逆転Vへ快進撃のJ1サンフレッチェ広島、初優勝へ突っ走った30年前の6連勝を回顧
首位・町田ゼルビアを勝ち点2差猛追
J1リーグは第28節を終了し、2位のサンフレッチェ広島が怒涛の6連勝で首位・FC町田ゼルビアを勝ち点2差まで猛追している。
25日の第28節・柏レイソル戦は前半38分に中野就斗が右足で先制ゴール。後半には相手のオウンゴールもあり、2-0で快勝した。
広島の6連勝は1994年以来30年ぶりのクラブタイ記録。ここまでリーグトップの50得点で、得失点差+24は町田の+21を上回っている。6連勝の足跡は以下の通り。
高木琢也、風間八宏、森保一ら活躍した1994年
Jリーグ創設2年目の1994年を改めて振り返ってみたい。
スチュワート・バクスター監督に率いられた広島は、イワン・ハシェックが年間19得点、高木琢也が同14得点をマーク。風間八宏、森保一ら中心選手とパベル・チェルニー、盧廷潤ら外国人選手が融合し、開幕6連勝を飾った。
第7節でヴェルディ川崎に大敗して連勝はストップしたが、その後も白星を重ね、初優勝に王手をかけた6月11日のジュビロ磐田戦の後半ロスタイムにチェルニーが決勝ゴール。2-1で劇的な勝利を収め、見事にファーストステージ優勝を果たした。
その後は長らく優勝から遠ざかったが、森保一監督に率いられた2012、2013、2015年にJ1制覇。ミヒャエル・スキッベ監督が就任3年目の2024年、9年ぶりの優勝に向け、8月31日の次節・FC東京戦でクラブ新記録の7連勝に挑む。
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記事:SPAIA編集部