【ライブレポート】LUNA SEA、奇跡の夜に響かせた「終わりなき絆」真矢の想いと共に刻む圧巻ライブ<LUNATIC FEST.2025>
LUNA SEA主宰による史上最狂のロックフェス「10th Anniversary LUNATIC FEST. 2025」が、11日8日(土)9日(日)の2日間、千葉県・幕張メッセにて開催。DAY2のトリを飾ったLUNA SEAのライブレポをお届けする。
【写真】「10th Anniversary LUNATIC FEST. 2025」DAY2のトリを飾ったLUNA SEA(全9枚)
ラストアクトの呼び込みを務めたのは、DAY1に続き「ロッキンの母」こと東海林のり子さん。92歳とは思えぬエネルギーで「明日もやりたい!100まで生きるから!」と会場を笑顔に包み、「みんなが待っているバンドの名前を言って!」と合図。「LUNA SEA!」と、最大級の叫びでその幕を開けた。
青い光が交差するラストステージの始まり、ベートーヴェンの『月光』が静かに流れ出す中、登場したのは、RYUICHI(Vo.)、SUGIZO(Gt./Vn.)、INORAN(Gt.)、J(Ba.)の5人。そして真矢(Dr.)に代わり、ドラムを務めた淳士(SIAM SHADE)の姿があり、1曲目『STORM』で幕張を一気に巻き込む。続く『TONIGHT』では、20年以上経っても色あせない楽曲の力を改めて証明してみせた。
「みんな元気ですか!?楽しんでいる!?」とRYUICHIが呼びかけ、「今日は最後まで、思いっきり楽しんで帰ってください。そして、真矢くんの想いを受け継いで、最強の後輩助っ人がきてくれています!」と淳士を紹介。「よっしゃ!幕張盛り上がっていこうか!」という声を合図に、『END OF SORROW』『SHINE』と続けざまに披露。オーディエンスの大歓声が問答無用で場内を揺らした。
「この2日間、俺たちと共鳴してくれた先輩、後輩、仲間がいる。絆とリスペクト、信じる力。絶対にフェスには必要だと今回あらためて思いました。」とRYUICHIが熱く語り、「次のナンバーもぜひ楽しんでください。」の言葉から『gravity』が丁寧に歌い出される。続く『宇宙の詩 〜Higher and Higher〜』は、アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』のオープニングテーマとして起用された楽曲。壮大なサウンドが会場を包み、観客は静かに、深く聴き入った。
「今夜LUNATIC FEST.を見てくれた仲間たち。俺たちLUNA SEAのライブがあるということで、一人ひとりこの熱量を持って帰ってほしい。今夜来てくれた全員に…心からI for you」この言葉の後に続いたのは、言うまでもなく『I for You』。声の不調が心配される中、全身全霊で歌うその姿には、もはや感動しかない。メンバーも「喉大丈夫?」と気遣う中、RYUICHIは「今の気持ちとして、今日は2度と来ない。来てくれた皆に、何かしっかりしたものを届けたいと思います。」と強い意志のある言葉を紡ぎ出し、「みんな、飛ばしていくぞ!」の掛け声から『TIME IS DEAD』を熱唱。さらに「もう一丁いけるか!?」と煽りを入れて『ROSIER』を歌い上げ、激情のステージを貫いた。
「本当に今夜は集まってくれてありがとう。この2日間は過去最狂のバンドが集まってくれたのではないでしょうか。初めての人も昔から来てくれている人も、絆を結んでほしい」と感謝を述べた。そして「ラストの曲ですが、始まりの曲でもあります!登り詰めてほしい!」と紹介して披露されたのはミディアムバラードナンバー『UP TO YOU』。RYUICHIの低音ボイスが響き渡り、オーディエンスはその余韻に酔いしれた。
歌い終えると、声が枯れそうになるまで何度も「どうもありがとう!」を連発したRYUICHI。ステージを退場した後も、鳴り止まぬ掛け声や拍手が続き、再びメンバーが登場し、アンコールへ。「ウチの4番ピッチャー、LUNA SEAの大谷翔平が投げます!」と笑いを誘いながらSUGIZOがタオルを投げると、会場は笑顔に包まれた。
続いてRYUICHIが、黒夢、9mm Parabellum Bullet、MUCC、NEMOPHILA、THE YELLOW MONKEY、ROTTENGRAFFTY、凛として時雨、BUCK∞TICKと、この日を共にした仲間たちを呼び込み、ステージに上げる。
「今回のフェス、最初の絆から始まっていると思います。」と称えつつ、二夜連続の奇跡としてドラムの真矢もステージに登場。「いろんなことありますが、ロックは最高。真ちゃんが帰ってくるまで、支えていこうね!」と伝えると、場内は温かな拍手に包まれた。
淳士にも「ドラムありがとうね!」と感謝を伝え、「こんなスーパーバンドないと思いますが…いきたいと思います!幕張!LUNATIC FEST.」と叫び、『WISH』で全てを爆発させる。もはやステージ上は興奮に包まれたお祭り状態。楽しくて仕方ないという雰囲気が直に伝わってくるような、ステージも客席も笑顔と涙にあふれ、まさに「奇跡の夜」と呼ぶにふさわしい瞬間だった。演奏を終えたRYUICHIは「すげーバンドだよね!めちゃくちゃお金かかるけど、ワールドツアーやってみたいなぁ(笑)」と茶目っ気たっぷりに締めくくり、再び共演バンドの名を呼びながら感謝を告げた。
そして、マイクを取った真矢が、「昨日と今日、本当にありがとう!ステージに立てるのも祈りと愛のおかげだと思っています。治療とリハビリに集中していますが、僕は皆にLUNA SEAを絶対止めないでくれとワガママを言ったんです。」と今の気持ちを語りつつ、年末に開催を予定している「LUNATIC X'MAS 2025」でドラムを叩くことを目標にするとやる気を見せた。「LUNA SEAは決して止まらないからね!愛してるよ!」の後には、盛大な真矢コールが鳴り響いた。
恒例の全員での記念撮影では、LUNA SEA全員と観客の記念撮影も。ドラムの代役を務めた淳士も入れて撮影を楽しむなど、笑顔が広がる。RYUICHIは「(真矢は)めちゃめちゃポジティブな人だからきっと帰ってくるよ!」と信頼を込めて語り、「最後に皆でひとつになりたい」とジャンプで締めくくった。
そしてあらためて、真矢の熱い言葉にRYUICHIも「めちゃめちゃポジティブな人だからきっと帰ってくるよ!」と期待に満ちて言い放った。「最後に皆でひとつになりたい」とリクエストすると、「LUNATIC FEST.いくぞ!」の掛け声で大ジャンプ。最後に残ったSUGIZOが放った言葉は、「奇跡は待つものじゃない、起こすものだ」。その言葉が示す通り、LUNA SEAの絆と情熱が生んだ奇跡の夜は、未来への約束として刻まれた。
病と闘う真矢への想い、仲間たちとの絆、そしてファンと交わした終わらない約束。全てを音に託し、魂で刻んだ一夜となった。12月23日、有明アリーナで開催が決定している「LUNATIC X'MAS 2025」。真矢が再びドラムを叩く姿を、誰もが心から願っている。
LUNATIC FEST. 2025 11月 9日
LUNA SEA セットリスト:
M1. STORM
M2. TONIGHT
M3. END OF SORROW
M4. SHINE
M5. gravity
M6. 宇宙の詩 Higher and Higher
M7. I for You
M8. TIME IS DEAD
M9. ROSIER
M10. UP TO YOU
Encore. WISH (All star session)