『ハリー・ポッター』の見る順番はこれ!公開順・時系列、『ファンタスティック・ビースト』を含むシリーズ全作品のあらすじを解説
今なお世界中の人々を魅了し続ける、J・K・ローリングが生み出した魔法ワールド。
その根幹をなす「ハリー・ポッター」シリーズをこれから観てみたいけれど、作品数が多くてどの順番で観ればいいか分からない…という方も多いのではないでしょうか?
この記事では、「ハリー・ポッター」シリーズと、その前日譚である「ファンタスティック・ビースト」シリーズのおすすめの視聴順を、各作品のあらすじと共に分かりやすく解説します!
『ハリー・ポッター』は公開順=時系列順!
「ハリー・ポッター」シリーズは、物語の時系列と映画の公開順が全く同じです。そのため、迷うことなく1作目の『ハリー・ポッターと賢者の石』から順番に観ていくのが最もおすすめ。
主人公ハリーの成長と共に物語が壮大になっていくため、公開順に観ることで、ハリーたちの冒険を最大限に体験できます。
声優ファンは「日本語吹替版」がおすすめ!
本シリーズでは、主人公ハリー・ポッターの声を、当時12歳だった小野賢章さんが一貫して演じています。小野さんの声の成長と共に、ハリーの成長を感じられるのは吹替版ならではの魅力。
また、宮野真守さん、岡本信彦さん、石田彰さん、福山潤さんなど、今をときめく豪華声優陣も多数出演します。声優ファンの方は、ぜひ吹替版で魔法ワールドをお楽しみください!
『ハリー・ポッター』吹き替え声優一覧はこちら
『ハリー・ポッター』の見る順番【公開順】
まずは基本となる『ハリー・ポッター』シリーズの公開順です。
1.ハリー・ポッターと賢者の石 (2001)
2.ハリー・ポッターと秘密の部屋 (2002)
3.ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (2004)
4.ハリー・ポッターと炎のゴブレット (2005)
5.ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (2007)
6.ハリー・ポッターと謎のプリンス (2009)
7.ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 (2010)
8.ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 (2011)
『ハリー・ポッター』シリーズの見る順番とあらすじ
1.ハリー・ポッターと賢者の石 (2001)
あらすじ
ダーズリー家で孤独な日々を送っていた少年ハリー・ポッター。11歳の誕生日、彼のもとにホグワーツ魔法魔術学校からの入学許可証が届く。自分が魔法使いであることを知ったハリーは、親友となるロンやハーマイオニーと出会い、魔法の世界への第一歩を踏み出す。しかし、学校には「賢者の石」を狙う邪悪な影が忍び寄っていた。
見どころ
記念すべき第1作。ハリー、ロン、ハーマイオニーのあどけない姿は必見です。日本語吹替版では、小野賢章さんの声変わり前の貴重な声が聞けるほか、若き日の宮野真守さんも出演しています。
2.ハリー・ポッターと秘密の部屋 (2002)
あらすじ
2年生になったハリーの前に、屋敷しもべ妖精ドビーが現れ「ホグワーツに戻ってはならない」と警告する。その言葉通り、校内では生徒が次々と石にされる謎の事件が発生。「秘密の部屋」が開かれたという伝説が囁かれる中、ハリーたちは事件の真相に迫っていく。
見どころ
魔法ワールドがさらに広がり、屋敷しもべ妖精など新たな種族が登場。物語の超重要人物トム・リドル(声:石田彰さん)や、愛すべきキャラクター・ドビー(声:高木渉さん)の初登場は見逃せません。
3.ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (2004)
あらすじ
3年生になったハリー。魔法界の牢獄アズカバンから、両親を死に追いやったとされる凶悪犯シリウス・ブラックが脱獄したというニュースが世間を騒がせる。シリウスが自分の命を狙っていると知ったハリーは、吸魂鬼(ディメンター)が徘徊するホグワーツで、新たな脅威と対峙する。
見どころ
監督がアルフォンソ・キュアロンに代わり、作風がぐっとダークでスタイリッシュに。狼男や吸魂鬼など、恐ろしい存在が登場し、これまでのシリーズとは一線を画すスリリングな展開が魅力です。
4.ハリー・ポッターと炎のゴブレット (2005)
あらすじ
ホグワーツで、伝説の「三大魔法学校対抗試合」が開催されることに。17歳以上という参加資格にもかかわらず、なぜか4人目の代表選手として選ばれてしまったハリー。ドラゴンとの対決など過酷な課題に挑む裏で、宿敵ヴォルデモート復活の兆しが見え始める。
見どころ
後の『トワイライト』シリーズで大ブレイクするロバート・パティンソンが、好青年セドリック役で出演。年々美しくなるエマ・ワトソンにも注目です。そして、ついに宿敵ヴォルデモートが完全復活を果たします。
5.ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (2007)
あらすじ
ヴォルデモートの復活を信じない魔法省は、ホグワーツに監視役としてアンブリッジを送り込む。彼女の圧政に反発したハリーは、仲間たちと秘密組織「ダンブルドア軍団」を結成し、来るべき戦いに備える。しかし、ハリーはヴォルデモートとの精神的な繋がりによって悪夢に苦しめられていた。
見どころ
