【鎌倉 ショップレポ】店舗を持たない花屋 ミムラ商店 - 想いをカタチに。大切な人に想いをお花で伝える。
親しい⼈に気持ちを伝える。
家族や親友、職場の仲間、同級⽣、おさななじみ、etc。
“いつもありがとう”
親しい間柄だからこそ、⾔葉や⽂章で表現しきれないことってありますよね。
むしろ、⽂章や⾔葉にするとうまく伝えきれなくてもどかしい。
お花のプレゼント。
花は、語りかけてきます。
ただ決して語り過ぎません。
そっと寄り添ってくれます。
贈り主さんの想いと共に。
そんな贈り主さんの想いをそのままカタチにする花屋さんがいます。
贈り主さんのコトバを⼤切に聞き取り、その想いをカタチにしていく。
今回ご紹介するのは、そんな魔法を使う花屋さん。
店舗を持たない花屋『ミムラ商店』。
ではさっそくご紹介します。
『ミムラ商店』紹介
オーナー紹介
オーナーは、三村真理子さん。
ウエディングハウスやホテル、デパート、ギフトに特化した路面店で、フラワーアレンジの修行を積む。
生花を中心とした多肉植物や造花を使ったオリジナリティーを追求。
そんな中、2020年のコロナで世の中が一変します。
この時期にお客様から、「会いたい人に会えない」、「大切な人を励ましたい」という声を多く聞いたそうです。
自分の出来ることを模索し始めました。
「こんな時だからこそ、お花で想いを届けたい。」
会社を辞め、SNSを中心としたオーダーメイドの制作販売をスタートしました。
相手の立ち位置に立って考える。
素敵なフラワーアレンジを作るお花屋さんは沢山あります。
ただ『ミムラ商店』が優先するのは、花屋の個性ではなく、贈り主さんの想いをとことん聞き入れること。
「修行時代に、『ピンクで』と一言いわれて、まずその幅の広さに驚きました。
スモーキーピンクの人もいれば、ビビッド、パステルまであるんです。
一緒に、想いに沿った色を選びます。
そしてみなさん共通していることは、贈った先の人が花を見て“ホッとしたり” “笑顔になったり”してもらいたいという想い。
その想いを花に託しているのだなと気づきました」
とミムラさん。
“いかに贈り主さんの想いに近づけるか”、“その想いに寄り添えるか”を、自分のオリジナリティーとして追求しているそうです。
これは誕生日プレゼント。
歳を重ねて在宅がちになったお母さんに、趣味の絵画をまた始めて貰いたいとのお話。
「思わず絵を描きたくなるビビットなアレンジにしてください」とのオーダーで作ったそうです。
想いのこもった誕生日プレゼント。
愛で満たされていますね。
素敵!以外の表現が出てきません。
「最初に働いた花屋さんの店長さんが『すごく素敵な仕事を僕らはしている』と話していました。
ドキドキとワクワクとした気持ちを忘れずにいます。
贈る方、贈られる方、双方にとっての大切な想いを、唯一無二のデザインにのせてお届けできるよう日々勉強です。」
世界で一つだけのフラワーアレンジ。
贈り主さんの“想いをカタチに”したフラワーアレンジ。
そんな素敵な贈り物、受け取ったら嬉しいですよね。
ちなみにミムラさんは、以前『湘南人』でもご紹介した、『1dayリトリートイベント Rest of the heart Retreat』のメンバーでもあります。
【鎌倉 イベントレポ】1dayリトリートイベント Rest of the heart Retreat 第1回...1dayリトリートイベントRest of the heart Retreat 「花まつり~生・環・創」に、参加してきました。きっかけは手元に届いた、このフライヤー。花、食、音それぞれのスペシャリストが導く 「心の休息を、自分自身で得る」 ための全3回に渡るリトリートイベント。第1回目は、「花まつり~生・環・創」。春の花に囲まれて、一日ゆったりする。日常から離れ、いつもと違った体験を楽しんでもらうとのこと。 画像出典:rest_of_the_heart_retreatみなさんは、休日をどうお過ごしですか?仕事や生活に追われ、バタバタと通り過ぎるような日...
