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吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【ノルマは50cm超 in 亀山湖 #3】

TSURINEWS

44cmゲット(提供:週刊へらニュース編集部・関口)

テーマは「ノルマは50cm超in亀山湖」。千葉県君津市にある亀山湖を舞台にひたすら50cm超だけを狙う。コイ・マブナラッシュのポイントに見切りを付けた吉田。新天地では新たな展開があるのか!?

移動を検討

7月22日(月)の取材初日、亀山湖笹川筋の倒れ杉で実釣スタート。すぐに小ベラをゲットしたものの、その後はコイ・マブナラッシュに見舞われていた。

どうにかこの危機を抜けだそうとタナをエレベーターさせ、それでも効果なしとみるや竿を替えたりと手の休まるヒマがなかった。

そうこうしているうちに時刻は早くも11時を過ぎ、吉田が入釣している笹川筋右岸には太陽光が当たりはじめてきた。

吉田康雄

「あと少しで日陰がなくなりそうです。すでにウキが立っている位置は日なたになってます」

チョウチンタックル(作図:週刊へらニュース編集部 関口)

ここまでの釣果は小型のみ3枚。このまま粘れば同サイズの追釣は見込めそうだが、それより何より日陰ではなくなるのが恐ろしい。

どうする?このままここでやる?それとも午後は日陰になる対岸に移動する?

異魚種主体とはいえウキが動いているし小型とは言えヘラの顔も見ている。即答に苦慮した様子をみせた吉田ではあったが、熱中症警戒アラート発令中の気温下で、日なたの釣りはさすがの吉田も尻込みしたようだ。

吉田康雄

「移動します!」

朝とは異なり、もはやモジリが出る時間帯でもない。参考になるのは朝方モジリが出ていた位置しかないだろう。

再開後44cmゲット

記憶を頼りに吉田が向かったのは通称・第1崩れの対岸(左岸)。

第1崩れの対岸へ移動(提供:週刊へらニュース編集部 関口)

実はこのポイント、前日に記者の釣友であるカヤマ氏が竿を出し47cmを上げており、目印を木の枝に結んでおいてくれたのだ。同氏からは「当日、回収しておいてくださいね」と頼まれていたので、やるやらないはともかく、目印の回収だけは吉田の責務だったのだ。

指示どおりの位置に着舟し、これまたアドバイスどおりの10尺竿を継ぎチョウチンダナをマッシュ系両ダンゴで再開する。時刻は12時5分。

吉田康雄

「たった今、目印ポイントに移動しました。これからやらせてもらいますね」

カヤマ氏にこの日の釣況報告を兼ねて一報を入れると、何と前日はコイやマブナラッシュにはならなかったと言う。ということは、たった一日で魚が入れ替わってしまったのだろうか?

ポイントが変わればと期待したが、再開後すぐに竿を曲げたのは、やはりコイだった。しかもハリスが飛んだショックで仕掛けが後方の樹木に絡んでしまった。

再開後すぐヘラを絞る(提供:週刊へらニュース編集部 関口)

先が思いやられるスタートとなったが、そのわずか15分後に難なく44cmをゲット。さらに40cm級と続き、これはもしかしたらの展開となる。

吉田康雄

「日陰になってパラソルもいらなくなったし、これから面白くなりそうです!」

吉田のしゃべりも滑らかさが増した印象だが、そうは問屋が卸さないとはこのこと。

以降は再び移動前と同様にマブナラッシュとなり、期待の夕まづめを迎えると不思議とウキは何も動かなくなってしまった。常に動き続けているよりもマシではあるが、触りも何もないというのもおかしい。

吉田康雄

「デカイのが近くにいるから動かさないんですよ!」

それまでとは明らかに異なる雰囲気に吉田の期待感はマックスに達したが、どうやら大きな勘違いだったようだ。とくに何が起こるわけもなく、その後はただただノーピクのまま時間切れ(笑)。ノルマに大きく届かない44cm止まりで取材初日を終えた。

次回も「ノルマは50cm超in亀山湖」です。

<週刊へらニュース編集部 関口/TSURINEWS編>

この記事は『週刊へらニュース版』2024年8月16日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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