Exail、新型の大洋横断型水上ドローン「DriX O-16」の初海上試験とデモンストレーションを実施
Exailの新型大洋横断型非スクリュー型水中翼ドローン(USV)「DriX O-16」が1週間以内に進水し、海上で試験され、世界の主要な水路機関や海軍を含む著名な顧客やパートナーにデモンストレーションされた
昨年3月にロンドンで開催されたオーシャノロジー・インターナショナルで発表されたDriX O-16は、2024年5月29日(水)に母港であるラ・シオタ(南フランス)で初出航した。その後数日間に及ぶ一連の海上試験を経て、6月5日(水)には選ばれたパートナーや顧客に実物を披露した。
全長は従来のDriX H-8の2倍、排気量は5倍で、ExailのUSV製品ラインの最新作であるDriX O-16は、最長30日間の長期運用を想定して設計されている。3500nmの自律性を持ち、複数のペイロードや海底資産を展開することができる。サイズが大きいため、マルチビーム・エコーサウンダー(MBES)、サブボトムプロファイラー(SBP)、音響海底測位通信システム(USBL)など、さまざまなペイロードを搭載できる。
さらに、このUSVは、遠隔操作曳航船(ROTV)、検査クラスの遠隔操作船(ROV)、自律型海中ロボット(AUV)を展開するための発射・回収システムを備えている。新型の大洋横断型USVは、複数のロボットの展開が必要とされる全海深度の科学・水路調査、物理・不発弾調査、海底インフラ検査に特に適している。
Exail社の海事オートノミー・ソリューション担当ディレクター、セバスチャン・グラール氏は、次のようにコメントしている。
グラール氏:このような短期間で、海上での高い信頼性と効率を維持しながら、大容量、耐久性、マルチミッション能力への要求を満たす新しい完全機能型USVを提供する能力を顧客に実証できたことを非常に誇りに思います。DriX O-16のようなプラットフォームは、海洋産業がより信頼性が高く効率的な自律運用に移行するのをサポートすると確信しています。
仕様
製品名DriX O-16 Transoceanic range USV長さ15.75 m排水量10.5 t耐久性30日未満速度16ノット未満燃料容量2300 L (デュアルハイブリッド推進)航続距離3500 nm通信Wifi、4G、衛星通信、UHFラジオ牽引・発進および回収ROTVs、検査用クラスROVs、1000 m対応AUVsステーションキーピングダイナミックポジショニングMBES容量全海洋深度輸送2x 40’ ハイキューブコンテナその他追加ペイロード統合のためのカスタマイズ可能な船尾セクション
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