献血と骨髄バンク登録に協力を、四日市で高校生らが街頭活動で訴え
長期休暇などで献血者が減るといわれる夏の協力を呼びかけようと、7月26日、四日市市保健所が主催する「四日市市献血推進の日」の街頭啓発活動が近鉄四日市駅北口の「ふれあいモール」などで行われた。「ヤングミドナサポーター」の高校生約50人やボランティアたちが献血や骨髄バンク登録への協力を求めるチラシが入ったティッシュペーパーなどを配った。
7月は国や三重県の「愛の血液助け合い運動」期間にあたり、四日市市では7月第4金曜日を「献血推進の日」と定めている。この街頭啓発は献血が少なくなりがちな夏と冬に続けているといい、今回がちょうど80回目だという。
「ミドナ」は三重県の「ミ」と「ドナー(臓器や造血幹細胞などを提供する人)」からつくられた言葉といい、三重県は献血活動に協力してくれる高校生ボランティアの「ヤングミドナサポーター」を毎年募集しているという。この日は県立四日市商業高校、県立四日市農芸高校、県立朝明高校、四日市メリノール学院中学校・高等学校、暁中学校・高等学校などから生徒が参加し、猛暑も考慮し、午前、午後の2回に分けて街頭に立った。
このうち、四日市メリノール学院中学校・高等学校はインターアクトクラブの生徒たちがサポーターとして参加した。協力は長く続けているという。買い物客が行きかう中、最初はなかなかティッシュペーパーを渡すタイミングがつかめない様子だったが、少しずつ慣れ、呼びかけも自然な感じになっていた。
30歳代の薬剤師の女性は、「医療関係の仕事をしているので、何か社会貢献ができれば」と、飛び込みで街頭活動に協力した。「自分のスケジュールが合えば、これからも続けたい」と話していた。三重県、県赤十字血液センター、献血協力事業者やボランティア団体なども協力した。