湘南人
オーダーからお届けまでの流れ
①メールで依頼
②メールや電話にて内容確認
・お渡し先住所
・お渡し日時
・用途
・色味やイメージ
・メッセージの有無(有の場合は内容の確認)
・予算
・他
③フラワーアレンジ制作
・イメージの具体化
・仕入れ
・制作
④完成した画像を贈って確認
⑤お届け
「色味やイメージに関しては、『ミムラ商店』のInstagramを参考にして頂いたり、何か気に入った画像があれば見せてもらって、そのイメージを共有することから始めます。
そしてそのイメージをベースに、入れたい花、全体の大きさや形、色味を組み上げていきます。
例えば、お祝いでもシックなものにしたいとか、お供えでも明るいイメージにしたいなどもありますし、仕入れ時に使いたい花がない場合もあったりするので、イメージの共有には特に気を使っています」
とのこと。
折角なので、とことん自分の想いを相談してみてください。
きっと素敵なお花が出来上がりますよ。
フラワーアレンジ紹介
店舗を持たない代わりに、人から人への紹介や口コミで広がり、現在、鎌倉を中心に置いていただいているお店が増えているとのこと。
定期的に購入されているお店をいくつか取材して来ましたので、ご紹介します。
スパイス料理『Magic hour THE TABLE』
『Magic hour THE TABLE』は、鎌倉御成町のレストラン。
Wellness(その人そのものの在り様で輝く生き方)をテーマに、スパイスと鎌倉の野菜を使い季節の養生を取り入れた料理を作っているお店です。
ここは、私も大好きなお店の一つです。
※『Magic hour THE TABLE』は、湘南人でもご紹介させていただいています。
【鎌倉市】スパイス料理「Magic hour THE TABLE」2025年2月22日OPEN神奈川県鎌倉市御成町にスパイス料理「Magic hour THE TABLE」が、2025年2月22日(土)OPEN!こちらのお店は「Wellness(輝くようにいきいきとしている状態)」をテーマにしており、窓から明るい光と風が入る、おうちのようにリラックスできる空間で、スパイスと鎌倉の野菜を使用した、季節の養生を取り入れた料理を楽しめる。また、こちらのお料理は、店主厳選の日本酒や、ワインとともに味わうことが可能。スパイシーな料理を肴に落ち着いた空間の中、身も心もリラックスしたければ、迷わず鎌倉・御成町の「Magic hour THE TABLE」へ...
湘南人
『Magic hour THE TABLE』のオーナー長石美紀さんは、ミムラさんとは古くからのお付き合いなので、オーダーはいつも“おまかせ”です。
「南向きの大きな窓から気持ち良い風が入る明るいお店です。
店内には、カウンター席と中央に大きなテーブル席があります。
鎌倉駅近くで、外に緑が見えないので店内を緑で満たしたくて、ミムラさんには、店内のグリーンと大きなテーブルの真ん中の装花をお願いしています。」
「季節の気分のテーマをお伝えして、“おまかせ”でオーダーしています。
例えば『木陰でお喋り』 、『詩的な枝物』、『風薫るテーブル』、『クリスマスの贈り物』、etc。
抽象的なテーマなのに、その都度、抜群のセンスと審美眼で選んでくれた美しい植物をハッとする生け方で飾ってくださいます」と美紀さん
今の季節に使いたいお花、お店の雰囲気と美紀さんのカラーを意識しながらイメージを固めていく。
そして飲食店なので、清潔感を大切にしながら『Magic hour THE TABLE』の料理コンセプトをそっと盛り上げたいという思いをカタチにしていくそうです。
『Magic hour THE TABLE』に納めたお花を、ミムラさんのコメントを添えてご紹介していきます。
「これはオープンの日の装花です。
エクリュカラーは定番色。
スイートピー、クリスマスローズが清潔感を漂わせます。
お食事をするテーブルに置くので、清潔感とリラックス感を大切にしています。」
「春の始まりは、期待と緊張の季節。
いきなりいろんなことを詰め込むのではなく、去りつつある冬や少しずつ緩み出す土の気配を感じて欲しい。
しばしゆっくりお過ごしくださいという雰囲気で作りました。」
「美紀さんには、お店のテーマである東洋医学の考え方を教えて貰っています。
これはゴールデンウィークの始まりの頃のもの。
太陽パワーが増す季節。
ネイティブフラワーでも新しく珍しい、ワラタという朱色の花と火焔の様なグロリオサリリーをメインにしています。
“クリアで力強い日差しのイメージ” に仕上げました。」
「ちょっと珍しいものや色味を加えて、「これ何だろう?」とか「〇〇よ」とか、お客さん同士や美紀さんとお客さんの会話を盛り上げるきっかけになったら良いなとの思いを込めています。」
