迷ったらここ!車中泊ができる関東近郊道の駅5選
「道の駅=車中泊OK」——実はこれ、大きな間違いです。公式に許可を出している場所、暗黙の了解で見逃されている場所、NGとされているところと判断は道の駅によって様々。この記事では、選ぶ際の注意点と、公式に車中泊OKと明記されている関東近郊の道の駅を厳選してご紹介します。RVパークの併設はもちろん、温泉や地元グルメなど、旅の楽しみが詰まったスポットばかり。週末のプランがまだ決まっていない方は、ぜひ参考にしてみてください。
※2025年6月23日現在の情報です。最新情報は必ず各道の駅のホームページを確認してください。
車中泊に最適な道の駅とは?選び方のポイント
「どこでも車中泊していい」と思われがちな道の駅ですが、実は施設ごとに判断が異なります。
安心して車中泊を楽しむためには、公式に許可されている場所を選びたいものです。
ここでは、快適な滞在を実現するための条件と、見落としがちな注意点についてご紹介します。
安心・快適な車中泊のための条件とは?
車中泊を安心して楽しむには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
見逃してしまいがちな「泊まっていい場所かどうか」という視点を含めて5つご紹介します。
快適な車中泊に欠かせない条件
HPなどで公式に車中泊OKと明記されている場所である
電源や水道などの基本設備が整っている(RVパークの利用がベスト)
夜間に利用できるトイレが清潔で安心できる
近隣や併設の温泉施設・売店・レストランが充実している
騒音が少なく、静かに過ごせる立地にある
こうした条件がそろっている道の駅であれば、トラブルの不安なく過ごせます。
なかでもRVパークは車中泊向きの設備が万全ですので、初心者からベテランまでおすすめです。
車中泊禁止の道の駅に注意
道の駅での車中泊における、国の正式な見解はご存じでしょうか?
国土交通省のホームページでは「事故防止のための仮眠は良いが、宿泊目的はNG」とうたわれています。つまり、正式にOKを出している道の駅以外は暗黙の了解で見逃されている状態です。
そのため、明確に「車中泊不可」としている道の駅に泊まってはなりません。
ルール違反をして不安なまま宿泊するのは、旅の楽しみも半減させるうえ、トラブルのもとにもなります。
道の駅で宿泊を考える場合は、公式サイトや電話問い合わせで事前に確認しておくことが大切です。
参考:国土交通省 公式ページ
関東からすぐ行ける!おすすめRVパークつき道の駅5選
「車中泊OKな道の駅を探したいけど、調べるのは正直面倒」
「どうせなら、ただ泊まるだけじゃなく旅の思い出になるような場所にしたい」
そんな方のために、関東近郊で“RVパーク併設の楽しめる道の駅”を5つ厳選しました。
温泉やご当地グルメも楽しめるスポットばかりなので、週末のプランをイメージしながらご覧ください。
道の駅 よしおか温泉(群馬県)
利根川沿いに位置する「道の駅 よしおか温泉」は、眺望と温泉、利便性の三拍子がそろった人気スポットです。
隣接する日帰り温泉施設では、利根川が見える露天風呂でゆったり過ごせるほか、サウナや足湯も完備されており、滞在の楽しみが広がります。
RVパークとしての設備も充実しており、フラットで広めの区画は隣との距離感もちょうどよく、快適に過ごせる設計。
ゴルフや家族での散策を楽しんでから、おいしい食事をし温泉に癒される。自然の中でゆったりとくつろぎたい人にとって、満足度の高い一泊になるはずです。
参考:道の駅よしおか温泉 公式サイト/RVパークsmart 道の駅よしおか温泉
道の駅 国上(新潟県)
