30分でできる!春休みにやりたい「新学期準備」に向けた3つの片づけ
春休みは、1年が終わりホッとする時期。それと同時に、新学期を気持ちよく迎えるための準備をするチャンスでもあります。
今回は、札幌在住の整理収納アドバイザーの筆者が、春休みに行いたいおすすめの片づけをご紹介します。どれも簡単で効果的な方法ですよ。
1:プリントやテストの整理
時間割やテストは1学期分だけでもかなりの量がたまります。1度は「取っておきたい」と思ったテストも、再度見返して整理をするチャンスです。
片づけ方(所要時間:約30分)
机の中や棚からプリントやテストを全部出す。お子さんと一緒に、今後取っておくものと処分するものを決める。取っておくものは思い出として大切にし、適切な場所に保管する。
いい点数のテストなど、“思い出”として取っておくものは、引き出しの奥や別の棚へ。“また見返したいもの”は、机の上や取り出しやすい場所へ収納しましょう。
子どもへの声のかけ方
「もう一度見たいプリントやテストはあるかな? 捨てるのではなく、取っておきたいものを選んでみてね」
親からすると、つい「捨てればいいのに」と言いたくなりますが、見守ってあげるのも大切な片づけポイントです。
2: 学年別の教科書の整理
新学期には新しい教科書が入ってきますが、前年度の整理も忘れずに行いましょう。
片づけ方(所要時間:約15分)
今年度使った教科書、ワークを全部出す。次の学年で使う教科書を棚に戻す。今年度と前年度の教科書を入れ替えて収納する。
筆者宅では、今年度の教科書のみ保管をするようにしています。ノートやワークは、再度見ることがないため処分します。
子どもへの声のかけ方
「新しい学期が始まる前に、去年の教科書を整理しよう!」
全部捨てるのを嫌がるお子さんもいるかと思います。そのときは、まだ見たい教科書を取っておくように声をかけましょう。
3:冬限定で使っているもの
冬の間に毎日使っていたニット帽や手袋などは、3月で使わなくなりますよね。春休み中にお手入れをするのがおすすめです。
片づけ方(所要時間:約20分、洗濯の時間は除く)
4月から使わなくなる冬物を取り出す(手袋、ニット帽、冬靴など)。洗濯可能なものとクリーニングが必要なものを仕分ける。洗濯が終わったら、人別に袋で保管する。
サイズのチェックも忘れずに。次シーズンに使えないものは、早めにお家から出しておきましょう!
子どもへの声のかけ方
「春が来る前に冬物の整理をしよう! 来年までしまっておくものを見つけてね」
「春が来る前に」や「来年」という言葉で将来を想像させ、行動を促しましょう。自分で選択させることも大切なポイントです。
まとめ
新学期に向けての片づけは、短い春休みでも子どもと一緒に行うことで効果的です。慣れてくると、わずか30分でサクッと片づけが終わりますよ!
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文:佐藤ゆきこ(整理収納アドバイザー)
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【ライター:佐藤ゆきこ PROFILE】
元ストック大好き、超ズボラだった整理収納アドバイザー。第2子出産4か月後の夫の転勤で、子どもが増えたのに以前より小さいお家お引越し。そこで片付けを学び、モヤモヤが晴れていく。「片付けでお悩みの方にも、この気持ちを体感してもらいたい」という思いから活動中。
【画像】筆者自宅