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もしかしたらスマホ依存かも。スマホが手放せない子を持つ親へ、まず確認してほしいチェックリスト10個

saita

【親子で学ぶスマホ講座6】スマホが気になって仕方ない!専門家が指摘するスマホ依存

前回のスマホ講座5では、スマホの使いすぎによる身体への悪影響などをご紹介しましたが、その他にもスマホをチェックしていないとイライラしたり、不安になったりしてしまってスマホが手放せない「スマホ依存」が問題になっています。今回もITジャーナリストの鈴木朋子さんにお話を伺いました。

スマホ依存とは?

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手軽にネットから調べ物ができる便利さ、家族や友人とすぐにつながれる安心感など、手のひらであらゆることが完結できて若者だけでなく、あらゆる世代で保有率が高くなってきたスマートフォン。その一方で、スマホの使い過ぎによる生活の乱れ、学力低下など、実生活への影響が出ているにもかかわらず、自分の意志ではやめられない、手元にないと落ち着かないなど、精神的な依存状態にあることを俗にスマホ依存といい、問題にもなっています。

スマホ依存チェック

1. 返信が来ないと気になる、頻繁にチェックしてしまう

2. スマホが手元にないと落ち着かない

3. スマホが鳴ったり光った気がしたことがある

4. お風呂にスマホを持ち込む

5. 人と話していてもスマホをチェックしてしまう

6. よくスマホを見ながら寝落ちする

7. 起きたらすぐスマホをチェックする

8. なにかの作業途中に通知があってもスマホをすぐ見る

9. 財布よりスマホの方が落としたくない

10. 予備のバッテリーが欠かせない

自身の行動をチェックしてみて、これらに該当する項目が多いようであれば、スマホへの依存度が高い可能性があります。

SNS依存

スマホ依存の中でも、とくに問題になりやすいのがSNS依存です。Instagramなどの更新こそが、生活の中で自分の最重要事項になってしまってはいませんか? SNS用の写真を撮るために危険な場所に立ち行ったり、インスタ映えする食べ物を買って撮影したあとに破棄したり、人に迷惑をかけたりなどが大きな問題にもなりました。
さらに投稿した内容にどれだけ「いいね!」やコメントがつくかを気にしすぎて、スマホを手放せなくなったり、自分以外の人と楽しそうな投稿をする友人のSNSを見てショックを受けるなども多く、SNS疲れから「うつ」状態に陥ることも懸念されます。
こういったSNS依存、そしてSNS疲れを起こしていたら、まずはいったん落ち着きましょう。投稿への反応が気になりすぎて疲れてしまうなら、SNSをやめてみましょう。自分の気持ちに余裕のあるときにまた再開することをおすすめします。他人の目を気にしたり、友人のペースに合わせるのではなく、まずは自分のペースで。

子どもの依存には注意

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勉強や食事中もいつもスマホが気になる、歩いている時もスマホから目が離せない、そんな依存傾向のある子どもが増えているといいます。スマホは友人や家族との連絡手段でもあることから、簡単には手放せず、依存を自覚していたとしても、自分のそばにあるのでついつい使いすぎから抜け出せない悪循環が起こります。

子どもは自分の欲望をコントロールしきれず、未熟です。好奇心も旺盛で一度火が点くと熱中し続けてしまうこともあります。やるべきことをほったらかしてスマホに依存してしまうことで、学力が低下したり、生活リズムが乱れていくことも。ひどい場合は不登校やうつ病などに陥るケースもあり、保護者がしっかりと見守ることが大切です。

スマホ依存対策

・仕事中、勉強中はLINEやSNSなどの通知機能をオフ

・移動中はスマホを手に持ったり、ポケットに入れず、カバンにしまう

・スマホのチェックは決められた休憩時間のみ

・寝室にスマホは持ち込まない

・就寝前の2時間はスマホを見ないようにする

・運動や読書など、スマホ以外の趣味を楽しむ

これらのように、スマホからなるべく離れる時間を作ることが重要です。スマホと自然と距離が保てるように、家族で楽しめる趣味やスポーツをするなど、スマホ以外の実生活を豊かに過ごすようにしましょう。

