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【ライブレポート】SKE48 高柳明音、“煽りの神”が魅せつけた限界突破の最後の全国ツアー!松井珠理奈、須田亜香里らメンバー全員からのサプライズで気付いた”笑顔”の意味

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【ライブレポート】SKE48 高柳明音、“煽りの神”が魅せつけた限界突破の最後の全国ツアー!松井珠理奈、須田亜香里らメンバー全員からのサプライズで気付いた”笑顔”の意味

2月24日、名古屋・栄を拠点に活動するアイドルグループ・SKE48が全国ツアー「SKE48 47都道府県全国ツアー"令和元年再開" 〜機は熟しすぎた!?〜」の大分公演を開催した。今回ツアーに参加したメンバーは上村亜柚香、坂本真凛、野村実代、青木詩織、荒井優希、江籠裕奈、北野瑠華、高柳明音、井田玲音名、熊崎晴香、末永桜花、須田亜香里、高畑結希(※1)、谷真理佳、赤堀君江、田辺美月、松井珠理奈(※2)の17名だ。

本公演は2016年4月に開催が予定されていたが、同月に発生した熊本地震の影響により長らく延期となっていた。今回、約4年ぶりの再開に開催地追加発表時から多くの注目が寄せられていた。
そして、この大分公演をもって3月にグループから卒業する高柳明音にとっては最後の全国ツアーのステージとなる。奇しくも、須田亜香里、そして一部出演ながらも松井珠理奈の出演が明らかになり、この10数年間グループを牽引してきた3名が揃う最後のツアーステージを見届けるべく現地を訪れた。

【“煽りの神様”、降臨】

『overture』が明けまずは『未来とは?』からライブはスタート。「今日は最高の思い出を作ろうね!」とセンターで江籠が伝えると、それに呼応するように『チョコの奴隷』で早速高柳が得意の煽りで「もっと声出せ!」、「もっと行けるって!!」とフロアを挑発していく。そのまま『1!2!3!4! ヨロシク!』、『意外にマンゴー』、『恋を語る詩人になれなくて』をノンストップで披露しMCヘ。

「熱量いっぱいの幕開け、本当にありがとうございます!」と須田は感謝を込めて挨拶した。そのまま須田の紹介で最後の全国ツアー参加となる高柳は「(震災で中止になった)前回も大分に行くはずだったので、私が卒業するまでには絶対に周りたいと思っていて、間に合ってよかったです!」と会場へ向けて思いを明かした。「大きなコンサートは残すところこことと横アリ。一ヶ月あるから、今日はぶっ壊していくからな!付いて来いよ!!」と神の煽りを魅せ会場を熱狂の渦へと誘い込む。


【珠理奈登場!ツアーならではのユニットコーナーへ】

ここからはオリジナルユニットが展開される注目のユニットコーナーへ。まずは松井が先陣を切ってソロ曲『Who are you?』を披露する。先日23日開催の宮崎公演で約3年ぶりのツアー参加となった松井だが、ブランクなんて微塵も感じさせないダンサブルなパフォーマンスを魅せつける。

続いては卒業生の北川綾巴も参加していた48グループ派生ユニット「てんとうむChu!」のデビューナンバー『君だけにChu ! Chu ! Chu !』を末永をセンターに野村、北野、上村、高畑の5名で披露する。ピンク基調の「ザ・アイドル」の衣装と振り付けが目を惹く同曲だが、実は年齢層が幅広いユニットだという事に気付く。中でもダンスナンバーに充てられる事が多い北野や、元気な楽曲のイメージが強い高畑のアイドル全開のパフォーマンスには目を奪われる。

『明日のためにキスを』ではステージ両袖より井田、熊崎と青木、荒井のペアが登場。「6D1」によるユニットはステージでの安定感を観るものに与えてくれる。荒井と井田のシンメもすっかり板についた。また、最近見かける青木と熊崎の並びについて「不仲」などの声も上がっているが、ステージでの2人を見る限りやはり「同期」としての関係性の方が優っているように思えた。

NMB48のナンバーをカヴァーで披露した『おNEWの上履き』には江籠、坂本、赤堀の3名が可憐にパフォーマンス。全国ツアーでお馴染みの3色ユニットだが、この楽曲は曲中もとにかくステージを動き回るのが特徴的だ。また、ユニット内で江籠が一番の先輩である事に驚きながらも、ここまでツアーに参加してきた赤堀のダンスに視線が釘付けにされる。先日、静岡・エコパアリーナで開催された「SKE48 VALENTINE'S DAY LIVE 2020 〜CHOCOLATE〜」でチームSヘの昇格が発表されただけに、ダンスチームたる「S」のDNAを感じる瞬間が間奏のパフォーマンスなど随所に見られた。

