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「冬物コート」の保管で“やりがちなNG行為”3つ【ただしい保管知識】

saita

「冬物コート」の保管で“やりがちなNG行為”3つ【ただしい保管知識】

皆さんは冬物のコートの保管、どうしていますか? 筆者は、うっかりそのままクローゼットに吊るしてしまって……なんてことも。今回は、衣料のプロ浅川さんに大切な冬物コートをきちんと保管する方法を教えて頂きました。

教えてくれたのは……浅川ふみさん

衣料洗剤の製造販売やクリーニングを手がける、株式会社ハッシュの代表取締役。創業62年のクリーニング専門店の3代目でもある。今までにない新商品を開発し、「洗濯を通じて新しいライフスタイルを提案」している。(第35回大田区中小企業新商品コンクール受賞)(国家資格クリーニング師)

冬物コートを保管する前にやるべき5つのこと

その1: ブラッシング & シミや汚れを確認する

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ウールやカシミア素材のコートは繊維のながれに合わせて優しくブラッシングをしましょう。また、洗濯やクリーニングで落ちきっていない汚れやシミが残っていないか、よく確認しましょう。

その2: 素材に合わせた保管方法を考える

<厚手のコート>

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ハンガーにかけて保管しましょう。形が崩れずシワがつきにくくなります。特に重いコートは肩に負担をかけないように、しっかりとした厚みのあるハンガーを使いましょう。

<ダウンコート>

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ダウンコートは、ふんわりたたんで保管するのがオススメです。ハンガーにかけると、重力で肩の部分のダウンが下がり落ちる場合があるので注意しましょう。

その3: 不織布に入れて保管する

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1年以上の長期保管する場合は、通気性のある不織布に入れて保管しましょう。ホコリや虫からコートを保護することができます。

その4: コートをしっかり乾燥させる

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風通しの良い場所に日陰干しをして、しっかり乾燥させてから収納しましょう。湿気やカビを予防することができます。

これだけは、やめて!冬物コートのNGな保管方法

NG1: 直射日光で保管する

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日光が直接当たる場所にコートを保管すると、色褪せたり素材が劣化する原因になります。特に暖房器具の近くや窓際などは、避けましょう。

NG2: 圧縮したまま保管する

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圧縮した状態で保管すると、形が崩れたりシワがついたりする可能性があります。特にダウンは圧縮すると羽毛が押しつぶされ、保温性が低下するのでやめたほうがいいでしょう。

NG3: ビニールの袋やプラスチックのボックスに入れて保管する

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ビニールの袋やプラスチックのボックスにコートを入れて保管すると、通気性が損なわれてしまいます。カビや湿気の発生する原因になってしまうため、コートを保管する時は布製の衣装ケースを使うようにしましょう。

自宅でもコートを洗濯できる?!

自宅で洗濯できるコートの素材とは?

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コットン・ポリエステル・ナイロンなどの素材のコートは自宅で洗濯することができます。洗濯表示を確認するようにしましょう。

洗い方

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1. 洗面台やバスタブに水を張り、中性洗剤を入れて泡立てます。

2. コートを浸してやさしくもみ洗いをします。

3. 汚れがこびりついている場合は、柔らかいブラシでやさしくこすります。

4. 洗い終わったら、十分な水でコートをすすぎます。このとき、洗剤が残ったまま放置すると、皮脂や汚れが付着しやすくなるので注意が必要です。

5. 直射日光を避けてコートを陰干しし、自然乾燥させます。コートの素材によっては形が崩れる可能性があるため、高温の乾燥機は使わない方がベターです。

※特殊な素材やデリケートな加工が施されたコート・詰め物が入っている羽毛のコートなどは、専門のクリーニング店でのクリーニングがおすすめです。

いかがでしたか? 大切な冬物コート。しっかりとケアして、次のシーズンまで大切に保管しましょう。

Mitomi/ライター

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