【三山ひろしのさんさん歩】和の文化発信基地「aiiro(あいいろ)」で着物をまとい和の心を学ぶ!
高知の老舗呉服店「特選呉服いしはら」が挑戦する新事業とは?
今回は高知市中心部の南はりまや町をお散歩する三山さんと川辺アナ。
演歌歌手・三山ひろしさんにピッタリな、和の心を体験できるお店があるということで足を運んだ。
訪れたのは、高知の老舗呉服店「特選呉服いしはら」が新事業として2024年4月にオープンさせた「和の文化発信基地 aiiro」。
ここでは着物レンタルをはじめ、茶の湯などさまざまな和文化体験ができる。
特選呉服いしはらの代表取締役・石原文子さんに色々とご紹介いただこう。
コロナ禍には売り上げが半減するという非常事態に陥ってしまったが、それをなんとか打破するために普段から着物に触れる機会を作ろうと「和の文化発信基地 aiiro」が生まれたという。
着物をもっと気軽にたくさんの方に着てほしい!という想いを持ってお店作りを行う石原さん。
今では県外からのお客さんだけではなく、外国の観光客も訪れているそうだ。
店内には男女合わせて20種類以上の着物が用意され、着物を着て高知観光を楽しむことができる。
せっかくなので三山さんと川辺アナも着物を試着!
川辺アナは夏に涼しく着られる綿のお着物を。そして三山さんは、高知県唯ーのジーンズ専門工場「じいんず工房大方」から誕生したオリジナルブランド「isa」のデニム着物を試着した。シルエットが美しくとても上品な雰囲気を醸し出している。
和の心を学ぶ!礼儀作法が大切な「茶の湯体験」に挑戦!
「和の文化発信基地 aiiro」では、茶の湯(茶道)を体験できるということで、日本が誇る伝統文化に触れてみることに。
着物を着て茶の湯を体験するということで、気が引き締まる二人。
三山さんは慣れた手つきでお茶を点てるが、川辺アナはなんだかぎこちない様子。
石原さんが優しく「手首を軽く動かしてみましょうか?」とアドバイスを入れるものの、どうしても上手くいかない。
これには、石原さんも思わず笑ってしまう。
茶の湯体験では、お茶の点て方やいただき方などを初心者でも体験できるので、一度やってみたいと思っている方はぜひ気軽に訪れてみてほしい。
茶道における礼儀作法を学び、日本文化をより深く知ることができる。
高知県の無形文化財「一絃琴(いちげんきん)」に触れ和の音色を奏でる!
茶の湯体験を終えた後は、さらに和の心を育むためお琴体験へ。
正曲一絃琴白鷺会(せいきょくいちげんきんしらさぎかい)会長の森本和子さんにお琴の弾き方を伝授してもらい、三山さんと川辺アナが『さくらさくら』の演奏に挑戦!
めったにお目にかかることのできない高知県の無形文化財「一絃琴(いちげんきん)」を使い、お琴の体験スタート!
通常のお琴とは違い、絃が1本しかないのが特徴だ。
三山さんが使うお琴には特別な装飾が!!!
こちらは幕末の名工・佐竹卯之助が手がけた名品で、珊瑚(さんご)・象牙(ぞうげ)・黒檀(こくたん)があしらわれている。
歴史を感じる最上級のお琴を前に緊張を隠せない三山さん。指に芦管(ろかん)をはめて、いざ練習スタート!
いつも通り、器用な三山さんは順調な滑り出し。
一方、川辺アナは少しぎこちなさが感じられる。学生時代に吹奏楽部でフルートを6年間習っていたので、楽器は得意かと思いきや…不安がよぎる!
短時間だったが、先生方によるレッスンは終了。
それでは、実際に一絃琴を使って『さくらさくら』を演奏してみよう。
まずは三山さんから。
出だしは好調で、途中音程を外すところもあったがすぐに失敗を取り返し、見事に弾き終えた。
先生の石原さんと森本さんも「少しの時間ですごいですねぇ」とベタ褒め!
続いては、みなさんお待ちかねの川辺アナの出番!
演奏スタート直後から弦を強く弾けず空振りのようになってしまう。途中から盛り返せるか…と思いきやスタッフから「はい、OKです」と強制終了。
思いのほか、音が出ていなかったようだ。
川辺アナは、自身では上手く演奏できていたと思っていたようで、スタッフの制止にびっくりした表情でお琴体験は終了。
着物をまとい茶の湯やお琴を体験した三山さんと川辺アナは、身も心も「和」をたっぷりと感じることができた。
日本の伝統文化「着物」を後世に繋ぐ、重要な「和の文化発信基地 aiiro」。
これからも日本だけではなく世界中の方に知ってほしい、素敵なお店だった。
今回のさんさん歩はここまで!次回の記事をお楽しみに。
和の文化発信基地 aiiro(あいいろ)
住所:高知県高知市南はりまや町1丁目16-9
電話:.088-880-0047
情報提供:高知さんさんテレビ
文/さたけゆうや