マンツーマンでお子さんもOK!本格的な吹きガラス体験 香下にある『三田市ガラス工芸館』で”さくらカラー”の一輪挿しを作ってきました 三田市
Kiss PRESSでもお馴染みの『三田市ガラス工芸館』(三田市)。今回は小学3年生以上を対象にした「さくらカラーの吹きガラス体験」に行ってきました。
同館は年間で1万人以上、市内はもちろん県外からも利用者が訪れる本格的なガラス工芸施設。県道68号線を猪名川方面へ向かうと左手に「ガラス工芸館」の案内板が現れます。
建物を入って右手に進んだ先にある受付で制作シートに記入。さくらカラーで一輪挿しを作ることにしました。
吹きガラス体験は1対1のマンツーマン。今回は対象年齢ギリギリセーフの息子が挑戦。「小学生も多いですよ。しっかりフォローするので安心してください」と先生から力強いお言葉をいただきました。
貸与されるエプロンと手袋を付けたら、制作の流れについて説明を受け溶解炉の前へ。中でどろどろに溶けているガラスを吹き竿(以下:竿)に巻き取る作業です。
炉の前に立った息子は「熱い〜っ!」と驚きながらも、竿を持って作業台(マーバー)へ移動。
巻き取ったガラスが冷めないうちに素早くガラス粒を巻き付けていきます。作業はとにかくスピードが命。冷めると割れてしまうことがあるため、何度もグローリーホール(以下:窯)で焼き戻しながら作業を繰り返します。
ガラス粒を付け終わると再度窯の中へ。熱でしっかりガラス粒を溶着させます。
窯から取り出して、粒を千枚通しで突き刺し模様を作ります。そして次は「吹きガラス」の醍醐味でもある、ガラスを膨らませる作業。しっかりと吹きこまないと膨らみません。
少し膨らんだガラスを再び溶解炉に入れ、ガラスを更に巻き付けたら、
湿らせた新聞紙の上で転がして卵型に成形し、再び窯で熱してから2回目の吹き込み。
軽く息を吹くとふわっと膨らみました。
長方形にしたいので、竿を左右に揺らしながら遠心力で伸ばしていきます。
形ができたら切り離すために、竿を回しながらジャックで切り込みを入れていきます。
そして竿を回しながら木ゴテで押して、底を平らにしていきます。
底ができたら、別の竿(ポンテ竿)を付け、吹き竿を「コンッ」と叩くと簡単に切り離せます。そして口の部分を溶かして広げていきます。
完成しました!ここからは先生の出番。
作業台で竿から切り離しバーナーで底を成形したら、徐冷炉に入れて冷ましていきます。徐冷炉といっても480℃あり、常温に比べると充分熱いので留意を。
冷ました後は、一週間後に引き取りか着払い発送となります。
バーナーワーク体験も人気が高く、アクセサリーなどを手軽に作れるところが魅力だとか。
こちらも限定のさくらカラーが制作できますよ。
なかなかできない貴重な体験ができて息子も私も充実した1日を過ごすことができました。皆さんもぜひ、親子で体験に訪れてみてはいかがでしょうか。
場所
三田市ガラス工芸館
(三田市香下1832)
開館時間
9:00~17:00
休館日
火曜日 (祝日の場合は開館し翌日休館)・年末年始
予約・問い合わせ
三田市ガラス工芸館
TEL 079-564-5111 FAX: 079-564-5118
E-Mail: otayori@glass-sanda.jp