1泊2日の東京旅行と、猫の毛が運ぶホームシック【猫エッセイ】交通事故にあった猫を拾いました
こんにちは。3匹の猫と1頭の犬と暮らし、二児の母でもあるtamtamです。
ある日、交通事故にあった猫(凶暴)を迎え、一緒に暮らすことになりました。
一時期は安楽死とまで言われた猫様でしたが、気合と根性で見事に復活。
しかし後遺症が残り、野良猫として生きていくことができなくなった、たまちゃん。
そんな猫様をサポートをしていきたい人間と、人の手なんか借りたくない猫様のお話です。
前回に続き東京出張編パート2です!!
旅行用の新しい服を新調し、いよいよ長崎から東京まで、飛行機で旅立つ時が来ました。
旅立つと言っても1泊2日の最短コースです。忙しない。
それでも滅多に外出しない私にとっては1ヶ月ほど家を空ける感覚…
たった1泊ですが猫たちと離れがたく、みんなと熱い別れを告げ…(みんな嫌そうだった…)
いざ、旅立つとき…
旅行用リュックに猫の毛が…!?
手にしたカバンに、猫様さんの毛がくっついているじゃないですか。
家を出る前に全身くまなくコロコロをしたはずなのに…
注意深く全身を確認すると、リュックだけではなく服にも猫の抜け毛がついているではありませんか。
それを見つけた瞬間、空港に着いたばかりだというのにホームシック状態に(寂しすぎて)
『あんた達…!!本当はついてきたかったんだね!!』なんて、よくわからない思考回路になってしまったおかーさん。(笑)
ええ、はい。その毛が落ちないように、細心の注意を払いながら過ごしましたよ!
ホテルに到着後、毛に想いを馳せるおかーさん。
東京1日目、たくさんの人とお話しできて、すごく楽しくてルンルン気分なおかーさんでした。
ですが、宿泊するホテルで一息ついたとたん、一気に込み上げてきた寂しさと切なさと心強さと…(ん?)
リュックに着いたままの毛に、こんなに胸がきゅ~んとなるとは…
元気にご飯食べてるかな
おかーさんを探して泣き続けていないかな
ふと気が抜けると、そんなことばかり考えてしまいます。
兎にも角にも、普段一人で寝ることなんてあまりないので、ひとりぼっちの部屋はマジで寂しかったです。(小学生かよ)
たまちゃん本日の一言
猫ってのは留守番中、案外のんびり過ごしてるもんだぜ…
tamtam プロフィール
動物病院で動物看護士として勤務後、現在は個人で犬猫を預かり里親を探す「一時預かりボランティア」を続けている。犬猫の保護や介護について、大変な現実だけでなく、楽しさ・幸せをSNSで発信し大きな話題に。
2022年「たまさんちのホゴイヌ」(世界文化社)、2023年「たまさんちのホゴネコ」(世界文化社)を出版。著者印税を動物福祉活動に充てている。
instagram:@tamtam__111