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今まさにつらいあなたに! 薬剤師に教わる失敗しない花粉症薬の選び方

TBSラジオ

花粉の飛散がピークを迎えています。街でもくしゃみや鼻水に耐えている方を多く見かけますが、皆さんは今、使っている「薬」が自分に合っている自信はありますか?つらい花粉シーズンを乗り切るべく、花粉症の薬の選び方を知っておきましょう。

今回、花粉症の薬について教えてくれたのは、『ドラッグストアで買えるあなたに合った薬の選び方を頼れる薬剤師が教えます』などの著書がある、薬剤師の児島悠史さんです。

花粉症には「飲み薬」と「点鼻薬」どっちが効く?

花粉症の薬には大きく分けると、飲み薬の「抗ヒスタミン薬」と、点鼻薬の「ステロイド」っていう2つがメインの薬になります。手軽に使えるのは飲み薬の「抗ヒスタミン薬」。くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、効き目ありますので、多くの人にとって一番使いやすい手軽な薬になると思います。ただ眠気が出やすい薬があるのと、鼻詰まりには効果が弱いというところが難点です。一方、「ステロイド」の点鼻薬に関しては、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、全てにおいて飲み薬の抗ヒスタミン薬よりも良く効きます。また眠くなる副作用もないので、症状が重いという人にも適した薬になります。

💡まとめ:手軽さなら飲み薬。くしゃみ・鼻水・目のかゆみに幅広く効くが、鼻詰まりにはやや弱く、眠気が出ることもある。効果重視なら点鼻薬(ステロイド)。鼻の症状すべてに飲み薬より高く効き、眠くならない。

抗ヒスタミン薬の「眠くならないタイプ」は効き目が弱い?

基本的に眠くなる薬ほどよく効くということはないので、眠くなりにくい薬っていうのを選んでもらうのがいいです。ただ個人差があるので、他の人が眠くなりにくかった薬でも自分は眠くなったり、逆に自分は眠くなった薬でも誰かは全然眠くならなかったりということはあります。自分に合うものを選んでみてください。「ステロイド」の点鼻薬は眠くなる副作用がない薬なので、眠くなりたくない受験生や、トラックドライバーといった方々は、「ステロイド」の点鼻薬を使ってもらうのがいいと思います。また飲み薬でも、服用後に自動車の運転などが禁止されていないのは、「アレグラFX」と「クラリチンEX」です。この2つが特に眠くなりにくい薬になります。

💡まとめ:「眠くなる薬=よく効く」というわけではない。特に眠くなりにくいのは「アレグラFX」や「クラリチンEX」。受験生やドライバーにも適している。

:病院でもらった薬の方が効く?


飲み薬の「抗ヒスタミン薬」と、「ステロイド」の点鼻薬の2点に関しては、病院の処方薬とドラッグストアで買える薬に性能に大きな違いはありません。今は病院で処方されるような第一線級の薬をドラッグストア等でも購入して使えます。ただ一部、より重症の人が使う専用薬に関しては、病院で処方される薬にしかないものもあります。市販薬を使っても症状が良くならなかったり、日常生活に支障でていたり、皮膚にまで湿疹が出ているなどの症状が出ている場合は病院に相談してみてください。

💡まとめ:主要成分はほぼ同じ。 飲み薬(抗ヒスタミン薬)と点鼻薬(ステロイド)に関しては、市販薬も病院レベルの第一線級が揃っている。※改善しない場合や重症の時は病院へ。

いつ飲むのが効果的?

どの薬も症状が強く出てからよりも、症状が軽いうちから薬を使ってもらった方がよく効きます。出てしまった火を鎮火するよりかは、あらかじめ火が出ないように防火させたほうがいいです。ただ、飲み薬の「抗ヒスタミン薬」も「ステロイド」の点鼻薬も、どちらも症状が出てからでも、十分に効きますので、出てからでも遅いというわけではありません。なお「目のかゆみ」については飲み薬も目のかゆみにも効き目がありますが、「今すぐ何とかしたい」という場合は、目薬の方が速効性に優れています。

💡まとめ:症状が軽いうち(早め)から。「火が出てから消すより、防火する方が楽」というイメージ。ただし、症状が出てからでも十分に効果はある。

「ステロイド」がなんとなく心配…

花粉症の点鼻に関しては、鼻の粘膜だけで作用して、ほとんど全身に吸収されるようなものではないです。プシュッてやると薬が噴霧されますが、その中に含まれてるものは飲み薬の何十分の一というすごく少ない量です。点鼻に関しては、花粉症シーズンを通してずっと使っていても、「ステロイド」的な副作用を気にするっていう必要はない薬になってます。

ただ市販薬の点鼻の中には、鼻詰まりを一時的に解消するような「血管収縮薬」という成分の入ったものがたくさんあります。これが入った点鼻を1週間、2週間と続けて使っていると、薬の使いすぎが原因の鼻炎を起こしたりすることがあります。もし花粉症に点鼻を使う場合、いわゆる「ステロイド」の点鼻薬だけをしっかり使い続けたいなっていう場合には、商品名に「季節性アレルギー専用」と書かれたものを選んでください。そちらには血管収縮薬が入ってなくて、ステロイドだけの商品になります。

💡まとめ:局所作用なので安心。 全身への影響は極めて少なく、シーズン通して使っても問題ない。注意点は「血管収縮薬」入りの点鼻薬は使いすぎると悪化するため、ステロイドのみの「季節性アレルギー専用」と書かれたものを選ぶのがコツ。

今まさにお困りの方は、児島悠史さんのお話を参考に薬を選んでみてください!

(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)

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