工業系見本市「燕三条ものづくりメッセ」が今年も開幕、174の企業・団体が一堂に(新潟・燕三条)
24日10時頃、開場のテープカットの様子
日本海側最大級の工業系見本市「燕三条ものづくりメッセ」が今年も燕三条地場産業振興センター(新潟県三条市)で始まった。開催日時は10月24日、25日。今回で11回目を数え、174の企業・団体が出展する。
「燕三条ものづくりメッセ」は、金属加工業の集積地である新潟県燕三条地域の企業をはじめ、全国からものづくりに関わる企業が集まる見本市。昨年は同地域のオープンファクトリーイベント「工場の祭典」と同時開催され、4356人が来場した。今年は5000人の来場を見込む。
開場直後の入場口の様子
会場内は多くの人で賑わった
燕市の鈴木力市長
24日10時には開場と同時に入場口に行列ができ、会場内は商談をする人々の姿で賑わった。出展ブースには企業はもちろん、新潟大学、長岡技術科学大学、開志専門職大学など県内の教育・研究機関のブースも多数出展。地元の三条市立大学では、同大学の研究室の成果などを展示していた。
また会場には、ベンチャーやスタートアップの姿も。ながおか新産業創造センターのブースでは、農業ロボットの株式会社FieldWorksと、ロボット開発の学生団体Phoenix Robotsがそれぞれのロボットを展示。FieldWorksは昨年起業し、小型の除草ロボット「ウネカル」を開発している。
三条市立大学のブースの展示の一部「X線CTと3Dプリンタで技術のデジタル化」。今後、宝飾品の製造などでの活用が期待される
FieldWorksの「ウネカル」(写真手前)と、Phoenix Robotsのロボット(写真奥)
開場式の挨拶で燕市の鈴木力市長は「(今年は)より商談やビジネスマッチングが進むような仕掛けを工夫した。それぞれの企業が新たな商談、あるいは新しいビジネスパートナーを獲得でき、次の開発のヒントを得られる2日間であってほしい。現在の経済環境は厳しいが、それをはねのけるような新しいチャンスを掴み取るイベントになれば」と話した。
「燕三条ものづくりメッセ」は25日まで。同日の開催時間は、10時から16時までとなる。
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燕三条ものづくりメッセ webサイト