じゅんさい池(新潟市東区)が環境省の「自然共生サイト」に認定 同市では初
2021年に作成された「じゅんさい池ガイドブック」の表紙
新潟市東区のじゅんさい池が生物多様性の面で評価され、環境省の「自然共生サイト」に認定されることが決定した。同認定を受けるのは、新潟市内で初めて。
「自然共生サイト」は、生物多様性条約第15回締約国会議で採択された世界目標「30by30目標(2030年までに陸と海の30%以上の保全を目指す目標)」の達成に向けて、環境省が認定するもの。
なお、県内ではこれまでに朝日城の森(新潟県長岡市)と雪国植物園(西陵の森 同)が認定されている。
今回じゅんさい池は、「ガイドブックの発行や観察会、散策など、一般利用のための活動が盛んで、生物多様性の恵みを市民に提供する貴重な場である」こと、「都市域に残る貴重な緑地・湿地として高い価値があり、多様な動植物種の生息の場となっている」こと、そして「ジュンサイなど希少な植物が生育している」ことが評価され、認定に至ったという。
認定証の授与式は、3月に実施する予定だという。