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北海道帯広の地元民に聞いた「豚丼以上のソウルフード」インデアンカレーがウマイ / 看板メニューが専門店化、発祥の店より人気に

ロケットニュース24

広大な大地と酪農のイメージが鮮烈な北海道十勝平野。なんとなく帯広市もそういう感じかと思いきや、行ってみたら普通に都市であった。なんなら私(中澤)が生まれた大阪南部の町より全然住みやすそう。

そんなことを思うくらい初めての来訪だったので名物グルメも豚丼しか知らなかったのだが、地元民に話を聞いたところ「豚丼以上のソウルフード」が存在するらしい。そこで食べに行ってみることにした。

【画像】帯広のソウルフード「インデアンカレー」

・地元民の証言その1

そのソウルフードの存在を教えてくれたのは、旭川にバンドでツアーに行った際に対バンしたアーティストのAkari Kiki(インスタグラム「@akari_kiki_」)さん。地元が帯広周辺らしく「豚丼は名物で有名だけど、地元民は普段インデアンカレーの方を食べる」とのこと。

ご当地カレーチェーンだというインデアンカレー。インデアンカレーと言えば大阪にもあるけど、どうやら別物のようである。帯広で独自に展開されるカレーチェーン、その正体とは?

・ローカルチェーン

検索してみたところ、確かに帯広を中心として北海道に11店舗あるようだ。道の駅やJR帯広駅にも店舗がある。正式名称は『カレーショップ インデアン』。しかし、驚いたのは……

看板に書かれているインド人的キャラが大阪のインデアンカレーと酷似していること。大阪人からしたらパラレルワールドみたいな存在だった。帯広民も大阪のインデアンカレーを見たら同じ不思議な気持ちになるかもしれない。

・味は全然違う

ただ、食べてみると味は全く違って大阪カレー的な甘みはない。とは言え、そのコク深さはじっくりことこと系の最上級と言える。

ひと口で舌に浸透する凝縮された旨み。味の方向性としてはオーソドックスなジャパニーズカレーなのだが、米、肉、野菜、水と、構成するエレメントのパワーが感じられる。極上の2日目感だ。ジャパニーズカレーの到達点と言っても過言ではない。

・地元民の証言その2

そのエヴァーグリーンすぎるウマさはソウルフードも納得の味であった。あまりのウマさにもうちょっと知りたいと考えていたところ、『カレーショップ インデアン』には発祥の店があるという情報をキャッチした。その情報を教えてくれたのは、帯広市周辺でファームをやっている小笠原玄記(おがさわらげんき)さんだ。

小笠原玄記「インデアンカレーは駅前の『ふじもり』というレストランが大元なので、そこに行けば『カレーショップインデアン』にないメニューもあったりしますよ

──ちなみに、小笠原さんいわく、西十八番店だけトッピングにエッグがあるのと、トッピングのコロッケは最近追加されたメニューなので注目しているとのこと。インデアンはほぼメニューが変わらないためそういった動きを見せること自体が珍しいのだそうな。見てる人はいるんだなあ。

・『ふじもり』に行ってみた

さて置き、発祥の店にカレーショップインデアンにはないインデアンメニューがあるというのは興味深い。でも、なんで店の名前違うの? そこでとりあえず帯広駅前の『ふじもり』に行ってみたところ……

こちらは和食と洋食を兼ねた昔ながらのレストランだ。ファミレスのデザインと暖簾が組み合わさった日本的レストランのオーラを発する入口には歴史を感じる。

しかも、入ってみると、水みたいなノリでメロンソーダが出てきた。そのハイカラさはどこか純喫茶みもある。リバイバルじゃないリビングレトロな空気が染みるぜ。

・罪深くなってる

メニューを見てみると、そば定食や寿司定食や豚丼やハンバーグの中に、インデアンカレーが並んでいた。そして確かに、カレーショップインデアンにないメニューもある。

例えば、カレースパゲティ(税込913円)、焼きカレー(税込968円)、焼きカレースパゲティ(税込990円)など。試しに焼きカレースパゲティを注文してみたところ、ふんだんにチーズが使われていて、まるでカレードリアのキーマライスがスパゲティになったみたいな料理であった。

フォークで麺を巻いて持ち上げたら層になったチーズとカレーもついてくる。誠に罪深い。

食べてみると、麺には喫茶店のスパゲティみたいなノスタルジーが感じられた。連綿と息づいてきた味がする。罪深いだけじゃなく、ちゃんと深い。

・カレーショップインデアンとの関係

味に歴史を感じたところで、店員さんにカレーショップインデアンとの関係を聞いてみたところ、以下のように教えてくれた。

ふじもり店員さん「インデアンカレーは元は『ふじもり』の人気メニューでした。それで人気があるから、インデアンカレーの専門店を作ってみたら、大繁盛してそちらの方が有名になったみたいです」

──とのこと。今では帯広一帯では知らない人がいないほどの知名度だというインデアンカレー。始まりはレストランのいちメニューだったとは。

お客さんの声を聞いて歩み出したチェーンが今やソウルフードということに、川の流れのような何かを感じる。しみじみと帯広。結果として、わずかな滞在でも満喫できた気がする。帯広に行くことがあったらぜひインデアンカレーを食べてみてくれ。

参考リンク:ふじもり、Instagram「カレーショップインデアン公式(@indiancurry1968)
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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