新潟県燕市の「道の駅 国上(くがみ)」は、豊かな里山の自然に囲まれながら、温泉やグルメ、買い物まで楽しめる多彩な魅力が詰まったスポットです。
目玉のひとつは、併設の「てまりの湯」。露天風呂やサウナ、ジャグジーを備え、四季の風景を眺めながらゆったりと疲れを癒せます。
さらに、地元野菜の直売所や「ものづくりの街・燕三条」で生まれた工芸品が並ぶショップも充実。旅の思い出に、ここでしか手に入らない逸品を探すのも楽しい時間です。
手ぶらで楽しめるBBQフィールドも完備されており、家族や友人と自然の中でワイワイ過ごす休日にもぴったりな道の駅 国上。
道の駅大賞で全国10位に輝いたのも納得の、満足度の高いスポットです。
参考:道の駅 国上 公式サイト/RVパーク
道の駅 保田小学校(千葉県)
廃校となった小学校をリノベーションして生まれ変わった「道の駅 保田小学校」は、レトロでユニークな雰囲気が魅力の滞在型スポットです。
教室を活かした宿泊施設やレストラン、体育館を利用したマルシェなど、施設全体がノスタルジーと遊び心にあふれています。
敷地内にある「里の小湯」は日帰り入浴も可能で、観光の合間に気軽にリフレッシュできるのもポイント。レストランでは給食風のメニューや地元食材を使った定食が楽しめ、子どもも大人も笑顔になれる食の魅力が満載です。
RVパーク区画は2023年に整備されたばかりで、電源・水道・ゴミ処理などの基本設備も完備。
廃校の雰囲気を楽しみながら“ちょっと特別な車中泊”ができる、唯一無二の道の駅といえるでしょう。
参考:道の駅 保田小学校 公式サイト/RVパーク
道の駅 ならは(福島県)
福島県楢葉町に位置する「道の駅 ならは」は、東日本大震災からの復興を象徴する存在として整備され、今では地域の新たな交流拠点として注目を集めています。
広々とした敷地には、地元食材を扱う直売所やレストラン、観光案内所がそろい、ドライブ中の立ち寄りにも、旅の拠点にもぴったりの環境です。
また、併設の日帰り温泉「ならはの湯」では、露天風呂やサウナで旅の疲れを癒すことができます。
被災地としての記憶を大切にしながらも、明るい未来を感じられるこの場所での車中泊は、特別なひとときをもたらしてくれるはずです。
参考:道の駅 ならは 公式サイト/くるま旅 道の駅ならはRVパーク
道の駅 南きよさと(山梨県)
清里の玄関口に位置する「道の駅 南きよさと」は、標高約829 mの清涼な高原環境と多彩な施設が魅力です。
敷地内には、ドッグランや芝生広場、リフトで展望台へアクセスできる“こいのぼり号”といった体験型施設が充実。高原での爽快な時間を感じられます。
2024年に整備されたRVパーク区画は5台分。電源・水道・ゴミ処理・24時間トイレが利用可能で、ペット連れにも配慮された環境です。清里観光や山歩きの拠点としても最適と言えるでしょう。
さらに、併設の農産物直売所では地元産の野菜やソフトクリームが人気で、レストラン「ほたる」では地元食材を使ったメニューが楽しめます。
自然とアクティビティ、グルメが揃った複合施設として、週末ドライブにぴったりのスポットです。
参考:道の駅 南きよさと公式サイト/くるま旅 道の駅南きよさと
まとめ
車中泊をより安心して楽しむには、公式に許可された道の駅を選ぶことが基本です。
なかでも、RVパークを併設した施設なら、清潔で広々とした区画や使いやすい設備が整い、初めてでもストレスなく過ごせます。
さらに、温泉や地元のグルメ、自然を感じる景観など、宿泊そのものが旅のハイライトになる魅力もたっぷり。車中泊が「ただ寝るだけ」ではなく、地域の魅力に触れる特別な時間に変わります。
週末の小さな冒険先に、ちょっと足を伸ばして楽しめる“RVパーク付きの道の駅”を選んでみませんか?