「⼿塚治⾍展」が9月15日まで八王子『東京富士美術館』で開催中!数ある名作から厳選された約200点の原稿・映像・資料が一堂に
『鉄腕アトム』から『リボンの騎士』まで、⼿塚治⾍が手掛けた名作約200点と愛用品が集結する「⼿塚治⾍展」が2025年9月15日(月・祝)まで、東京都八王子市の『東京富士美術館』で開催されている。TOP画像=「鉄腕アトム」『⼿塚治⾍漫画全集 鉄腕アトム』第1巻 表紙絵 (C)⼿塚プロダクション
人気作品が集う圧巻の手塚ワールド
「マンガの神様」と称される⼿塚治⾍(1928-1989)。没後30年以上を経てもなお、⼿塚が描いたさまざまな魅⼒的な物語やキャラクターは、世界中で愛されている。本展は⼿塚⾃⾝の⽣涯や、『鉄腕アトム』から『ブラック・ジャック』まで名作マンガやアニメーションの中から厳選された約200点の原稿、映像、資料、さらには愛⽤品の品々なども併せて紹介するもの。
担当学芸員は、「『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『リボンの騎士』『火の鳥』『ブッダ』『ブラック・ジャック』など、今もなお愛される名作の原稿や映像、資料約200点を展示します。命とは何か、人間とは何か──手塚治虫が生涯問い続けたメッセージが、現代を生きる私たちに語りかけてきます。この夏、心温まる『手塚ワールド』に浸ってみませんか?」と見どころを語る。
多様な事態に直⾯する現代においても普遍的な輝きが放たれている、⼿塚が未来に託したメッセージを、改めて読み解く機会になりそうだ。
講演会や特別上映会も開催
特別講演会
8月3日(日)14時~、講師に⼿塚治⾍のアニメ制作に携わった清水義裕氏を招き、⼿塚マンガ・アニメについて語る特別講演会が館内で開催される。定員150名、先着順。当日は館内にアトムも登場し、一緒に撮影もできる(11時/13時/15時に登場)。
夏休み特別企画コンサート
8月10日(日)14時~、夏休み特別企画コンサート「音楽で巡る ~⼿塚治虫の世界~」が館内で開催される。出演は⽯川寛⼦氏(ヴァイオリン)、東涼太氏(サクソフォーン)、はせがわふさこ氏(ピアノ・編曲)。定員150名、先着順。
⼿塚治⾍作品 特別上映会
⼿塚治⾍の名作アニメが特別上映されるのも見逃せない。各回定員150名、先着順。
8⽉24 ⽇(⽇)10時30分〜/14時〜
『鉄腕アトム』(1963/24分) 『鉄腕アトム』 (1980/24分) 『ASTROBOY 鉄腕アトム』(2005/24分)
8⽉31⽇(⽇)10時30分〜/14時〜
『ジャングル⼤帝」(1989/24分) 『⼿塚治⾍が消えた?!20世紀最後の怪事件』(2000/41分)
9⽉7⽇(⽇)10時30分〜/14時〜
『ブラック・ジャックKarte:00 オペの順番/Karte:44 ピノコ誕⽣』(2004/各25分)
9⽉14⽇(⽇)10時30分〜/14時〜
『⽕の⿃ 未来編 その⼀』(2004/28分) 『⽕の⿃ 未来編 その⼆』(2004/28分)
開催概要
「⼿塚治⾍展」
開催期間:2025年7月12日(土)~9月15日(月・祝)
開催時間:10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
会場:東京富士美術館 本館(東京都八王子市谷野町492-1)
アクセス:JR八王子駅からバス11分、京王電鉄京王線八王子駅からバス26分
入場料:一般1500円、大学生・高校生900円、中学生・小学生500円、未就学児無料
※障がい者手帳をお持ちの人と付添者1名は半額。
※土曜は中学・小学生無料。
【問い合わせ先】
東京富士美術館☏042-691-4511
公式HP https://www.fujibi.or.jp/visit/getting-here/
取材・文=前田真紀 画像提供=東京富士美術館
前田利家
名古屋おもてなし武将隊
名古屋おもてなし武将隊が一雄。
名古屋の良き所と戦国文化を世界に広めるため日々活動中。
2023年の大河ドラマ『どうする家康』をきっかけに、戦国時代の小話や、戦国ゆかりの史跡を紹介している。