【横浜市都筑区】「お悔やみ窓口」都筑区役所で12月15日から
亡くなった人の区役所での手続きについて、申請書作成の補助や提出する各課への案内などを行う「お悔やみ窓口」が12月15日（月）、都筑区役所２階に開設される。窓口の設置により、遺族の負担軽減を図ることが狙いだ。
亡くなった人の区役所での手続きは、戸籍課での世帯主変更申請や保険年金課の介護保険の資格喪失など、個々のケースで異なり多岐にわたる。
同窓口は、大分県別府市が先駆的に導入。国が２０２０年にガイドラインを作成したこともあり、全国で設置が進んでいる。20ある政令指定都市では10市以上で実施。横浜市は、昨年１月からモデル実施として鶴見区と瀬谷区で窓口を設置。さらに今年10月に青葉区や緑区など８区に、12月に都筑区を含む８区に設置され、全市で開設となった。また必要な手続きを１冊にまとめたハンドブックも配布される。
１年間のモデル実施を行った２区の利用者アンケートでは「利用して良かった」と回答した人の98％以上だった。市市民局窓口サービス課の担当者は「鶴見区と瀬谷区では、予約枠の半数以上が埋まっており、10月に設置した区も４〜８割予約が入っている。『何の手続きをしたらよいのか、分からない』という方が多く、手続き後は不安解消の声をいただくことが多い」と話す。
同窓口は、死亡届を提出した数日後に利用予約ができる。予約時に亡くなった人の氏名、生年月日、住所、死亡日などを伝えることで、区役所が必要な手続きを事前に調査する。手続き当日は窓口で書類作成を補助するほか、必要に応じて申請書を提出する各課への案内も行う。
予約枠は午前９時、10時30分、午後１時30分、３時の４枠。ＷＥＢか電話で希望日の４営業日前の午後４時までに予約を。予約、問合せは同窓口【電話】０４５・９４８・２５８７へ。