シリーズは一気に激しさを増し、魔法界の戦いが本格化。シリーズ屈指の嫌われ者・アンブリッジの存在感が際立ちます。終盤に繰り広げられるヴォルデモートとダンブルドアの壮絶な魔法バトルは必見です。
6.ハリー・ポッターと謎のプリンス (2009)
あらすじ
ヴォルデモートの脅威が現実のものとなり、魔法界は闇の時代に突入する。ダンブルドア校長と共に、ヴォルデモートの不死の秘密である「分霊箱」を探すハリー。彼は「半純血のプリンス」と名乗る謎の人物が残した古い教科書を手に入れ、強力な魔法を身につけていくが……。
見どころ
最終決戦に向け、物語の核心に迫る伏線が張り巡らされる重要作。「謎のプリンス」とは一体誰なのか?というミステリー要素が物語を牽引します。クライマックスに向けて全てのシーンが見逃せません。
7.ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 (2010)
あらすじ
もはや安全な場所ではなくなったホグワーツを離れ、ヴォルデモートの魂を分割した「分霊箱」を探し、破壊する旅に出るハリー、ロン、ハーマイオニー。しかし、過酷な旅は3人の絆を試す。一方、ヴォルデモートは最強の杖「ニワトコの杖」を手に入れようとしていた。
見どころ
長大な最終章を丁寧に描くため、前後編に。学校を離れた3人の逃避行が描かれ、彼らの成長や葛藤が深く掘り下げられます。これまでのシリーズとは異なるロードムービーのような作風が新鮮です。
8.ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 (2011)
あらすじ
残された分霊箱を破壊するため、ホグワーツに戻ったハリーたち。しかし、そこはヴォルデモートと死喰い人たちが支配する最後の戦場となっていた。仲間たちが次々と倒れる中、ハリーは自らの過酷な運命と対峙する。魔法界の未来を懸けた、壮絶な最終決戦の火蓋が切って落とされる。
見どころ
すべての物語がここに集約される、涙と興奮の最終章。ハリーとヴォルデモートの決着はもちろん、ネビルをはじめとする仲間たちの成長と活躍にも胸が熱くなります。シリーズを見続けてきたファンへの最高のフィナーレです。
前日譚『ファンタスティック・ビースト』シリーズについて
「ハリー・ポッター」シリーズをすべて観終わったら、魔法ワールドをさらに深く楽しめる「ファンタスティック・ビースト」(ファンタビ)シリーズがおすすめです。
物語の舞台は、ハリー・ポッターが生まれる約70年前。若き日のダンブルドアも登場し、「ハリー・ポッター」シリーズに繋がる重要な出来事が描かれます。
『ファンタスティック・ビースト』の見る順番【公開順】
まずは基本となる『ファンタスティック・ビースト』シリーズの公開順です。記事執筆時点では、3作目まで製作されています。
1.ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 (2016)
2.ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 (2018)
3.ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 (2022)
『ファンタスティック・ビースト』シリーズの見る順番とあらすじ
1.ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 (2016)
あらすじ
1926年、魔法動物学者のニュート・スキャマンダーが訪れたニューヨークで、魔法のトランクから動物たちが逃げ出してしまう。ひょんなことから協力することになった人間のジェイコブや魔法使いのティナたちと共に大騒動を繰り広げるが、その裏では強大な闇の魔法使いの陰謀が渦巻いていた。
見どころ
新たな主人公ニュートと、キラキラしたものが大好きなニフラーなど、個性的で可愛い魔法動物たちが最大の魅力。1920年代のアメリカという、ハリポタとは全く違う舞台設定も新鮮です。
2.ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 (2018)
あらすじ
脱獄した「黒い魔法使い」グリンデルバルドが、人間界の支配を目論み勢力を拡大。恩師である若きダンブルドアに頼まれたニュートは、仲間と共にパリへ向かい、魔法界の未来を懸けた戦いに挑む。
見どころ
ジュード・ロウが演じる、若き日のダンブルドア先生がついに登場! ハリー・ポッターの物語に繋がるレストレンジ家やニコラス・フラメルといった名前も出てきて、シリーズファンには堪らない一作です。
3.ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 (2022)
あらすじ
魔法界の支配者になろうと画策するグリンデルバルド。未来を予知する彼に対抗するため、ダンブルドアはニュートや人間のジェイコブら寄せ集めのチームを結成し、前代未聞の作戦で立ち向かう。
見どころ
これまで謎に包まれてきたダンブルドア家の秘密、そしてグリンデルバルドとの過去の因縁が明らかに。マッツ・ミケルセンが演じる新たなグリンデルバルドのカリスマ性にも注目です。
おわりに
ホグワーツの動く階段、叫び出す植物、空飛ぶ箒――。ページをめくるように、1作ずつ観進めるごとに、魔法ワールドはどこまでも深く、豊かになっていきます。
まずは『ハリー・ポッターと賢者の石』から、壮大な魔法の旅を始めてみませんか? きっとあなたも、その世界の虜になるはずです。
[文/失野]