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OSK日本歌劇団・トップスター桐生麻耶がラストステージで1人3役に挑戦『レビュー 春のおどり』製作発表

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OSK日本歌劇団『レビュー 春のおどり』

4月18日(土)より大阪松竹座で幕を開けるOSK日本歌劇団『レビュー 春のおどり』。本公演では唯一無二の男役として人気を博す桐生麻耶が、トップスターとして最後の『春のおどり』となる。

レビューは和と洋の二本立てで、第一部は尾上流四代目家元の尾上菊之丞が構成・演出・振付を手がける『ツクヨミ~the moon』を上演。月をテーマに、飛鳥時代、戦国時代、江戸時代と3つの時代を巡る。各時代、蘇我入鹿、伊達政宗、堀部安兵衛に扮する桐生。戦国時代では、次期トップスターの楊琳が阿国に扮し、桐生と華やかな踊り比べも披露する。

尾上菊之丞

3年ぶりにOSKの公演を手がける尾上は、「前回、桐生さんは武蔵坊弁慶の役を演じられましたが、男役トップスターで弁慶を演じられる人はそういません。まさしく唯一無二であると、稽古、舞台の中で感じました。今回は3役。枠に収まりきらない桐生さんの男役としての魅力を存分に描いていきたい」と意欲を燃やした。

「月」をテーマにしたのは菊之丞から見た桐生のイメージで、「太陽に照らされつつ様々な顔を見せる月を本筋に持ってこられないかという発想からです。それぞれ時代が違うので、その中で桐生さんのイメージと、様々な顔を見せるという月を重ね合わせたテーマにした」という。

3役に挑戦する桐生も「お客様がご覧になった時に明確にその人物と分かるよう、性格的なものから役を作ってくと立ち振る舞いが変わると思う。3役とも全く違うので、しっかりと向き合っていきたい」と声に力を込める。

第二部は宝塚歌劇団出身で、多くの歌劇やミュージカル、コンサートを手がける荻田浩一作・演出のレビュー『Victoria!』を贈る。ローマ神話に登場する勝利の女神・ヴィクトリアに基づいて作られており、「トルコ行進曲」や「ウィリアムテル序曲」などの行進曲でダンスを披露。桐生率いるデュエットダンスをはじめ、ラインダンスや迫力あるボリウッド風の群舞など、まさに「ダンスのOSK」と讃えられる真骨頂を発揮する。

荻田浩一

「桐生さんの、ショーの中での男役としての力強さ、カッコ良さと、おもしろおかしいところと優しく素敵なところが出れば」とやる気に満ちる荻田。OSKとの仕事はいつも楽しいと笑顔を浮かべ「メンバー一人一人の真っ直ぐな気持ちが舞台にあふれていると思う。皆さんの舞台にかけるエネルギーをお客様にも感じていただければ」とOSKの魅力を語った。また、「今年はお花見もままならないと思います。4月18日からは100年枯れることのない桜が大阪松竹座の舞台上に咲いておりますので、ぜひとも応援よろしくお願いします」と粋にいざなった。

桐生麻耶

本公演後、2020年7月の京都・南座公演をもって特別専科へと進む桐生。「トップを退くということよりも、通常運転で良い作品をお客様にお届けできて、「OSKってやっぱりいいね、レビューって楽しいな」と思っていただけるよう、しっかりと後悔のないようにお稽古をしたいと思います。舞台ができることは当たり前ではないので、それをみんなで肝に銘じて、しっかりと努めたい」と志気を高めた。

楊琳

次期トップスターの楊琳は「早く皆様に観ていただきたいと日々ワクワクしながら、元気に頑張っております。皆様も健康に過ごしていだいて、観にきていただけたら」とハツラツとした表情を浮かべた。

虹架路万

虹架路万も「支えてくださる方々の熱い想いが、たくさん詰まったこの作品に真摯に向き合って、一時も当たり前ではないと毎日大切に感じながら、お客様にこんなに特別な時間、劇場で夢を見られるんだと思ってもらえるよう頑張っていきたい」と意気込んだ。

舞美りら

娘役の舞美りらも「今年も松竹様のもと『春のおどり』を上演させていただけることを本当に心より感謝いたしております。出演者一同、情熱をもってお稽古に励んでおりますので、ご支援のほどよろしくお願いします」と挨拶した。

2022年には創立100周年を迎えるOSK日本歌劇団。98周年の春も、更なる躍進に向けてパワフルなステージを展開する。『レビュー 春のおどり』は、4月18日(土)から26日(日)まで大阪松竹座で上演したのち、5月2日(土)から5日(火・祝)まで新橋演舞場で上演される。

OSK日本歌劇団『レビュー 春のおどり』

取材・文=Iwamoto.K 撮影=田浦ボン

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