「これは『Magic hour THE TABLE』が初めてのクリスマスを迎えた時の生け込み。
クラシックな器(器はイメージに合わせて貸し出しています)に、神話の植物ヤドリギを円形に生け込みました。
ヤドリギは、“その木の下で会うとご縁を結ぶ” という言い伝えがあります。
ここで出会う皆さんが、新年に向けて新しい夢と出会えます様にという意味を込めました。」
お店の大きなテーブルの真ん中に飾られたお花。
お客さんたちが、楽しそうにお話をしている姿が目に浮かびます。
『Magic hour THE TABLE』では、オープン以来ずっとミムラ商店のお花が飾られていますので、お店のInstagramからも覗いてみてください。美味しい料理もいっぱい見られますよ。
鎌倉文学カフェ『カフェ エチカ』~句会~(イベント用)
『カフェ エチカ』は、鎌倉小町通り、鶴岡八幡宮にほど近い場所にあるカフェです。
店内には、文学書、哲学書、美術書、などが溢れんばかりに並びます。
どの本も個性的で、気になるタイトルのものばかり。
ここのオーナーは、千田哲也さん。
多種多様なクリエイターの⾃由な創作を尊重し、応援する⼈なのです。
『カフェ エチカ』では、音楽ライブや上映会&トーク、芝居なども行われています。
そして隔⽉で開催されるのが『句会』。
この『句会』では、『ミムラ商店』の季節のアレンジが使われています。
※『カフェ エチカ』は、湘南人でもご紹介させていただいています。
エチカマスターの美意識が店内全体に行き届いています鎌倉市雪ノ下の小町通りに【カフェ エチカ】というお店があります。小町通りは日中は観光客で賑わっていますが、エチカは静かな佇まいで店を構えています。また、夜にはお酒を楽しむバーの雰囲気です。ほろ酔いで人のいなくなった小町通りを歩くのも趣がありますよ。私は今回は夜に行ってみました。いい雰囲気の入り口です。栗とベリーのロールケーキや、大人のキャラメルチーズケーキなどこだわりが感じられるケーキが食べられます。また、渡り蟹のトマトクリーム白味噌仕立てをはじめと...
湘南人
千田さんは、詩のフェスティバル『KAMAKURA POETRY FESTIVAL 詩を(詩をフェス)』の発起人でもあります。
次回『詩をフェス』 は2026年10月から。
※前回の『詩をフェス』を湘南人でもご紹介させていただいています。
【鎌倉市】KAMAKURA POETRY FESTIVAL 詩を(通称 “詩をフェス”) – 鎌倉文士の街...『KAMAKURA POETRY FESTIVAL 詩を』(通称“詩をフェス”)が、10月1日~10月31日の1ヶ月間にわたり、鎌倉・北鎌倉・大船の書店、カフェ、ギャラリー、などで開催されます。各会場で行われるのは、詩の古書市、トークイベント、朗読会、展示等さまざま。そして、その中心にあるのは『詩』。 画像出典:“詩をフェス”発起人は、「カフェ エチカ」の千田(ちだ)さん。この「カフェ エチカ」が、実におもしろいのです。お店と言うより、集まってくるお客さんたちがおもしろい。編集者、放送局、作家、音楽家、芸術家、etc。幅広いジャンルの...
湘南人
『句会』では、即吟(目の前にあるもので作句する)という遊びをします。
俳句は、五七五問わず、十七音で構成される世界一短い詩。
読む⼈の想像⼒にゆだねられる部分がありますよね。
句の書いていない部分の余⽩までをもみんなで想像して味わい講評するのだとか。
⼀つの俳句をみんなで共有し、さらに深みへと導き合う。
“書いていない部分の余⽩までをみんなで想像して味わい”ってところ、素敵ですよね。
「季語になる花や枝をひそませて投げ⼊れをするので、風情を感じる“見たことのないアレンジ”をいつも考えています」とミムラさん。
花たちもじっくり⾒てもらって、詩にしてもらって幸せですね。
『ミムラ商店』の季節のアレンジとそこで読まれた俳句をご紹介します。
「こでまりや鋭き鑑賞の角度」崇
「ぱかぱかと蓮の実の孔古都に開く」わたゆき
「桐の実の触れなばコスメチック落ち」美栄
「良い芸術には詩がある」
とオーナーの千田さん。名言ですね。
『句会』の正式名は“詩を詠みながら酒を飲む会”だそうです。
お酒を飲みながら詩を語り合う。
「この花綺麗だね」に収まらず、詩的に表現して語り合うって素敵だなあと、思わずうなずいてしまいました。
花と人、人と人の“一期一会”の出会い。
これだけで、ひとつ記事を書いてみたい気になりました。
素敵なオーナーさんとの出会いが、ミムラさんのフラワーアレンジをまたひとつ次のステージに引き上げている様です。
『句会』にご興味のある方は、『カフェ エチカ』までお問い合わせください。
ライブ等で花束を贈ることもあります。
画像出典:ミムラ商店
