JR松山駅、9月29日から新駅舎へ 高架下商業エリアの名前も決定、直前には部分運休も
愛媛県都・松山市の「JR松山駅」が今秋、生まれ変わります。
JR松山駅付近は、南北に走るJR予讃線と車両基地・貨物駅により市街地が東西に分断され、踏切遮断による交通渋滞や市街地分断が問題視されていました。そこで、「JR松山駅付近連続立体交差事業」により駅周辺約2.4kmの高架化が決定。2009年から高架線工事が進められてきました。
2024年9月下旬に現在線から高架線への切り替えられ、9月29日から新駅舎の供用が始まります。2面4線の新ホームでは岡山・高松方面と宇和島方面の特急列車に「対面乗り換え」もできるようになるほか、バリアフリー設備も充実したより安全・快適な駅になります。地上では8箇所の踏切が廃止され、踏切に起因する交通渋滞や踏切事故の危険性が解消されます。
高架線への切り替えのため、9月21日深夜から22日早朝にかけて事前切替工事が行われ、21日夜は松山駅発着の一部の列車が部分運休となります。9月28日深夜から29日早朝にかけて行われる線路切替工事では、28日および29日の一部列車が部分運休となる見込みです。
高架下商業エリアの名称も決定
高架下商業エリアの名前は、「JR松山駅だんだん通り」に決定。JR四国ステーション開発が運営します。
施設名称は伊予弁の「ありがとう」を意味する「だんだん」=「感謝」とJR松山駅施設の「通り」を通って、愛媛の様々な場所や人を紡ぐ場所になりたいという思いから。開業はJR松山駅の高架化と同日の9月29日。