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週5で1日7時間勤務「家事も子育ても一生懸命がんばるママ」に伝えたい“自分に問いかけてほしい言葉”

saita

「家事も子育ても一生懸命してるママ」に伝えたい“自分に問いかけてほしい言葉”

心理カウンセラーの古庄由佳です。カウンセリングに来てくださる方には「うさこさん」と呼ばれています。 自分の心に蓋をして、我慢を続けて生きるのはとてもしんどいですよね。最近はスマホやSNSのおかげで情報が溢れてすぎているためか「自分の考え方がおかしいのかも」「私だけじゃないし」とガマンしてしまっていることもあるようです。自分の人生をHappyにするかどうかは自分が決めると信じて、皆さんのお悩みに答えます。

相談:家事と仕事が両立できない。私は弱いのでしょうか?

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43歳、主婦で子どもが1人います。

夫の給料だけでは生活費が厳しく、そんな状態なので当たり前ですが自分で使える自由なお金がないため、週5、1日7時間勤務で派遣の仕事を始めました。

上司になった人から「覚えが早くて助かる」と褒められ嬉しかったのですが、それがだんだん重荷になり、今では休みの日も家で仕事のことを考えながら家事をして、心身共に限界が来ています…。

「家事も仕事も両方がんばる」と夫に言って仕事を始めたので、やっぱり家事はあまりできない、とは今さら言えない状態です。
とはいえ、お金は必要なので仕事もやめられない。

朝仕事に行くときに、自然と涙が出てくることもあります。
仕事を始めて3ヵ月、仕事と家事が両立できない私が弱いのでしょうか……?

(43歳 千葉県 みなこ 派遣)

うさこさんの回答:「本当はどうしたい?」を問いかけよう!

いえいえ!弱いだなんてとんでもありません。
みなこさんは、がんばりすぎています。
ご自身も「限界が来ています」と自覚されていますし、「自然と涙が出てくる」ほど、心も体も必死にSOSを出しているじゃないですか。
 
まずは、自分からのSOSをしっかりと受け止めましょう。
「ああ。私はつらいんだな」と、今の気持ちを、ジャッジすることなく、そのまま受け入れましょう。
 
「ジャッジすることなく」というのは、「家事と仕事が両立できない私は弱い」とか、「家事も仕事も両方がんばると言ったのに弱音を吐くのはダメだ」とか、「仕事なんだから、求められる以上のことをしなくては」とか、そういう「〇〇できない自分はダメだ」という自分へのダメ出しや、「〇〇しなければならない」などという自分を追い立てるような思考をすべて一旦お休みにしてくださいね、という意味です。
 
自分へのジャッジをなくしたら、「本当はどうしたい?」と自分に聞いてみましょう。

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「本当は……家事を手伝ってもらいたい」「本当は……ゆったりとした気持ちで休日を過ごしたい」「本当は……夫にもっと稼いでもらいたい」「本当は……もっとラクをしたい」「本当は……生活費について、私だけが頑張ってなんとかするのではなく、夫にも一緒に考えてもらいたい」「本当は……もっと楽しく家族と過ごしたい」などなど、いろんな気持ちが湧いてくるかもしれませんね。
 
と同時に、「でもこんなことを言ったらいけないな」なんて気持ちが湧いてくるものもあるのではないでしょうか。
 
でもね、思うだけですもの。どんなことを思ったっていいんです。「本当はどうしたいの?」と、制限をぜんぶ取っ払って、みなこさんの心が望むことを自由に感じてみましょう。
 
ご質問の文章から、みなこさんは、「上司に迷惑をかけたらいけない」「夫に負担をかけたらいけない」という思考を強く持っていらっしゃるのかなと感じました。
 
もしかしたらみなこさんは、幼い頃から「いい子」で生きてきたのではありませんか?親に負担をかけないように、人に迷惑をかけないように、人をがっかりさせないように、そんなふうに生きてこられたのではありませんでしょうか?そのために、自分に無理をさせたり、自分の気持ちをちょっと後回しにする癖がついてしまったのではありませんか?
 
でしたら、もうそろそろその生き方を変えましょう。
 
みなこさんが今困っていること、助けてほしいこと、、、それらを夫に打ち明けて相談してみてください。

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男性は言葉に出していなくても、女性を幸せにしたい、家族を幸せにしたいと思っていることも多いです。それなのに、みなこさんが夫に遠慮して「自由に使えるお金が欲しいだけだから自分でなんとかしなくちゃ」と一人で頑張っていたら、ちょっとさみしいです。信頼されてない、役立たずだと思われているような気さえしてしまうかもしれません。相談をしてくれたら、みなこさんのために夫だってできることを一緒に考えたり、協力をしたり、したいかもしれません。
 
上司だってきっと同じ。みなこさんのことを褒めたのは、プレッシャーをかけるためじゃないですよね。そのままのみなこさんでいてくれることで本当に助かるからそれを伝えてくれたのではないでしょうか。みなこさんが悩んだり困ったりしているなら、力になりたいと思ってくれているはずです。
 
人の期待に応える、人をがっかりさせない、人に迷惑をかけない、、、そのルールを大切にしすぎる生き方は、そろそろ卒業しませんか?
 
頼る。甘える。「本当はどうしたいのか」をちゃんと伝える。これはわがままではなく、自分のまわりにいてくれる人を信頼しているからこそできる行為です。
 
みなこさんが大切な人に喜んでもらいたいように、まわりの人だって、みなこさんの幸せのために協力をしたいんです。これ機に、まわりの人がみなこさんを大切に思う気持ちを信頼して、今まで育ててこなかった「信頼力」を使う練習をしてみましょう。
 
「あれ?人ってこんなに優しかったんだ」「あれ?私こんなにラクに生きてもよかったんだ」きっとそんな新しい景色が見えてくると思いますよ。

 

古庄由佳(うさこ)/心理カウンセラー、卒病カウンセラー

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