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楕円のボールで育む友情と心身 釜石・小学校対抗タグラグビー大会 特別ゲストとの交流も

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 第5回釜石市小学校対抗タグラグビー大会(釜石東ロータリーカップ2023)は19日、釜石鵜住居復興スタジアムで開かれた。釜石ラグビー応援団(中田義仁団長)が主催。市内の小学生ら144人がゲームや交流を楽しみ、“ラグビーのまち釜石”の子どもパワーを見せつけた。今大会にはラグビー元日本代表の畠山健介さん(38)=宮城県気仙沼市出身=が特別ゲストとして登場。試合の合間に児童らと触れ合い、技も伝授した。

 同大会は、釜石も会場地の一つになったラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会の機運醸成を図る一環で2017年にスタート。児童らの健全育成と他校との交流などを目的に継続される。新型コロナウイルス禍による2年の休止を経て昨年から再開された。

 試合には市内5校と釜石シーウェイブス(SW)ジュニアから16チームが参加。各チームは4年生以上で結成され、1チーム5人で戦う。予選リーグを行い、ブロック上位の2チーム(計8チーム)が決勝トーナメントに進んだ。各チームは仲間や家族の熱い声援を受けながらコートいっぱい駆け回り、協力してトライを勝ち取ると喜びの笑顔を広げた。

釜石小6年髙木壮嘉君の選手宣誓で大会が幕開け


練習の成果を発揮し元気にプレーする釜石の児童


相手選手の腰のタグを取るのがタックルの代わり


 甲子小は2チームが参加。10月から朝と放課後の練習を重ねてきたといい、カッシーズAが3位に入る健闘を見せた。メンバーの佐々木隆之介君(5年)は昨年に続いての大会に「相手チームの裏をかき、いろいろなパス回しができた。戦績は悪いとこもあったけど、強いチームから3点取れたのは大きい」。キャプテンの鈴木秋音君(6年)は「スピードやパスなどそれぞれの強みを生かした個人プレーも効いていた。みんなで練習の成果を発揮できた」とさわやかな表情。

インゴールへ走り込みトライ「よしヤッター!」(左)。カッシーズA(甲子小)は平田ブロッサムズを7-3で下し3位入賞


 決勝は小佐野バーバリアンズと鵜住居ウォーリアーズの対戦。前半は小佐野が3-2でリード。「前半、少し焦りがあった」という鵜住居は、ハーフタイムでの顧問の教諭のアドバイスで落ち着きを取り戻し、後半は本来の力を発揮。連続トライを重ね、6-3で優勝をもぎとった。鵜住居小は昨年に続く連覇。

 鵜住居小では週3回のクラブ活動としてタグラグビーに取り組む。3年生から練習に加わる子も多く、先輩たちの背中を見て力をつけている。キャプテンの前川和民君(6年)は「今日までみんな練習を頑張ってきた。負けることなく優勝できて良かった」。佐々木一真君(6年)は12月17日に予定される県知事杯兼サントリーカップ県大会を見据え、「今のままでは(強豪の)日詰に勝てないので、もっと練習して強くなりたい。ノックオンやタグミスが多いので直していきたい」とし、県大会制覇を目標に掲げた。

小佐野バーバリアンズ(オレンジビブス)と鵜住居ウォーリアーズ(水色同)の決勝


大盛り上がりを見せた決勝戦。自校の熱い応援を受け、トライへまっしぐら


後半の追い上げで逆転し、見事優勝に輝いた「鵜住居ウォーリアーズ」の選手ら


 試合の合間にはゲストの畠山健介さんが児童らと交流。効果的なパスの出し方を教えたり、チームに交じってプレーしたりし、児童らを喜ばせた。「釜石の強みはトップチームの釜石SWがあること。将来、ここでプレーしたいと思わせる存在があると、目標や夢もより具現化しやすい」と畠山さん。W杯での日本代表の活躍などで注目を集めるラグビーだが、「頂点が盛り上がるだけではだめ。それを支える裾野の底辺が大きくないと。長く競技に親しんでもらうには楽しいと思わせる経験が必要」と、地域活動の広がりに期待を寄せた。

ラグビー元日本代表の畠山健介さんとの交流に子どもたちは弾ける笑顔!


畠山さんはパスの出し方も指導。日本代表経験者から学べる貴重な機会


試合で畠山さんの目に留まった選手には「ケニー賞」としてサイン色紙やジャージーをプレゼント


 10月に同スタジアムで行われた県中総体ラグビーでは釜石中が初優勝、甲子中が準優勝という好成績を残した。両校とも特設チームでの快挙。小学校時代、同大会でプレーした子どもたちのその後の活躍に大会関係者も喜びを表していた。

3年生以下の34人は釜石SW選手やボランティアスタッフのサポートでラグビーの面白さを体験

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