カリフラワー入りクリームシチューのレシピ。ルーがなくても簡単!
カリフラワーのクリームシチュー
調理時間:30分
カリフラワーが主役のクリームシチューのレシピです。市販のルーや生クリーム不要で作れ、濃厚な味わいに仕上がります。カリフラワーをたっぷり入れるため、食感と食べごたえを楽しめるのが特徴です。ホクホクのカリフラワーはクセがなく、コンソメ味のクリームとよくなじむため、野菜が苦手な方やお子さんでも食べやすいですよ。
材料(4~5人分)
鶏もも肉:1枚(300g)
カリフラワー:1株(約300g)
玉ねぎ:1個(150g)
にんじん:小1本
薄力粉:大さじ3杯
固形コンソメ:2個
牛乳:400cc
水:400cc
バター(無塩):30g
オリーブオイル:大さじ1/2杯
カリフラワーのおいしさをいかすポイント3つ
カリフラワーの茎も食べられるため厚めの輪切りにして使う
カリフラワーはアクがほぼないので下ゆでなしで使う
火が通りやすいカリフラワーは仕上げに加えて5分程度煮る(やわらかめの食感がお好みであれば10分ほど煮る)
下ごしらえ
・鶏もも肉はひと口大に切る
・カリフラワーは小房に分け、茎は厚めに皮を切り落として1cm幅の輪切にする
・にんじんは小さめの乱切りにする
・玉ねぎは薄切りにする
作り方
鶏もも肉、玉ねぎ、にんじんを炒める
鍋にオリーブオイルを入れて中火にかけ、鶏もも肉の皮目を下にして2~3分動かさずに炒めます。皮目が薄く色づいたら、玉ねぎとにんじんを加えて混ぜながら、玉ねぎがしんなりするまで3~4分炒めます。
火を止めてバターと薄力粉を加える
玉ねぎがしんなりしたら火を止め、バターを加えて溶かし、薄力粉をふるい入れます。粉っぽさがなくなるまで全体をよく混ぜます。
水を3回に分けて加える
水を3回に分けて加えてよく混ぜます。
固形コンソメを加えて煮る
固形コンソメを入れてひと煮立ちさせ、にんじんが少しやわらかくなるまで弱火で10分ほど煮ます。このあとの工程でも煮込むため、にんじんに竹串がなんとか刺さるかたさで問題ありません。
カリフラワーを加える
カリフラワーを加えて5分ほど煮ます。やわらかめの食感がお好みであれば10分ほど煮ます。
牛乳を加える
牛乳を加えてひと煮立ちさせ、とろみが出るまで5分ほど煮ます。味見をしてお好みで塩(分量外)で味をととのえて完成です。
よくある質問
だまにしないコツがありますか?
いったん火を止めて、具材にまんべんなくふるった薄力粉を絡めるとだまができにくいです。だまができてしまった場合、具材を取り分けてルーのみを裏ごしするか、ミキサーにかけるとなめらかなシチューに仕上がります。
市販のルーでも作れますか?
市販のルーでも作れます。具材がやわらかくなるまで煮てルーを入れ、とろみがついてから牛乳を加えましょう。沸騰しているところにルーを入れると溶けにくくなるため、火を止めてからルーを入れるのがポイントです。使用するルーの調理方法に従って作るのが基本です。
カリフラワーを切るとボロボロになってしまいます
カリフラワーの葉がついている場合は付け根から包丁を入れて落とします。茎が長い場合は作業しやすいように切っておき、小房は根元ひとつずつに刃を入れて切り分けましょう。小房が大きい場合は根元に切り込みを入れ、手で裂くように半分にするとボロボロになりません。茎は厚めに皮をむくと食べられます。
ほかに具材は何が合いますか?
鶏もも肉のほか、半分に切ったウインナーソーセージやひと口大に切った豚肉、薄切り豚肉なども合います。背わたを取ったえび、ほたてなどを入れてシーフードシチューにするのもおすすめ。ひと口大に切ったかぼちゃやさつまいも、マッシュルームなどを入れてもおいしいですよ。
作り置きできますか?
冷蔵で2日、冷凍で3~4週間保存できます。冷凍する場合は、冷凍用保存袋や容器に入れ、なるべく空気を抜いた状態で冷凍してください。にんじんは冷凍すると食感が損なわれるため、取り除いておくか粗く潰しておきましょう。
解凍する際は鍋で煮るか、耐熱容器に1食分ずつ移してラップをかけ、電子レンジ600Wで5分を目安に加熱してください。
残ったシチューはリメイクできますか?
とろけるチーズをのせて焼くとグラタンにアレンジできます。パイ生地をのせて焼く、パスタに絡めてソースとして使う、などのリメイクも可能です。
牛乳は生クリームや豆乳でも代用できますか?
生クリームや豆乳でも作れます。牛乳の半量を生クリームに置き換えると濃厚な味わいに、全量を豆乳で置き換えるとやさしい味わいに仕上がるため、お好みに合わせてアレンジしてみてください。調整豆乳を使うとコク深くなり、無調整豆乳を使うとよりあっさり軽い味わいに仕上がります。
無塩バターは有塩バターでも代用できますか?
有塩バターでも代用できます。バター30gに含まれる塩分はさほど多くないため、コンソメの量を調整する必要もありません。もし塩気が強いと感じる場合は、仕上げで加える牛乳の量を増やしてみてください。
クリームシチューにカリフラワーをたっぷり入れましょう
食感が楽しくクセがないカリフラワーは、クリームシチューにぴったりな野菜です。クリームシチューの濃厚でクリーミーな味わいが、カリフラワーのホクホク食感とよくなじみ、ほっこり温かい気持ちになります。
野菜たっぷりで食べごたえがあるため、パンを添えるだけで立派な食卓になるのもうれしいですね。カリフラワーをクリーミーに楽しみたいときはぜひシチューを作ってみてください。
※電子レンジはお使いの機種によって加熱時間が異なります。様子を見ながら加熱時間を調整してください。
ライター:Uli(フードコーディネーター/パンシェルジュ/薬膳アドバイザー/レシピライター)