まちの魅力が富山駅に集結! おわら風の盆期間中限定【富山まるごとおもてなしマルシェ】ます寿し食べ比べ&地酒飲み比べ
富山の秋の風物詩、「おわら風の盆」。富山市八尾町で毎年9月1日から3日にかけて行われる伝統行事で、哀愁を帯びた胡弓や三味線の調べにのせ、編笠を深くかぶった男女が優雅でしなやかな踊りを披露します。
この時期に田畑を襲う台風を除け、豊年祈願や疫病退散を願って始まった祭りは、ぼんぼりの灯が揺れる石畳の細い路地を踊り手と歌い手が踊り流す幻想的な雰囲気から数々の創作物のモチーフとなり、全国からファンが訪れます。
そんなおわら風の盆の期間中、富山の食や産業の魅力にふれてもらおうと、北陸新幹線の玄関口となる富山駅では「富山まるごとおもてなしマルシェ」が催されます。
伝統行事「おわら」を鑑賞しに来た観光客はもちろん、地元のみなさんも改めて富山のまちの魅力を知ることができるイベントです。
富山まるごとおもてなしマルシェ
概要
開催日:9月1日(月)~3日(水)
時 間:1日(月)14:00~20:00 2日(火)11:00~20:00 3日(水)11:00~17:00
場 所:富山駅南北自由通路 北側
11店舗のます寿しを“8分の1サイズ”で食べ比べ
富山県の郷土グルメで、ご当地駅弁や特産品として全国に知られる「ます寿し」。
近年ではコンビニエンスストアでも販売されるほどの定番ですが、その歴史は平安時代の書物にも登場するほど古く、富山に昔から根付いています。
富山県内には30社を超えるます寿しの製造業者がありますが、それぞれに酢飯の味やマスの厚み、味つけが異なります。もともとは発酵させて保存期間を延ばす「なれずし」の一種でしたが、冷蔵や配送の技術が発達した近年は、レアなマスの味わいを生かしたものも増えてきました。
今回は、富山市内から3日間で11の店舗が出店し、8分の1サイズのます寿しを各店舗が限定80個販売します。普段はなかなかできない食べ比べを楽しんでみてください。
1日(月) 川上鱒寿し店、高田屋、高芳、なかの屋
2日(火) 青山総本舗、元祖せきの屋、千歳、吉田屋鱒寿し本舗
3日(水) 今井商店、味の笹義、元祖関野屋
日本酒BARでは18銘柄の地酒とワインを飲み比べ
日本有数の米どころであり、ミネラルを豊富に含んだ伏流水がおいしいとされる富山。
当然、日本酒造りも盛んで、辛口淡麗なものからフルーティーで芳醇なものまで、富山にはさまざまな地酒がそろっています。
そんな富山の地酒18銘柄とワイン2銘柄をそろえた日本酒BARが富山駅に出現。こちらも飲み比べができる貴重な機会です。
富山ガラス・とやま土人形・工芸品などの販売も
さらに、富山といえば有名なのがくすり。
その歴史は江戸時代までさかのぼり、富山藩2代目藩主の前田正甫が江戸城に参勤した際、腹痛になった大名に和漢薬「反魂丹(はんごんたん)」を飲ませたところ、驚異的に回復したことから「越中富山のくすり」の名が日本全国に広まりました。
そんな地場産業を紹介するパネル展示や、富山市のガラス製品や土人形などの工芸品の販売もあります。
1日(月) 富山ガラスの販売
2日(火) とやま土人形の販売
1日(月)~3日(水) 富山工芸協会による工芸品等の販売