これは寺田町さんのライブで、バースデーサプライズのお花が贈られた時のもの。
『全国を旅する現代の吟遊詩人・寺田町』さん。
私も寺田町さんの大ファンです。
寺田町ファンサイト
トスカーナ料理『Buon Piatto鎌倉(ボンピアット)』~ブーケ作り~(イベント用)
『Buon Piatto鎌倉』は、鎌倉坂ノ下にあるトスカーナ料理のお店。
ここで、料理を食べてブーケ作りをするという『Buon Piatto鎌倉』と『ミムラ商店』のコラボイベントが開催されています。
最初にブーケ作りをして、お花に囲まれながらトスカーナ料理をいただく。
これもまた、料理の美味しさが増しそうですね。
※不定期開催になりますので、詳細は『Buon Piatto鎌倉』のホームページ等でご確認ください。
※『Buon Piatto鎌倉』は、湘南人でもご紹介させて頂いています。
Buon Piatto鎌倉 (ボンピアット)オリーブ畑、ブドウ畑、小麦畑に、果てしなく続く牧草地。その緑の丘陵の合間を、白い道が一本走る。サンサンと輝く太陽の下、裏庭のテーブルに並べられているのは、味自慢のマンマの家庭料理と美味しいワイン。そのテーブルを、家族や友人達みんなの笑顔が囲む。私の想像するトスカーナの風景です。こんな開放的な景色の中で頂くマンマの家庭料理は、きっと格別でしょうね。気取らず優しく、どこかほっこりする味。考えただけで、食べに行きたくなりませんか。実は、そんなマンマの家庭料理を食べさせてくれるお店が鎌倉坂ノ下にある...
湘南人
お花屋さんのように、好きな花を自分で選んでブーケを作るイベントです。
珍しい花の説明、ちょっとしたブーケ作りのコツや長持ちの秘訣をミムラさんがレクチャーしてくれます。
ラッピングまでを自分でやるので、色や質感を重ねていく過程を体験出来ます。
「ブーケ作りはとにかく自由に。
自分で花を選ぶときめきや刺激を大事にして欲しいです。
ブーケの発祥は古代ローマで、野原で摘んだ花を差し出してプロポーズしたことが始まりなんだそうです。
最初はどうやって良いか戸惑われる方もいらっしゃいますが、気になって掴んだ花が一番素敵なブーケになったりします」
と、ミムラさん。
画像出典:Buon Piatto鎌倉
「バラ、カラー、トルコ桔梗、etc。
色はドラマティックでシックな色や自分では普段選ばないような色、珍しい葉物などを用意します。
用意したお花の色が素敵とよく言われます。
他にも、花の持ちがちょっとずつずれるように、開花時期の違う花を入れたりします。」
画像出典:Buon Piatto鎌倉
画像出典:Buon Piatto鎌倉
「みなさん素晴らしい。
美しいものを、自分の手から生み出す喜びを楽しんで下さい」
とミムラさん。
完成したブーケもいくつかご紹介します。
パープルとグリーンとホワイトのノーブル系。
渋い紫のチューリップはブラックヒーローだそうです。
ラナンキュラスです。
旬の時期が短い花なので、手に入る時期も限られており、この花があるとみなさん大喜びしてくれるそうです。
五感で感じ、色合わせしながらブーケを完成させていく。
みなさん本当に楽しそうです。
作ったブーケをどこに飾るとか、プレゼントするとか、いろいろな想いがカタチになって行くのでしょうね。
こんな花束が一日で作れてしまうのですね。
家に欲しいくらいです。
最後になりますが
実は私も 『ミムラ商店』 のお花をいただいたことがあります。
まだミムラさんが『ミムラ商店』を始めて間もない頃。
16年間、家族として一緒に過ごしてきた愛犬テンテンが旅だった時に、友人たちから贈られてきました。
いつもと違う日常。
ぽっかり空いた穴を埋めるように、花たちがずっと寄り添っていてくれました。
花に添えられた友人からのメッセージに、犬の愛の大きさを教えられました。
愛だけに生きてきたといっても過言ではないと。
宇宙規模の大っきな愛。
家族の側にいることが何より幸せなんだって。
そして花たちが、テンテンからのメッセージを伝えてくれました。
「出会えて良かった。
家族になれて本当に嬉しかったよ」って。
花は、語りかけてきます。
ただ決して語り過ぎません。
そっと寄り添ってくれます。
友人たちからの花に託されたメッセージも受け取りました。
言葉に出来ないこと、沢山あると思います。
むしろ言葉にすることで、小さくまとまってしまう。
もっともっと大きな想いを、無限大の愛をカタチにする。
『ミムラ商店』の花には、そんな魔法のような魅力があります。
みなさんも大切な人に、花で想いを伝えてみてはいかがですか。
ミムラさんが、想いをカタチにしてくれますよ。
ミムラ商店
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