江の島で海洋SDGsフェス ノルウェーと日本友好記念し〈藤沢市〉
高校生が海洋の未来議論
海洋国家の日本とノルウェーによる、地球温暖化など海にまつわる「持続可能な開発目標」(SDGs)のシンポジウム「ノルウェー・日本サステナブルオーシャンフェスト2022」が22日から24日にかけて江の島ヨットハーバーで開催された。
22日は企業、研究者らを中心としたプログラムを実施。藤沢からは、海さくら、BLUESHIP、江の島ヨットクラブ、パパラギら海洋保全に取り組む団体が参加しブルーカーボンや海洋プラスチック問題などについて話し合った。
23日は、片瀬西浜海水浴場を会場に、藤沢市商工会議所、日本・ノルウェー協会主催の地引き網とビーチクリーニングでスタート。
シンポジウムは「持続可能な海洋経済へのインスピレーション」と題し、午後はユースプログラムとして、県内で海洋問題の研究に取り組む高校生が登壇。逗子開成高等学校・海洋人類学プロジェクト、県立海洋科学高等学校海洋環境学部、横浜インターナショナルスクール・プロジェクトオーシャンの学生が、活動発表やパネルディスカッションを行った。
今イベントは「ノルウェーフレンドシップヨットレース」と同時開催。1964年の東京五輪で江の島会場のヨット競技にノルウェーのハーラル皇太子(現国王)が出場。2001年の来日の江の島再訪を記念し、02年に創設されたレース。今年の20周年を記念し、両国友好の証でもある「海」をこの先も守り続けられるよう、海洋問題への関心を高めるイベントとして企画された。