一時勝ち越しの適時三塁打で1軍昇格へアピール!前川右京,野口恭佑に負けじと大山悠輔,佐藤輝明に割って入る存在に成長期待の阪神2軍に潜む好打者とは!?
戸井零士が一時勝ち越しのタイムリースリーベースヒット
8月3日、杉本商事バファローズスタジアム舞洲で行われたウエスタン・リーグのオリックスバファローズ戦に、「8番・三塁」で先発出場した戸井零士は、3打数1安打1打点1四球。一時勝ち越しのタイムリースリーベースヒットを放ち、1軍昇格へアピールした。
4回、2アウト1塁の場面で打席に立った戸井零士は、小野寺暖が盗塁を決め、2アウト2塁のチャンスの場面で、オリックスバファローズ先発の村西良太の2球目110kmスライダーをレフトへかっ飛ばす一時勝ち越しのタイムリースリーベースヒットを放った。
7月31日の中日ドラゴンズ戦では、代打で貴重な追加点となるタイムリーヒットを放っており、2試合ぶりのタイムリーヒットとなった。
ルーキーイヤーの昨シーズンは、ウエスタン・リーグで69試合に出場し、139打数20安打、2本塁打、13打点、打率.144という結果に終わり、今シーズンは確実性を高めていく一方で、パワーヒッターとして頭角を現したいとオフに肉体改造を試みた。
戸井零士は近本光司に似た打撃フォームも改良し、プロの球に対応できるようになった。一番力を出せるポジションで球を待てており、追い込まれてからでも右に流してヒットにできる確率が増えたと手応えを感じている。
一時勝ち越しのタイムリースリーベースヒットを放ち、1軍昇格へアピールした戸井零士には、前川右京、野口恭佑に負けじと大山悠輔、佐藤輝明に割って入る存在に成長してもらいたい。