ポール・ラッド&ジェナ・オルテガ、ユニコーンを車ではねる ─ A24『デス・オブ・ア・ユニコーン』米予告編が公開、『ミッドサマー』アリ・アスター製作
『アントマン』シリーズのポール・ラッド、「ウェンズデー」(22-)のジェナ・オルテガが親子役を演じる、A24製作のブラックコメディ映画『デス・オブ・ア・ユニコーン(原題)』の予告編が米国で公開された。
ラッド&オルテガ演じる父娘は、とある週末、億万長者のレオポルド家を訪れるべく車を走らせていた。ところがその道中、不慮の事故によってユニコーンを轢き殺してしまう。想定外の遅刻に慌てつつ、何事もなかったようにふるまう2人だったが、すぐに異変が発生して事故の事実があらわに。やがて一同は、ユニコーンの血とツノがガンの治療に効くことを知り……。
公開された予告編は、父(ラッド)と娘(オルガ)のやり取りから始まる。倒れているユニコーンを見ていた娘は、死体の目に映るイメージから、「なにかを見せられた。ここにいてはいけない気がする」と一言。時間は巻き戻り、事故の直前、父が「レオポルド夫妻はこの自然保護区を寄贈してくれた。薬だけでなく、いろんなことに関心があるんだ」と口にすると、娘は「わかった、私は座って笑ってるから」と応じる。
もっとも、事故のあと事態は急転した。父娘とレオポルド家の面々、集まった人々がユニコーンの遺体を見下ろしているようなショットでは、父が「このあたりには貴重な種がたくさんいるから…」とつぶやき、おのおのが真相に触れようとしないうち、娘が「クソ(f*cking)ユニコーンだから!」と口にする。
研究の結果、ユニコーンの遺体がガン治療に効くことを知った億万長者は、“不死”の可能性に色めき立つが、娘は異変を察知していた。やがて、ユニコーンの影が一同に次々と襲いかかる……。
共演は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』(2023)のウィル・ポールター、『ジュラシック・パークIII』(2001)のティア・レオーニ、『ある女流作家の罪と罰』(2018)のリチャード・E・グラントら。ラッド&オルテガを含め、コメディ演技を得意とする演技巧者が集まった。
監督・脚本は、本作が初の長編映画となるアレックス・シャーフマン。過去には『ブロー・ザ・マン・ダウン〜女たちの協定〜』(2019)や『セラとチーム・スペード』(2019)などでプロデューサーを務めてきた。音楽はホラー映画の巨匠監督ジョン・カーペンターらが担当し、製作総指揮には『ボーはおそれている』(2023)『ミッドサマー』(2019)のアリ・アスターらが名を連ねた。
A24
映画『デス・オブ・ア・ユニコーン(原題:Death of a Unicorn)』は2025年春に米国公開予定。
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