改善すべきは食習慣!現代人に脂肪肝が増えた理由とは!?
現代人に脂肪肝が増えたのは食べすぎによるホルモン異常
血糖値を下げてくれるインスリンの働きが鈍る
実は、現代人の多くが「インスリン抵抗性」という、ホルモンバランスの乱れによって代謝異常を起こしています。
インスリンは、血糖値が上昇するときにすい臓から分泌される重要なホルモン。本来は、血液中の糖を細胞にとり込む働きを助け、エネルギーとして使うよう指令を出して血糖値を下げる役割を担います。
しかし、甘いものなど糖質を常にとっているような食生活が続くと、休む間もなく大量のインスリンが分泌され、細胞がその働きに慣れてしまいます。そしてインスリンの指令に対する反応が鈍くなり(=インスリン抵抗性)、血糖値が下がりにくくなります。すると体はさらに多くのインスリンを出そうとし、過剰に分泌された結果、脂肪が蓄積しやすくなり、やせにくい体へと変わってしまうのです。
食べすぎが日常化した現代社会では、知らず知らずのうちにこの悪循環に陥る人が増えています。このホルモン異常を防ぐためには、まず「だらだらと食べすぎないこと」こそが、最も基本的で効果的な予防法なのです。
だらだら食べは要注意
3食以外にも何かしら食べたり飲んだりしていませんか?
代謝が落ちてみるみる脂肪をため込む体に
常に食べているとインスリン(肥満ホルモン)が分泌され続けて、体の細胞の反応が鈍くなる
そうなると・・・
食べたものをエネルギーに変える力が弱まる
インスリンが過剰分泌され、脂肪が蓄積しやすくなる
血糖値が下がりにくくなり、悪化すると糖尿病になる
【出典】『新脂肪肝 代謝復活ダイエット』著:栗原毅・栗原丈徳