また、切なくも妖艶な雰囲気を漂わせる大人ナンバー『純愛のクレッシェンド』は須田、谷に混ざり田辺が参加。9期生の中では年長メンバーでもある彼女だが、ツアー再開当初から先輩たちの背中を間近で見てきたからこその表現力だろう。等身大の飾らない姿で「誘いましょうか?」のフレーズに鼓膜が震えた。田辺もまたエコパ公演でチームEへの昇格が発表されており、劇場公演での並びにも注目だ。

【磨かれていくソロ曲『青春の宝石』】

ユニットパートのトリを飾ったのは高柳。ステージ後方から現れ卒業ソロ曲『青春の宝石』をしっとり歌い上げる。一瞬の静寂の後に緑と黄色に灯ったサイリウムの輝きが「最後」に近づいている現実をひしひしと伝えてくる。あと何回、この曲を聴けるのだろうか? あと何回、命を燃やすようなステージングを見られるのだろう? そんなホールを取り巻いた不安はすぐに消え、後には自身の夢に向かって踏み出す覚悟を決めた高柳の歌声が伸びやかに響いていた。

「しんみりするなー!まだ早いぞ!!」
高柳の煽りが再び炸裂し『SKEフェスティバル』でホールのテンションを一気に祭りへと変貌させていく。高柳のシャウトに身を預けるように、ユニット曲の衣装でステージに集結したメンバーたち。衣装の違いは個性の現れ。誰もが輝ける何かを持っているのがSKE48であり、オーディエンスたるファンの盛り上がりの盛況さも「箱推し」という独自の文化の由縁なのだろう。


【熱狂に包まれるホール「大分!心の底から声出せ!!」】

大分の名物を食レポするコーナーでは鶏の足を煮付けにした「もみじ」に、高柳があらぶる一幕もありながら、ここからは『強がり時計』『片想いFinally』『Escape』などSKE48の真骨頂であるダンスメドレーでファンを刺激する。「一緒に愛、叫び合いましょうか?」という須田の誘いに乗せてセットリストは『FRUSTRATION』へ。「みんな!愛、叫んでくれ!!」と須田の叫びに呼応し熱量に燃えるホール。一旦MCを挟みながらも『ソーユートコあるよね?』で再び加速していくボルテージに身体を思いっきり揺らしてビートを刻んでいくメンバーたち。センターの須田へ注がれる「あかりん」コールに負けじと、高柳は「大分!心の底から声出せ!!『オキドキ』行くぞ!」と『オキドキ』を熱狂的な煽りでフロアを刺激する。熊崎のシャウトに呼応し『コケティッシュ渋滞中』、『12月のカンガルー』と打たれる大声量MIXに、この場にいる誰もが限界突破のステージを楽しんだ。


上村は「大分のみなさん、ぶっ壊れてますか!?私たちもぶっ壊れてます!唐揚げよりもみなさんの事が好きっちゃん!」とファンへ向けた想いを爆発させる。先輩メンバーが受け継いできた灯火は、ステージを通して後輩たちへと受け継がれていくのだ。『パレオはエメラルド』でセンターに立った高柳。「みんな行けるー!?」。その問いかけは不要だと言わんばかりにフロアの誰もが叫び続けた。本編最後の『無意識の色』で高柳は「今日という日は今日しかありません。今日みんなと過ごした時間は、今日ここにいるみんなとだけの思い出です。今日のこの思い出がみんなの心にずっとずっと残っていてほしいです。辛くなった時は私たちの事を思い出してください!楽しい時も辛い時も一緒に過ごしましょう!ありがとうございました」と内から溢れ出る想いを叫んだ。

【「ツアーが終わっても、SKE48の事を愛して盛り上げてくれたら嬉しい」】

アンコールに誘われて再びステージに集まったメンバーたちは、ツアーTシャツに袖を通し『Stand by you』を披露する。曲終わりのMCでは江籠がコンサートの感想を高柳に尋ねる。「ツアーが始まった時はすごく嬉しくてチームで周ったり、ツアー毎の選抜で毎回違う場所に行きました。どこへ行っても熱いファンの方がいるんだと肌身で感じました。そして、同じチームじゃない後輩たちの成長していく姿を見て、あんな事ができたり、こんな風に表現できるんだと間近で見られる貴重な機会でした。このツアーだからこそ出せた自分もあって、ライブでヘッドバンキングをしはじめたのもツアーが最初です。シャウトしたり、煽りもやりたい放題で、本当に私も成長できました。最後まで周りきる事は残念ながらできなかったんですけど、SKE48への愛は変わらないし、行ける公演には行ってみんなの成長を見に行きたいなって思ってます。このツアーが終わっても、SKE48の事を愛して盛り上げてくれたら嬉しいです。今日はありがとうございました」と2014年のツアー開始当初から続く想いとグループへの愛を語った。

