごいんですね…!ここにいると、本当にみるべきものが尽きないですね。ちなみになぜ、スイデンテラスにサウナを作ることになったんですか?

年間通して、スイデンテラスの良さを感じていただきたいと思いサウナを作ることになりました。冬の庄内エリアは、降雪により観光客が少なくなってしまうのですが、サウナがあれば冬でも暖まっていただけますし、四季を楽しんでいただくというスイデンテラスの思想にも合っていたためでした!

うわ、一面雪が積もっているところでのサウナとか最高すぎる…!これはリピートするしかないですね。また冬に絶対来ます!

おわりに

筆者は仕事柄たくさんのサウナを訪れるのですが、スイデンテラスは頭一つ抜けているような印象でした。視覚でととのうだけでなく、お日様の光を感じながら体内時計もととのい、五感をフルに刺激されるような、本当に素晴らしい施設でしたね。

あまりに良かったので、筆者は取材で1泊のみの予定だったのをわざわざ延泊したほどです。庄内地方は馴染みのない地域かもしれませんが、スイデンテラスというホテルを訪れるだけでも庄内を訪れる価値はあると思います!

写真提供(一部):SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE公式サイト

SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE

住所:山形県鶴岡市北京田下鳥ノ巣23−1
営業時間(スパ):6:00-23:00(13:00-14:00は清掃のためCLOSE)
料金:宿泊者とスパ会員のみ利用可。スパ会員は月額8,800円~
公式サイト:https://www.suiden-terrasse.yamagata-design.com/

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