Yahoo! JAPAN

【もち・かまぼこ・ゆず】大手冷凍食品メーカーに学ぶ、冷凍テクニック!

TBSラジオ

【公式】ジェーン・スー 生活は踊る

新年の雰囲気も徐々になくなってきたこの時期。気づけば、家には余った食品や食材でいっぱではないでしょうか。

まずは、お正月に購入して残っているのではないでしょうか「おもち」です!

お雑煮やお汁粉など、正月に大量に買ったはいいけど、まだ使い切れていないという方いませんか。カビが生える前に冷凍しちゃいましょう!

個包装されていない、または手作りの「おもち」は、1切れずつラップに包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫に入れてください。まだ新春の「もちつき」をするところもあると思いますが、つきたての「おもち」については、粗熱をとって食べやすい大きさに切ってから、ラップに包んで冷凍用保存袋に入れてください。これで大体1か月ほど持ちます。

一方、個包装された市販の「おもち」は、賞味期限が長いため基本的には冷凍不要ですが、期限内に食べ切れないなら冷凍保存すると、さらに1ヶ月長持ちします。

そして解凍するときは電子レンジが手軽です。耐熱皿にオーブンシートを敷き、冷凍の「おもち」を置いて、ラップをせずに1個につき500wの電子レンジで45秒~50秒加熱してください。レンジで解凍すると芯までもっちりとやわらかくなりますので、粒あんや、きなこなどと合わせると相性抜群です。

続いて縁起の良いおせちの料理といわれる「かまぼこ」です。

かまぼこは、冷凍と解凍の過程で水分が出やすく、食べたときにスカスカして味が落ちたと感じやすい食材だそうです。ですので保存と調理をする上で水分が逃げないよう工夫することが重要です。

気をつけるべきポイントは3つ。
①ラップで包んで冷凍すること
②急速冷凍すること
③凍ったまま水分と一緒に加熱調理すること

まず、かまぼこと板の間に包丁を入れ、そのまま水平に包丁をすべらせ、板から外します。そのあとで1cm幅に切ってください。厚さや切り方は好みでOKです。切ったら1回に使う分を小分けにしてラップで包みます。複数枚ずつ冷凍する場合は、かまぼこを寝かせて平らに包むと、凍るまでの時間を短くすることができます。

冷凍用保存袋に入れたら、空気を抜くようにして袋の口を閉じて、できれば金属製のバットの上に置き、冷凍庫で急速冷凍してください。

そして、解凍するときにもポイントがあります。自然解凍すると水分が出て、味や食感が損なわれがち。そのまま食べるより、凍ったまま煮物やうどんに入れて煮たり、凍ったまま水分の多いキャベツやもやしなどの野菜と炒めたりして、水分を補う調理法で加熱してみてください。1か月ほど保存ができます。

続いて買っても使いきれない果物「ゆず」です。

皮の細切りや、自家製ポン酢など、少量ずつ使うことの多いゆずは、余りそうならば、あらかじめ皮と果汁に分けて冷凍しておくと使い勝手抜群です。

まずは、ゆずの皮をおよそ2cm幅になるようにむきます。皮が重ならないようにラップに並べてぴったり包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ。続いて、皮をむいたゆずを搾り、果汁をとります。金属製のバットにアルミカップを並べ、搾った果汁を流し入れ、冷凍庫に移して凍らせる。製氷皿でもOKです。果汁が凍ったら、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存してください。

沢山あるし、バラバラで保存するのは面倒だな。そう思った方には、丸ごとでもいけます。1つずつラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ。これでおよそ3ヶ月保存が可能です。

そして、凍ったままおろし金で皮をおろして、ポテトフライや唐揚げにふりかけるとおいしいそうです。また15分ほど常温に置けば皮をそぎ切りにできますし、さらに45分置けば、果汁を搾ることもできます。

まだまだ、様々な冷凍テクニックがありますので、またいずれご紹介できればと思います。

【関連記事】

おすすめの記事