子どもの場合

子どものスマホの使いすぎを防ぐには、心がけを促すだけではなかなか習慣を変えることはできません。ペアレンタルコントロール(スマホ講座2)をしたうえで、ルール(スマホ講座3)を保護者が決めるのが有効です。大人の干渉を避けるため、自室への持ち込みを希望するお子さんもいると思いますが「利用時間・使用場所の限定」がおすすめ。「リビングでのみ使用可能」「1日2時間まで」「夜9時以降は親が預かる」など、具体的で子どもにとっても無理のない実現可能なルールを決めるのがポイントです。これらのルールを理解してもらうためには、一方的な命令ではうまくいきません。「子どもも保護者とともにルールを考えること」「大人もルールを守ること」「干渉し過ぎず、見守る姿勢持つこと」が大切です。

大人の場合

スマホ依存になってしまっていると自覚して、それを改善したいと思っている大人も子どものペアレンタルコントロール同様に端末の設定から制限を加えまてみましょう。アプリを使える時間を制限したり、端末を使わない時間を設定して、スマホとの距離を保ちましょう。鈴木さんがおすすめは、端末をおやすみモードに設定し、夜に通知が鳴らないように設定すること。「通知が鳴るからスマホを触って、そのあとも各SNSを一巡したり、動画巡りなどが始まり、気が付くと時間が過ぎ去っています。そもそも夜の時間帯にスマホが鳴らないおやすみモードが手軽です」

子どもも大人も、以上の対策をこうじてみても、スマホに依存してしまうと感じる場合は、躊躇せず医師に相談し、必要な治療を受けてみてください。最近ではスマホを含めた、ネット依存に関する治療を行う病院も増えているので、自分だけではやめられない人はもちろん、スマホ使いすぎる子どもを心配する人は、深刻な状況になる前に病院へ相談してみてください。
 

今回教えてくれたのは…鈴木朋子さん

鈴木 朋子 さん
ITジャーナリスト・スマホ安全アドバイザー

メーカー系SIerのシステムエンジニアを経て、フリーライターに転身。SNSなどスマートフォンを主軸にしたIT関連記事を多く手がける。デジタルカルチャーを追い続け、スマホネイティブと呼ばれる10代のIT文化に詳しい。子どもの安全なIT活用をサポートする「スマホ安全アドバイザー」としても活動中。著作は『親が知らない子どものスマホ』(日経BP)、『親子で学ぶ スマホとネットを安心に使う本』(技術評論社)など、著書は監修を含め、20冊を超える。
「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ)、「スッキリ!」(日本テレビ)、「ゴゴスマ」(CBCテレビ)、「ビーバップ!ハイヒール」(ABCテレビ)、「マサカメTV」(NHK総合)、などテレビ、ラジオ、新聞、雑誌などのメディアにも出演。

「親子で学ぶ スマホとネットを安心に使う本」

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子どもにはじめてスマホを買い与える人は必見!
「親子で学ぶ スマホとネットを安心に使う本」
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「親が知らない子どものスマホ」

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スマートフォンの使いすぎは、健康を害するなど身体的な影響に加えて、「依存」という形で精神的に多大な影響を与えるケースも増えています。子どもの場合は、保護者がスマホとの適切な距離感を作ってあげることが大切です。もし大人である自分がスマホ依存を自覚しているならば、端末自体に制御を加えたり、自分自身でルールを決めてしまいましょう。また、スマホ以外の実生活を豊かに過ごすこともスマホとの距離を作るいい方法です。家族で共有できる話題を見つけたり、運動や趣味を楽しむなど、家族で過ごす時間を大切にしてみましょう。

全力モーション/ライター

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