まずは一週間実践してみよう!不食→良食→美食のサイクルで行う「ずぼら断食」のすすめ【専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方】
ずぼら断食の1週間
それでは、いよいよ実践に向けて話を進めていきましょう。ずぼら断食は、1週間を1サイクルと考え、これをベースに1ヵ月(4サイクル)続けてみることを目標としています。それ以降は、体調の変化などをみながら、とり組み方を決めましょう。
ずぼら断食中は、胃を休めるために食事をしない、いわゆる断食をする「不食日」、休めた胃を少しずつ回復させながらこれからの食べ方を覚えていく「良食日」、食べる楽しみを味わい体の変化を実感する「美食日」のサイクルを軸に過ごします。その際「不食日」明けの1食目は、必ず胃腸にやさしい「回復食」を意識した「良食日」にしてください。
はじめに、断食メニューから、自分に合うものを選びます。1サイクル目で「8時間断食」にチャレンジして、2サイクル目に「16 時間断食」と、少しずつ長い時間の断食にとり組んでみるのもいいと思います。
その次に、何曜日を不食日にするかをライフスタイルに合わせて設定しましょう。ご褒美のような美食日は、休日とセットにするとより成功しやすいのでおすすめです。
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そんなに食べてないのに太る本当の理由
「そんなに食べていないのに体重が減らない」「カロリーを抑えて食べているはずなのに太ってしまう」という声をよく耳にします。努力している人には酷かもしれませんが、食事に気をつけているつもりでも、じわじわと体重が増えていく、あるいは、理想の体重以上の体重がありなかなか減らないという場合、自覚のあるなしに関わらず、食べ過ぎていることがほとんどです。
食べ過ぎと聞くと、食べる量をイメージする人が多いと思います。確かに、お腹がパンパンになるまで食べればそれは食べ過ぎです。ですが、油たっぷりの揚げ物や炭水化物が多めの食事など、次の食事までに胃で消化しきれないようなものを食べたり、量が少なくてもその日の活動量で消費しきれないくらい高カロリーなものを食べたりした場合も、実は食べ過ぎなのです。
食べ過ぎチェックリスト
ずぼら断食で体を改善していくにあたり、まずはスタートラインに立つことから始めましょう。ダイエットの基本でもありますが、やせたいと思ったら自分の食生活を把握すること。下の「食べ過ぎチェックリスト」を使うと、簡単にセルフチェックができます。食べ過ぎなのか、食べ方のクセがあるのかを確認してみてください。
□ 1日3食、ほぼ決まった時間に食べている
□ 舌にたっぷりと白や黄色の苔こけがついている
□ 満腹になるまで食べないと食べた気がしない
□ 午後のおやつ、または夕食後のデザートやスナックがルーティーン
□ 食べてから2時間以内に眠ることがよくある
□ 早食いの自覚があり、大低20分以内で食べ終わる
□ 昼食から1〜2時間後に強い眠気を感じることがしばしばある
□ よく噛んで食べようと意識したことがほぼない
□ 唐揚げやコロッケなど油で揚げた料理が大好き
□ 毎日、夕食に炭水化物(ごはん、麺類、パン、粉物など)を食べている
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出典:『専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方』