今の伊賀、信楽を感じて 19日から陶芸家2人の企画展
「現在の作家が『伝統』に安住することなく真剣に向き合ってきた作品から、伊賀や信楽を再発見してもらえたら」。陶芸家の谷本貴さん(46)=三重県伊賀市三田=と谷穹さん(47)=滋賀県甲賀市信楽町長野=による企画展「伊賀と信楽と」が、4月19から27日まで伊賀市上野丸之内の「ギャラリー是空」で開かれる。入場無料。
2023年に初めて2人展を開いた谷本さんと谷さんは「面白いことができていく感覚があった。焼物の本質をもっと楽しめる機会になれば」と刺激を受けたという。
2回目となる今回、谷本さんは花器や鉢、皿など約50点、谷さんは茶盌やつぼ、湯のみ、筒など約40点を出品予定。同ギャラリーの杉野薫さんは「長い伝統からつながっている『新しさ』を持つ2人。地元の皆さんに今一度、今の伊賀、今の信楽を感じてほしい」と話していた。
時間は午前11時から午後6時(最終日は同5時)まで。2人は19、20日に在廊予定。
問い合わせは同ギャラリー(0595・21・8818)へ。