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個性派がいっぱい!!『白黒猫』の豆知識4選

街中でよく見かける白黒猫。その名の通り、白と黒の被毛を持っています。

＂それってつまり、ハチワレ猫のことだよね？＂と思ったそこのあなた。もちろんハチワレも白黒猫の一種ではありますが、他にも様々なパターンがあるのです。

ここでは知っているようで知らない、個性派揃いの『白黒猫』にまつわる豆知識を4つ紹介いたします。

1.昔は頭数が少なかった

今でこそ白黒猫を見かける頻度が多くなりましたが、かつては貴重な猫でした。その理由は、柄が目立ってしまうから。

キジトラ猫は砂漠地帯のような環境でもカモフラージュがしやすく、外敵から身を守ることができます。

一方、白と黒を基調とする白黒猫は自然淘汰の対象になりやすく、生き延びることが困難でした。そのため、仮に誕生しても頭数が増えなかったのです。

2.白黒猫は天然系で甘えっ子が多い

以上のような背景から、白黒猫の歴史はそう古くはありません。

その数が増え始めた要因として完全室内飼育や地域猫活動の促進、より溶け込みやすくなった街並みなどの発展が関わっています。

つまり、他のどの猫達よりも人間との関係が密ということになります。この諸々の要素が絡み合った結果、ハチワレを含む白黒猫は『天然系』というポジションにいることが多いとされています。

どこかドジっ子で甘えっ子。これが白黒猫の性格的特徴です。ただし、より狙われやすい『白の被毛』の割合が多い場合は警戒心が強く、しっかり者になりやすい傾向にあります。

とはいえあくまでも傾向の話なので、必ずしもここに当てはまるとは限りません。＂実際にお迎えしてみないとわからない"というのも、白黒猫ならではの魅力です。

3.ユニークな呼び名がいっぱい

白黒猫は『白』と『黒』の比率によって呼び名が変わります。ここからは、とてもユニークな名称を一挙ご紹介いたします。

ハチワレ

白黒猫の代表格であるハチワレ。額から鼻筋にかけて八の字の黒模様が入っています。

『八』は末広がりであることから縁起が良いとされ、『福猫』とも呼ばれています。

タキシード

頭から背中にかけて黒い被毛覆われた白黒猫のこと。まるでタキシードを着ているように見えることから、そう呼ばれるようになりました。

富士額

ハチワレのような八の字ではなく、額の模様が台形のような形をした白黒猫。目から上の部分に模様が入ることや、富士山を連想させる見た目であることからそう呼ばれています。

ちなみに白黒猫は、白猫の上から黒いソースをかけたような柄の入り方になるため、必ず黒が上部に来ます。つまり。白の富士額や黒い靴下模様の猫は存在しません。

チョビヒゲ

マズル部分（鼻や口周辺）に黒いヒゲが生えたような模様が入った白黒猫。＂チョビヒゲ＂のように見えることからそう呼ばれています。

ハチワレのマズルに出現することが多いため、チョビヒゲのハチワレは遭遇率が高いでしょう。

4.猫種の幅が広い！長毛種もいる!!

そもそも『白黒猫』とは、特定の猫種を表す名前ではありません。毛色に対する名称なので、実に様々な猫がいます。

日本猫（雑種）として出会う機会も多いですが、メインクーンやマンチカン、ラガマフィンなどの純血種の中にも白黒猫がいます。

何となく短毛種を連想しやすいかと思いますが、豊富な猫種に見られる模様なのでもちろん長毛種もいます。

猫種も被毛の長さも幅広い。これもまた、白黒猫の魅力といえるでしょう。

まとめ

白黒猫にまつわる豆知識を4つ紹介いたしました。いかがでしたか？

幅広い猫種にバリエーション豊富な模様。まさに個性派揃いで、奥が深いところが魅力的でしたよね。

筆者はまだ一緒に暮らした経験はありませんが、ご縁があれば楽しい時間を共有してみたいものです。

皆様も機会があればどんな柄か、他の猫達との性格の違いはどうかなど観察してみてください。面白い発見があるかもしれません。