「本当に最後なんですね」と江籠は切なげな表情を浮かべた。「ちゅりさんの煽りを受けて会場のみなさんが盛り上がる姿を見て、私たちももっと頑張ろうと思ったし、前に立ってる姿を見て、この背中を追ってきたんだとしみじみしちゃいます。ツアーが始まってからたくさんのメンバーを見送ってきました。しっかり完走する事が一番の目標だと思います」と決意を固めた。

【サプライズで気付いた“笑顔”の意味】

高柳と過ごすセットリストも残り2曲。まだまだ叫び足りないフロアは『アイシテラブル!』を大合唱。ここで須田が突然「今日はちゅりさんが最後のツアー参加という事で、ここでちゅりさんにみんなからの愛を届けたいと思います!」と粋なサプライズを用意。ステージ上の階段に高柳を誘い、メンバー、ファンが”丸一丸”となって『アイ・シテ・ちゅりちゃん!』と各々の想いを全力込めて届ける。高柳もまた「もっと行けるだろっ!」とトドメを刺すような煽りに関係者席までをも巻き込みホール一体を大熱狂させた。『仲間の歌』のギターソロに思わず感激の叫びを上げる高柳の前に「私もちゅりちゃんが大好きだよ!」と松井が現れた。肩を組みながら並ぶ松井、高柳、須田の姿に『夏よ、急げ!』の頃を重ねた。希望はどこにあるのか、進む道さえも分からなかったあの頃。長すぎる丘陵だった『革命の丘』を登った先には兆しに照らされた朝日がメンバー達を待っていた。「未来」が繋がった。SKE48が再び輝く新しい夏へ向けた船出。その先頭に立っていた3人は、今それぞれの進むべき道をしっかりと歩んでいる。その背中は後輩の道筋となり、そうしてSKE48の歴史は紡がれていく。SKE48のステージは同じものがない一期一会のものだと、以前、別のライブレポートで執筆させて頂いたが、このコンサートで再びその大切さに気付かされた。

終演後、高柳は最後の影アナで「あーやられた!アンコールでは(サプライズを)ずっと仕掛ける側だったから、自分がされる日が来たんだな。自分がいつも涙を流してきたけど、卒業していくメンバーはみんな笑顔なんです。私も幸せで今日は笑顔になれたので、みんなの笑顔の意味を身をもって感じる事ができました。ツアーは最後になってしまったけど、みんなに出逢えてよかったなって思うし、素敵な時間を過ごせて幸せでした。本当にありがとうございました!」とサプライズへの感謝をマイクの乗せて届けた。会場からは満場の「明音」コールと拍手がいつまでも鳴り止む事なく贈られていた。

 公演概要
【タイトル】「SKE48 47都道府県全国ツアー "令和元年 再開" ~機は熟しすぎた!?~」大分公演
【日程】2月24日(月・祝)
【会場】大分iichikoグランシアタ
【時間】開場17:00/開演18:00
【出演メンバー】
上村亜柚香、坂本真凛、野村実代、青木詩織、荒井優希、江籠裕奈、北野瑠華、高柳明音
井田玲音名、熊崎晴香、末永桜花、須田亜香里、高畑結希(※1)、谷真理佳、赤堀君江、田辺美月、松井珠理奈(※2)
※1:「高」は「はしごだか」が正式表記
※2:『Who are you?』『仲間の歌』の一部出演

【セットリスト】
M00.overture
M01.未来とは?
M02.チョコの奴隷
M03.1!2!3!4! ヨロシク!
M04.意外にマンゴー
M05.恋を語る詩人になれなくて
M06.Who are you?(松井)
M07.君だけにChu ! Chu ! Chu !(末永、野村、北野、上村、高畑)
M08.明日のためにキスを(熊崎、青木、荒井、井田)
M09.おNEWの上履き(江籠、坂本、赤堀)
M10.純愛のクレッシェンド(須田、谷、田辺)
M11.青春の宝石(高柳)
M12.SKEフェスティバル
M13.地元民たちよ
M14.強がり時計
M15.美しい稲妻
M16.片想いFinally
M17.Darkness
M18.Escape
M19.いきなりパンチライン
M20.FRUSTRATION
M21.ソーユートコあるよね?
M22.オキドキ
M23.コケティッシュ渋滞中
M24.12月のカンガルー
M25.I love Oita
M26.パレオはエメラルド
M27.無意識の色

EN1.Stand by you
EN2.アイシテラブル!
EN3.仲間の歌

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