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大阪湾ライトゲームで25cm級頭に梅雨メバル2桁釣果【泉大津】10カウントレンジで連発

TSURINEWS

泉大津でメバルヒット(提供:TSURINEWSライター井上海生)

今年は全国的に梅雨入りが遅い。通常「梅雨メバル」と呼ばれるメバルも、そのためにサスペンド保留されている状態だ。実質梅雨メバルといわれるような時期のメバルを、先日の釣行でものにすることができた。少しコツをつかんだので、紹介したい。

当日の状況

釣行日は6月19日で、泉大津の釣り場に足を伸ばした。この前の釣行で、南港で、チヌの猛攻に遭った。比較的チヌが少ない場所を選んで、この日はアジングをメインにしようとしていたのだ。

ひどい浮きゴミ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

よってタックルはアジングタックル。持ってきたワームもヘッドも、アジング用だ。しかし序盤の1時間で、アジからの返答なし。そもそも浮きゴミだらけで、アジがまともに打てる状況ではなかった。とはいえ、おそらく群れがいなかったと思う。

チヌが順調

途中からPEラインのスプールにチェンジして、キワ打ちを始めた。最初は2.5inchのワームで、表層打ち。何がきてもいいと思いつつ、淡くメバルへの期待を込めて探っていると最初に顔出ししたのは本チヌだった。35cmほど。

本チヌがファーストフィッシュ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

今年は本当にチヌが多い。この日は水潮で魚の活性が低かったが、通しでチヌのアタリは止まらなかった。大阪南港がフィーバー状態なので少し南へくだって泉大津へと釣り場を移したのだが、そんなにかわらなかった。

ポイントについたメバルを狙う

この釣り場には、昨年10月から決着のついていないメバルがいる。おそらくでかい。しかし本チャンのシーズンになってから無反応になっていたので、飽き足りない思いがしていた。ピンポイントについた魚で、そこを打つしかない。釣り場を大きく移動する。

ワームは、ブラックバス用の2inch。ジグヘッドだけチヌ用から、メバル用にかえた。ハリが少しでも細い方が、フッキングがよくなる。ショートバイトも考えて、小さいアタリはあえて弾く。ノセきるまで待とう、という心構えで一投した。

レンジは10カウントほど。巻き出し、8回転ほど、そろそろどうか、というところでトトンッとアタった。ノセきるまで待って、軽くアワセた。

OK、絶対にメバルだ。慎重にいって、抜き上げ。

よし、梅雨前メバル(提供:TSURINEWSライター井上海生)

サイズは25cm。いかにも産卵アフターの痩せた魚体だ。引きもわりと小さめだったが、確実に狙いすまして釣れたのが嬉しかった。そのあと、同ポイント、まったく同じ通し方で2尾追加。

メバル再び(提供:TSURINEWSライター井上海生)

サイズがどんどん下がってしまったが、大きいサイズほどスレやすいので、順序良く釣れたといってもいいだろう。

それにしてもまったく同じポイント、ワーム、カラーも通し方も同じ。巻き速度だけ変化をつけたが、メバルがスレずに食ってきたのは意外だった。2尾まではなんとかなると思ったが、ここだけで3尾。我ながら、多少、腕が上がったのだろうか? 

アジ不在、浮きゴミで調査困難

この日の潮の上げ切りは、20時。22時前までは浮きゴミで釣りにならなかった。しかし水潮も浮きゴミも、下げ潮で一掃された。釣り場についた瞬間は目を覆いたくなるほどのバッドコンディションだったが、潮が動くのを待ってよかった。諦めない心、そんな根性論もいざ一発のところで大事だ。

このあと1時間釣り続けて、スリットや、堤防の継ぎ目で、10カウントのレンジでメバルが出続けて、終わってみれば10尾を超えた。すべてバスワームに食ってきて、色は途中からかえたが、面白いほどのワンパターンを作った。完全な表層打ちにするとチヌになるのだから、もともと若干沈み気味のチヌと浮き気味のメバルのレンジが、ほとんど入れ替わっていると言える。

小キビレは表層(提供:TSURINEWSライター井上海生)

水温20℃。まだメバルが釣れた!完全終了という感覚を最近では持っていたのだが、もう少し先行きがあるだろうか?本格的な梅雨に入っても、ひとまず諦めずに釣ってみたい。

<井上海生/TSURINEWSライター>

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