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ソプラノ歌手 天羽明惠「詩、言葉が生命を持った歌となるさまを体験いただければ」 ドイツ歌曲シリーズ公演Vol.2『憧れ』を開催

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萩原潤、天羽明惠、中川香奈子

2024年3月29日(金)東京オペラシティ リサイタルホールにて、ソプラノ歌手・天羽明惠が満を持して取り組むシリーズの第2回公演『天羽明惠 ドイツ歌曲シリーズ 詩(うた)が歌となるときVol.2「憧れ」』が開催される。

ドイツで修練を積み、今まさに円熟期にある天羽のナビゲートで、ドイツ・リート(歌曲)の音楽と言葉の美しさ、その奥に広がる深い世界を探求するひととき。今回は天羽がベルリンで共に学んだ萩原潤(バリトン)、中川香奈子(ピアノ)をゲストに迎えて公演を行う。

公演にあたり天羽よりコメントが到着した。

天羽 明惠コメント

私がベルリンで一緒に勉強してきた仲間たちと共に、今回はシューベルトとヴォルフをメインに、そしてアウシュヴィッツ強制収容所で亡くなった二人の作曲家(クライン、ウルマン)を取り上げたコンサートを行ないます。昨年9月からスタートした「ドイツ歌曲シリーズ 詩(うた)が歌となるとき」ですが、第2回公演となる今回のテーマは「憧れ」。「憧れ」と言えばシューベルトです。
なぜなら、シューベルトは「死」というものが隣り合わせにあった人生を送っていた人なので、「死」に対する憧れもあったかもしれないですし、逆に「死」ではないもの、つまり自分とは対極にある遠く離れたものへの憧れもあったと思います。詩、言葉が生命を持った歌となるさまを是非皆さまに体験頂ければと思います。

【プロフィール】天羽 明惠(ソプラノ)
リリックな歌声で聴衆を魅了し、内外で高い評価を得ているソプラノ歌手。1995年ソニア・ノルウェー女王記念国際音楽コンクール優勝。ジュネーヴ大劇場、ザクセン州立歌劇場、ベルリン・コーミッシェ・オーパーなどヨーロッパ各地の歌劇場や音楽祭に出演。国内でも新国立劇場、サントリーホール・ホールオペラなどに登場し、主要なオーケストラの定期公演にもソリストとして出演している。
サントリーホール・オペラアカデミーのコーチング・ファカルティとして、若手の指導にも力を入れている。日本ロッシーニ協会運営委員。
https://www.kajimotomusic.com/artists-projects/akie-amou/

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