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能登半島地震 市立病院のDMAT派遣〈厚木市・愛川町・清川村〉

タウンニュース

9日の出発式に集まった4人(中央)と長谷川節院長(左端)、山口市長(右端)

能登半島地震の被災地支援で、厚木市立病院のDMAT(災害派遣医療チーム)ロジスティックチームが2月9日に石川県に派遣された。派遣先は石川県保健医療福祉調整本部(石川県庁)で、期間は14日までの5日間。

DMATは、大規模災害などの現場で救命活動ができる機動性を持った医療チーム。市立病院は2013年に神奈川DMAT指定病院に指定され、専門的な訓練を受けた医師や看護師などが所属している。

ロジスティックとは、医療にかかわる移動手段や通信、医薬品、生活手段などの確保を指す。

今回は県からの派遣要請を受けて、チームを結成。看護部の河内美樹さんと原秀盛さん、業務調整員の甲斐普司さん(放射線技術科)と山﨑敦仁さん(リハビリテーション技術科)の計4人が、9日に石川県に向かった。現地では医療機関と介護施設などとの患者搬送の調整や、医療機関で不足している物資を調べるといった活動を見込んでいる。

市立病院のDMATは2015年の鬼怒川氾濫の際に派遣され、新型コロナの患者が増えた時期には県庁で業務を助けた経緯がある。ロジスティックチームとしての派遣は今回が初となる。

チームの一人、山﨑敦仁さん(38)は、ダイヤモンドプリンセス号で検疫を助け、かながわ緊急酸素投与センターでも支援にまわった。「今まで訓練を続けてきた。県庁での支援活動など、これまでの経験を活かしたい」と語った。

出発式であいさつした山口貴裕市長は「現場では横のつながりを大切に、チームワークで被災地に寄り添ってほしい、そして無事に帰ってきてほしい」と語っていた。

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