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12月末で横浜店を閉店する【ブーランジェリー・パティスリー・アダチ】さんを惜しんで

パンめぐ

横浜店閉店までにぜひ食べてほしいパン

2018年3月、横浜市営地下鉄センター南駅から徒歩5分の場所に移転オープンした「ブーランジェリー・パティスリー・トレトゥール・アダチ」(現在はブーランジェリー・パティスリー・アダチという店名に変更)。
伊豆湯ヶ島という、車かバスでないと行きにくい場所にも関わらず行列のできる人気店でしたが、足立シェフのやりたいことが詰まったお店として満を持して横浜に移転されました。

伊豆のお店にパン友さんに連れて行ってもらい初めて食べたパンの味は、震えがくるほど衝撃を受けたのを今でも覚えています。
それ以来、横浜店オープンの日から通っていましたが、この夏、お店のSNSで「横浜店を2021年いっぱいで閉店します」とのアナウンスがあり、アダチファンのみならずパン愛好者に激震が走りました。
理由は諸々あるそうですが、スタッフの入れ替わりなどパン作り以外のところでシェフご夫妻の負担が大きくなり、伊豆時代の原点に戻った形態で営業していくことに決められました。

昨年11月に静岡県長泉町に「Adachi(アダチ)長泉店」をオープンされていて、今後はそちらで営業を続けていかれますので、「アダチさんのパンが食べられなくなる!」と心配された皆様、ご安心ください。
※先日、1周年のお祝いに長泉店にも訪れましたが、「これぞ足立シェフのバゲット!!」と思えるパン達を堪能できました。
ドライブはもちろん、新幹線やロマンスカーなどを利用して、パン友さんと“大人の遠足”を楽しんでくださいね。

10月末と11月頭に横浜店に訪問した際は、開店直後は混むだろうとあえて10時頃にお店に行くと、20人くらいの並びで20分待ちでしたが、11月中旬に行ったパン友さんは9時過ぎ到着で1時間待ちだったそう!!
あと1ヶ月少しの営業なのでますます行列は延びると思います。
※11月中旬まではパンの予約もできましたが、予約枠がいっぱいになったため現在は予約は受けていません。
※12月はノエルのケーキやプレロティ以外の商品のご予約を受け付けしない予定、とのことです。

店内入って右側の冷蔵ケースには見た目も美しいサンドイッチがずらっと並びます。

ヴィエノワズリーの他にもバゲット、食パン等々あります。

横浜店閉店までにぜひ食べてほしいパンを載せようと思うのですが、どれもお勧めなので困りましたが数点ご紹介。

「クロワッサン」
外側カリリ、内側ほわわ。リベイクするとカリッサクッな食感が増し、後からほんのり甘みを感じる。発酵バターとわかる酸味というより微かにチーズのような味がゆったり口の中に漂う。イズニーバターを使用(長泉店はレスキュールバターを使用)。どちらも高級なバターで、食べた後しばらく幸せな余韻が残る。

「栗のセーグルフリュイ」
栗の渋皮煮、栗のピュレなど使っていて、栗好きさんなら食べてみたくなる!
断面からわかるようにマカダミアナッツやアーモンドなどのナッツ類もぎっしりで、オレンジピールに加えシナモン・ナツメグなどのスパイスもほんのり香る、生地より具材のほうが多い贅沢なパン。

横浜店閉店までにぜひ食べてほしいパン

「パンアラシャテーヌ」(写真左上)
栗粉のパン。蜂蜜入りでほんのり甘いので、おやつにも食事にも向きます。ややむちっとして硬くないので食べやすい。
クルミのカリカリとした食感が良く、シンプルなのに栗粉の味に惹かれて毎回買ってしまう。

「ショーソンオポム」(写真右上)
まず見た目の美しさに惹かれたのがアダチさんのこちらを手にしたきっかけかも。艶のある表面と濃い焼き色、立体感のある側面からのフォルム。
この美しいフリルのような横顔は拡大してずっと見ていられる。
パイ生地に折り込まれた発酵バターの香りがリベイクでさらに広がり、なんとも言えない贅沢な気分に。ハラハラサクサクと細かく解けていく層は軽やか。自家製のリンゴのコンポートが滑らかでしっとりとして、はらりと飛んで行こうとするパイ生地をまとめてくれている。

◉「パンブリエ」(写真手前)
丸いパンに放射状のクープが美しく、見た目から手に取る方も多いと思われます。ノルマンディー地方の船乗りさんが食べていたそうで、本来は水分少なめで日持ちしやすく作るもののようですが、アダチさんのこちらはパサツキもなく、ほのかな優しい甘さがあるので見ても食べても癒されるパン。

サンドイッチも説明したいのですが長くなるので短めに。

「鴨の生ハムと青リンゴのサンド」(写真手前)
アダチさんのサンドといえばこれ!と言われるほど。ほの甘い生地にクルミがゴロゴロ。シャキシャキの甘酸っぱいリンゴと脂が美味しい鴨の生ハムは病みつきに。

「パルマ産生ハムとブリーチーズ」(写真左上)
アダチさんのバゲットは香りがとても良いので、シンプルな具材と合わせて互いを引き立てます。

「オリーブとローズマリーのパストラミサンド」(写真右上)
オリーブとローズマリーがびっくりするほど使われたパンにパストラミビーフと赤玉葱がよく合います。

他にもアダチさんでしか提供していないスエドワというピタパンのような薄いパンを使ったものやヴィエノワを使ったものなど、たぶん全部制覇していますが美味しくて選ぶのが大変で、胃袋が大きかったらいいのにといつも思います。

横浜店にはプチガトーも冷蔵ケースに並んでいます(現在、長泉店ではプチガトーを作っていないのでこの味が次に食べられるのはいつになるのか…涙)。
奥様がフランスで修業なさったパティシエールで、クラシックな重めのフランス菓子を作られます。濃厚な味わい好きな私にとってはたまりません。
毎回買うのが写真左前のバスク風チーズケーキ。この焦げた部分のカラメル風味とくちどけ滑らかなクリームチーズの虜です。

伊豆のお店で食べてから人に勧めまくっているミルフィーユ(写真左)。
サクサクのパイ生地に合わせるのはカスタードクリームにバターを加えたムースリーヌ。

アダチさんへの愛が溢れすぎてまだまだご紹介したいのですが、行列で買えないことも予想されるのでこの辺で。
お店に入ってこれだ!と目と目が合ったパンを食べてみてください。忘れられない出会いになると思います。
横浜店閉店は本当に残念ですが、足立シェフや奥様の本当に実現したいことができるお店作りを応援して、また頑張ってこられたスタッフの皆様にも感謝をして、12月末に最後に訪れようと思います。

SHOP INFORMATION
【店名】ブーランジェリー・パティスリー・アダチ
【住所】神奈川県横浜市都筑区茅ケ崎中央22-15 ルーナレガーロ 1F
【電話番号】045-298-4034
【営業時間】9:00~16:30(売り切れ次第終了)
【定休日】月曜日・火曜日
※2021年12月31日閉店予定

※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗またはHPInstagramにてご確認ください。

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